コプトの霊獣

もう10年以上も前のことですが、清野恵里子さんのご本、
「きもの熱」の中にコプトの文様という章があり、その初めて
耳にする「コプト」という言葉が妙にインプットされてしまい
龍村平蔵作「埃及綴霊獣園文(エジプトツヅレレイジュウエンモン)」
という不思議な獣の文様の帯と共に頭の引き出しに仕舞いこまれた
のです。

それから数年経ち「私のコプトの霊獣」と出会ったのは、ネットの
マルシェでした。

コプトの霊獣、帯

「あ、これだ!」折しも何かのイベントの最中でお利口なお値段で登場して
いた「その子」を手に入れない訳にはいきません。
「これもご縁よね」
一瞬のうちに頭の引き出しから飛び出てきた「コプト」とその「コプトの帯」
は合致して思わずポチッ!

そんな風に手に入れた帯なのに長らく出番を得ず、霊獣たちは簞笥でお休み
していたのであります。

やっと日の目を見たのは、婿どののお母様の踊りの発表会。
グレーの付下げに合わせて締めました。


コプト帯、帯前
帯揚げは金茶、帯締めはブルーグレー。
帯飾りはsakurako 作「蜘蛛」さん。

開き名古屋仕立てなので、普通に紬にも合わせられますが、
インパクトのある柄なので付下げにも負けません。


お太鼓
お太鼓


志賀ママ踊りの会、○子ちゃんと
こんなふうに孫がべったり引っ付いても、英さんのきものなら汚れを
気にすることはありません。

付下げ、裾模様
付下げ、裾模様。

持ってて良かった英の付下げ、やっと締められて良かった「コプトの
霊獣」帯。



*「コプト」の語源は古エジプト語まで遡る。元はメンフィスの別称。
 「ヘト・カ・プタハ」(プタハの精霊の館)に由来する。後にギリシャ人が
  これを「アイギュスト」とギリシャ語読みし、それがエジプト全土を指す
  言葉となった。さらにエジプトを征服したアラブ軍はそれをアラブ化して
 「キプト」と発音。これが後にヨーロッパ人の間で「コプト」と呼ばれる
  ようになった。(ウィキペディアより)





客観的に自分をみる

少し前の話ですが受賞のインタビューを受けた時に「お写真も
ぜひ」と言われ、手持ちのスナップでもいいかな、と思ったの
ですが、いや待てよ一応 JIAS(日本国際美術家協会)のサイトの
「大賞受賞インタビュー」に載るのに、いかにも素人っぽい
写真もなんだかなーと思ったわたくし。
フォトグラファー、武藤奈緒美さんにお願いしました。

武藤さんはご自分もきものを着るので、ちょっとした袖の位置とか
襟元なども直してくれて安心です。

この写真を撮った頃はまだ暑いくらいだったので単衣のきもので。

     壷を手に笑う
     白鷹織りのきものにコシノジュンコ帯

武藤さんは自然光を大切にしてらっしゃるので、光が柔らかい感じで
そのせいか表情も柔らかく見えます。
やっぱりプロは違うな〜。

      _立ち姿
      同じく白鷹織りのきものに田中御大の帯

自分を(外見も内面も)客観的にみるというのは難しいです。
鏡に映る時は、正面から見ますしだいたい「いい顔」して見る(笑)
なかなか自分の横顔や「本当の顔」は見れないですね。
今回は横顔や斜め後ろから、とかいろいろ撮って頂いたので、参考に
なりました。例えば、自分では笑っているつもりでも意外と口角が
上がっていなかったり。年齢と共に顔の筋力も衰えていくという
恐ろしい現実。
でも、下がってくるものはしょうがない。取りあえず、笑っていれば
何とかなる、という結論にいたりました。

      横向き
      横向きの方がマリオネットラインとか強調されて
      歳がでますね。


難しいのは自分の内面を冷静にみるという事です。
ある方に教わった方法は大きな金魚鉢の中に日々、右往左往している
自分や家族、友人とかが見えます。もう1人の私が金魚鉢の外から
それをじっと見る姿を想像します。
いわゆる俯瞰するという事でしょうか。
このイメージを頭にえがくと不思議と冷静に自分のことが見られるように
なります。
ああ、あんなことで取り乱してるな〜、こんなことで腹が立つんだ、と。

こうして客観的に見る練習をしてゆけば、いつかもっと冷静に、老いてゆく
外見も落ちてゆく体力も、すべてを穏やかに受け止められる様になるのでは
ないかと期待しているのですが・・・。
まだまだ、ジタバタする私がいます。


