ベルサイユでマカロン

今日はマイバス社という日本の半日観光ツアーでベルサイユ宮殿へ。
ベルサイユ宮殿はパリから少し離れているので、往復観光バスに乗って
ゆくのが一番楽ちん。ガイドさん(私達は大学の先生みたいなので「教授」
と呼んでいた)の話もおもしろかった。

ベルサイユ宮殿で見たかったのは、王妃の寝室と鏡の間と戴冠式の大きな絵。
この絵は同じものが、ルーブル美術館にもある。(こんな大きな絵を画家は
2枚も描いた!)
王妃とはもちろんマリー・アントワネットのこと。
14歳でルイ16世に嫁ぎ、37歳で処刑されるまで23年。
そのうち19年間、この宮殿に住んだ。
当時のしきたりで、実家から持ってきたものは全部捨てなければならなかった
そうで、かわいがっていた犬もオーストリアに送り返されてしまった彼女は
さぞ寂しい思いをしたことだろう。
しかし、ルイ16世は愛人を持つのが当たり前とされていたこの時代に
初めて「私は王妃だけで良い」と言った人。(というか、あまり女性に興味
なかったという説も) 2人は4人の子供を儲けた。

鏡の間はよく映画にも出てくるので、だいたいの感じは分かっていたが、実際
その場に立ってみると、あー、ここを歴代の王や王妃、貴族達が歩いたのか
・・・と、感動した。
それは、あまりに絢爛豪華。夢の世界。こんな所で暮らしていたら、庶民の暮らし
など伺い知る由もない。
「国民が飢えて食べるものがありません」という報告に
「では、お菓子を食べたら?」というアントワネットのセリフはあまりにも有名
だが、私にはそこに悪意は感じられない。
彼女は何も知らなかったのだ。無知である事が罪なら、それはどれ程の重さなのだろうか。
中国の最後の皇帝、愛新覚羅 溥儀(アイシンカクラ フギ)でさえ政治犯収容所に
入れられ最後は普通の人として解放された。
自国の王と王妃を処刑したフランス人は凄い。
処刑という方法以外に、道はなかったのだろうか・・・
皮肉なもので今やベルサイユ宮殿は何万という観光客が訪れ、フランスの観光の
目玉となっている。
そして、悲劇の王妃としてマリー・アントワネットは今も語り継がれる。

ところで、マカロンで有名なラデュレのお店が、宮殿の中にお店を出した。
ソフィア・コッポラ監督の映画「マリー・アントワネット」の中で王妃がマカロンを
食べるシーンがあるが、あれは嘘。あの時代にはまだ、マカロンはなかったそうだ。
でもラデュレのマカロンはその色の美しさや味から言ってもベルサイユ宮殿にピッタリ。
もし、王妃が生きている時代にマカロンがあったら彼女の大好きなお菓子の一つに
なっていたに違いない。
私達も帰りのバスの中で、お土産に買ったマカロンをおいしく食べた。
東京では銀座の三越の2階にお店がある。
                              7月6日記

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鏡の間の窓側

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鏡の間の天井

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ベルサイユ宮殿の中は
他の美術館などとは
違って、フラッシュを
焚かなければ写真OK

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