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香と花と鼻煙壺

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この美しい小瓶たちは何?
それが知りたくて・・・
愛でるギャラリー祝の「香と花と鼻煙壺」展に行ってまいりました。

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祝子さんとツーショット

今回はいつもの愛でるギャラリー祝さんとは違った雰囲気です。
祝子さんがアレンジした花々と、以前にもご紹介したお香の今昔美未実
(こんじゃくみみみ)さんと鼻煙壺のコラボ展示です。

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私の作品「ともだち?」もいい感じで飾ってくださいました。

さて、問題の「鼻煙壺」です。

鼻煙壺 BIENKO 別名、スナッフボトル。
フランスのジャン・ニコ(ニコチンは彼の名前をもじってつけられた)が、フランスの王妃、
カトリーヌ・ド・メデシスに薬草として献上し、頭痛薬、気付け薬として使われ、これ以降
フランスの宮廷では嗅ぎタバコが流行しました。
その後、一般庶民にまで広がったのが17世紀。
ナポレオンやマリー・アントワネットなどは嗅ぎタバコの愛用者で上品なタバコの楽しみ方と
して上流社会に愛されました。
そして、新しい嗜好品として、中国の明の時代(1368〜1644)にイタリアから中国に伝わりました。
その目新しさと「百病を鎮める」薬効があると言われた嗅ぎタバコは、上流社会を中心に
中国でも大流行しました。
その後の清(1636〜1912)時代の極盛期を経て、携帯用の容器から芸術性を競うものへと
変化しました。
その素材も様々に分化し金銀錫の金属、玉や瑪瑙などの貴石、白磁など陶器やガラス、エナメル
象牙、等々ありとあらゆる素材がこの小さな壺に使用されました。
その中でも特に出来栄えの優れた作品は清の歴代皇帝の指示のもと、宮廷工房において制作
されたものが多く、これらは現在、清朝の代表的な美術工芸品として世界的に高く評価されて
います。(以上、説明書きより抜粋)

と、ちょっと説明が長くなりましたが、そういうものだったんですね〜この小瓶ちゃんたち。
初めて知りました。でも、もしかしたら昔の映画なんかで、気を失った貴婦人に小瓶を嗅がせて
気付かせる・・・なんてシーン、見たことあったかも。

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小さくて可愛い上に、1つ1つぜ〜んぶ違うんです。

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このコーナーは水辺のイメージということで、瓶の柄もカエルとか金魚とか

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色も形も素材も全て違うのでずーっと見ていても飽きないのです。

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これらは、あるコレクターさんが中国に行く度に、集められたそうですが、集めたくなる
気持ち、分かるな〜。

今昔さんの粉のお香というのもあって、その粉と壺のセットもありましたよ。
美しい花と良い香とエキゾチックな鼻煙壺に癒されて、なかなか立ち去りがたい展示で
ありました。

「香と花と鼻煙壺」展
2019年6月11日〜16日まで 11:00〜19:00まで(最終日は17:00まで)
MEDERU GALLERY SHU 愛でるギャラリー祝
千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ2F
tel 03-6550-8111
medelgalleryshu.com

コメント

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No title

まあ素敵。こんな世界もありなんですね。小さければ小さいほどそっと手にとって愛でたくなります。「眺めているだけでも幸せ」な気分です。そして朋百香さんのファッションも素敵♡
お元気そうですね!

No title

鼻煙壺、父母の中国土産で1つ持ってます。
そういえばどこに入れたかしら?
引っ越しの時も一緒に持って来たはずだけど(笑)
根付でも鼻煙壺の形の持ってるので
朋百香さんの記事がうれしくなりました。

sognoさま

ねー、まだまだ知らない世界ってあるんですね〜。幾つになっても驚きと好奇心が持てるって幸せなことだと思いました。

「ファッションも素敵」ありがとうございます。いつも愛でるギャラリーさんへ行く時、時間がなくて普段着のままGパンで行ってしまうのですが、今回は祝子さんのお花に似合うよう、綺麗な色を着ました。褒めてもらって嬉しい!

香子さま

鼻煙壺の形の根付け! 素敵!
そうですか、中国に行くとやっぱりお土産はこれなんですね。かさばらないしね。
お話を聞くともう数が少なくなってきて、貴重品らしいですよ。
中国・・・んー、行かないなぁ。残念。

No title

こんにちは! 小説などで出てくる気付け薬ってこのことだったのかなあ。小さいけれど、優雅な世界がありますね。
箱庭のようなしつらい、季節の紫陽花も合っていて。
最後の写真、透かし彫りのような小瓶たち、とても素敵ですね。

絵美さま

ねー、女の人ってこういう小さいけど凝ったものに弱くありません?(笑)
そうそう昔の時代小説とか映画に出てきますよね、気付け薬。
天井から枝垂れているスモークツリーが幻想的でした。

No title

下記の箱といい この壺といい 美しいものへのアンテナが繊細でいらっしゃいますね。
こちらで拝見できて うれしいです。

そうそう この鼻煙壺、使われているの映画で
みたことあると思います。
どんな香りなのでしょう。
一度は 体験してみたいものです。

No title

清朝の鼻煙壺、確か大英博物館にも1コーナーズラリと並んでいました。当時は香水瓶だとばかり思っていたのですが、嗅ぎタバコ、薬草とは、一体どんな香りだったのでしょう?

思うに、被せガラスの技法ですよね。
ウエッジウッドのジャスパーは、これにインスパイアされたのではないでしょうか?
知人のガラス作家も、「カメオガラス」と称して、被せガラスの小物を製作しています。

集め出したら、キリがないでしょうね(*^_^*)

風子さま

箱の展示も鼻煙壺も、私が4月に個展をした「愛でるギャラリー祝」での開催でした。
オーナーの祝子さん、美しいものに敏感です。
私は行ってみたいと思うものだけ選んで、伺っています。
鼻煙壺、やっぱり映画でご覧になった?
昔の映画に出てきますよね。

セージグリーンさま

そうそう、一見香水瓶みたいなんですが、実は鼻煙壺が先で、香水瓶はこれを元に後から作られたらしいですよ。
こんな小さな瓶(壺?)ですが、そこには洋の東西を問わず、物語と歴史があるんですね〜。
ロマンを感じます。