私が一番好きな写真はこれです。

後ろ姿

後ろ姿というのは、いろいろな事を物語りますねぇ。




武藤さんのリニューアルしたサイトは私の古いP.Cでは
開けませんでした。サイト名は「むーちょで候」です。
検索してみてください。
ということで、ここにはブログ「むーちょ写真日記」を
載せます。

武藤奈緒美さん・ブログ





お友達のリクエストに答えて

お友達のブログに彼女の若かりし頃のお茶のお稽古をする姿があり、
ああ、そう言えば私もこんな写真あったなぁ、と。

二十歳の頃だと思います。
これはお稽古ではなく、本式のお茶会。

お茶会1

宗匠がすぐ側でじーっと手元を見るので、緊張感半端無く、固まっている
私の顔(笑)

お茶会2

しかもお客様のこの顔ぶれを見てください。
皆様、この道何十年のベテランの方ばかり。
さぞや怖かったろうな〜、私。

でもこの時のこと、全然記憶にないんですけどね。

ところで、昔のアルバム見ていたら、こんなものもありました。

小学校卒業式

私の小学校の卒業式の父兄の集合写真です。
なんと、ほとんどの母親は着物に黒紋付の羽織り姿。
今から50年前はこんなだったんですねぇ。


会津木綿の帯

以前、6月のブログに書きました、コシノジュンコさんが
復興支援でデザインした会津木綿の布、早速購入して名古屋帯の
お仕立てをお願いしたのが、出来上がってまいりました。

お願いしたのは、これまた復興支援で熊本の田崎染工さんです。
あちらは地震に大雨と自然災害が続いていて、本当に大変だと思います。
お見舞いを申し上げたら、女将さんは明るいお元気な声で「大丈夫ですよ〜」と
こちらが元気を頂いてしまいました。
そして仕立てもリーズナブルなのに丁寧で安心。
着物のお手入れ、帯のお仕立てなどお考えになっていらっしゃる方がいらしたら、ぜひ
お奨めです。細かい打ち合わせは、電話でできます。
田崎染工

さて、こちらがその帯。

相馬の帯、お太鼓

スタイリッシュですね〜。単衣の蚊絣の白鷹織りに合わせてみました。
キリッと男前。(笑)


相馬帯、帯前

初秋になったら芥子色の帯締めを合わせてみましょうか。
秋が待ちどうしいです。





初夏のきもの

前回のつづきです。

お陰さまで梅雨の晴れ間(というかかなり晴れましたが)に恵まれて
喜ぶべき・・・かどうか・・・という微妙な感じですが(水不足は困りますので)
皆様、日傘をさして、さっそうとお出ましくださいました。
さてここからは、きもの好きの方お待たせいたしました。
今回の会にみえたお客様のスナップを

ゆきこさん、リコさん、れいこさん
すみません、うちの座敷童(孫)が2人ちゃっかり混ざっております。
Y子さん、R子さん、RUさんと

sakurakoさんと
「和小物 sakurako」の櫻子さんと


23日、リコさん、レイコさんと

知子さんと櫻子さん
イラストレーターの岡田知子さんは琉装(琉球風きもの)で
櫻子さんは粋な縞柄に渦巻き帯。

知子さん、背守り
岡田さんの背中には蝶々の背守りが。
これ、実は貝ボタンを付けたもの。アイデアですね〜

勾玉シスターズ2
左からKさん、Oさん、私、Nさん、絵美さん
皆様、白っぽいきものが爽やか。

勾玉シスターズ、ミケさん、私
こちらは洋間で岩倉ミケさんを囲んで。

武藤さん入り
左から絵美さん、私、フォトグラファーの武藤奈緒美さん。

幸子さんと絵美さん
絵美さんとマダムS子さん。

そして
この日傘を見てください。
武藤さんの日傘

かわいいでしょ〜?

櫻子さん日傘

こんな傘さしている方が前を歩いていたら、絶対声かけてしまいますね(笑)
持ち主はもちろん、別の方ですが傘はどちらも「旅する日傘」さんのものだそうです。




さて2日間の私のきものは
sakurakoさん、私、前帯
左:泉駒生布のきものに越後上布帯。
  帯留めは金さん銀さん(ガラス)の2個付け。
右は櫻子さん。自作の帯飾りと帯留めが素敵。

泉駒生布に越後上布帯
お太鼓


2日目は
24日のきもの、夏塩沢
夏塩沢のきものに帆掛け船柄の絽の帯。
じざいやさんのビビッドな青の帯揚げに水色の帯締め。
帯留めはピラミッド型(awai)
帯飾りはsakurakoさんのクリスタル。


夏塩沢に帆掛け船帯
お太鼓