和田敦・私の沼展

横浜美術館
横浜美術館に行ってまいりました。

お目当ては
和田敦、私の沼1
和田敦(わだあつし)さんの展示と上映会です。
知る人ぞ知る、和田さんは短編アニメーション作家。
イギリスやドイツ、スイスなど海外で多く受賞されてます。

私の沼3

私が和田作品に惹かれる一番の理由は、その「不条理」さでしょうか。
登場する人物、動物はどちらかと言えば癒し系なのに、彼らの説明のつかない
行動といったら・・・。

私の沼2

人間はとかく何にでも「意味」や「理由」を求めようとします。
そして理解出来ない、意味のないものは拒絶しようとする習性があるように
思えます。

でも・・・それって凄く狭いなぁ。
意味のないこと、説明のつかないことって私達の周りに意外に多い。
そもそも意味とか理由って人間がつけてるんじゃないの?
自然界にはそんなものは、ないのかもしれない。
作品を見ていると、そんな風に思えてきます。

私の沼4


和田作品は何も考えず、ボーッとその理不尽な設定や登場者の繰り返される
意味不明な動きを受け入れ、文字通り「理屈抜き」で楽しむのがベストです。
それがふつーに出来たら、脳がもの凄く柔らかくなるかも(笑)

今回は和田さんの解説付きで今までの中から9作品が上映されるという貴重な
イベントでした。何を切っ掛けにしてこの作品が生まれたかとか、儀式が
好きなので同じ繰り返しが多い、とかご本人でなければ語れないことを
いろいろ伺えたのが興味深かったです。



*複数画面で構成するインスタレーション作品「私の沼」の展示は2月28日
 までですが、短編映画の上映会は終了しました。


コメント

非公開コメント

No title

ん?なにかどこかで見た事あるような・・・?
そうですか、こういう展覧会やってたんですか。残念!今回はご縁がなかった・・・。
貼ってあった動画を拝見するうちに、ゆうべEテレで途中から見たこの番組を思い出しました。

http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2017-03-03/31/24684/2259554/

いろんな世界がありますですねえ〜。
それを見るコトが出来る今の世の中はやっぱり面白いです。

tomokoさま

最近はネットやらFBやらいろいろあって、昔に比べると人の目に触れる機会も多いですから、彼らのような人達には良い時代ですね。
それでもこれでは食べていけないので、アルバイトとかしている。とおっしゃっていました。
いつの時代も芸術と経済は両立しないのです。
だけど描くことを止められない。身につまされるお話もありました。

No title

あ〜、この方知ってる!
TVCMでやってますよね。
へえ、こういう方だったんだ。

そうそう、遅ればせながら「きものサロン」拝見しました。
ステキに出てらっしゃいましたね〜 i-178
みんなに自慢しちゃいます i-179

香子さま

そうでしたか、さすが物知りの香子さん。
短編アニメーションなんて、見る機会ないですものねぇ。CM? へえ、何のCMでしょ?

「きものサロン」でくの坊みたいに突っ立てましたね(笑)女優さんやモデルさんは、やっぱり手の持っていき方が違うなぁ・・・。
いい勉強になりました。

No title

TV でしょうか。この方の絵 拝見したことがあります。
添付の画像もですが いつもは気がつかないこころの場所が ぞわぞわするような気がします。
それと わたしの「沼」というタイトルに いたく ひかれます。

風子さま

ね、私も「私の沼」というタイトルに惹かれて見に行ったようなものです。
そして、5つの壁というか画面に写し出されたストーリーが一見、ぜんぜん関係ないように見えて実は繋がっていたりして、しかも「え?」という展開。こういう見せ方もあるのかぁ、と感心しました。アートと言っても、いろいろあるもんですね。良い刺激になりました。