金継ぎの完成

先日書きました金継ぎの器が完成しました。

金継ぎと一言に言っても、今はいろいろなやり方があって、家庭で日々使う
器はあんまり時間もかけていられないので、エポキシパテを使うやり方で
やってみました。
こちらだと漆を乾かす時間が短縮出来て、普段使いの器の繕いには向いているかも。

実は漆も、新うるしというのを使いました。
これは正確に言うと、本物の漆ではなくカシューから出来ているそうで
かぶれません。
そーなんです、本物の漆(特に生漆)はかぶれが心配です。
昔、漆と知らずに木に触ったことがあり大変なことになった記憶が蘇り、怖くて
本漆に手が出ませんでした。
体質やその時の体調もあるそうで、必ずしも酷いかぶれをおこすとは限らないの
ですが・・・。

漆のブローチの作家である山梨の姉にも聞いてみました。
彼女はもう何年も漆を扱っているのに、未だにかぶれるそうです。
と言う訳で、最初の意気込みからかなり安直になってしまった私の金継ぎですが
欠けた器を繕うのが目的で金継ぎ師になる訳ではないので、まぁいっか〜てな
感じでゆる〜く完成したのがこちらの2点。

備前焼風の器に金継ぎ
こちらは金継ぎ教室で新うるしをこねて欠けを埋めたもの。
片口の備前焼風の肌にちょこんとした金がアクセントになっています。

金継ぎ器に野菜をのせて
胡瓜とカブの酢の物をのせて。


この器には錫
こちらは、エポキシパテで欠けを埋めたもの。
地肌の感じから金ではなく錫をのせました。
やはり器に似合いの色というのがあるんですねぇ。
何でもかんでも金をのせればいいってもんじゃないってことを学びました。

私が作った器に錫継ぎ
錫の色がシックでこの器には合っていると思います。

で、結論としては昔ながらの金継ぎも素敵だけど文明の力も応用して
(パテとか瞬間接着剤なんかも利用しながら)今風の繕いを行う、というのが
私的にはベストかな。
要は器を大切に長く使うというのが今回の主旨なので。

こうして手間をかけてものを繕うとか直すということをやると
確かにその物に対して愛着が湧くものですねぇ。
それは器に限らず、なんにしても言えることだと思いますが。
まだまだ未熟で、上手く出来なかったところもありますが、器が欠けたり
割れたりする度に直していったら、少しづつ上達するかな〜。




コメント

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No title

すばらしいです! うちにも金接ぎださなきゃという器が2つあるのですが(万作さんのとか)・・・自分でやってみようかな・・・と一瞬思ってはみるものの。
錫もこうしてみると金っぽくも見えますし、味わいがあっていいですね。

絵美さま

書きましたように、毎日使うような器は本格的な金継ぎではなく、こうしてエポキシパテなんかを使って気軽に繕われたらいいのではないでしょうか。凄いんですよこのパテ、最初は粘土みたいに柔らかいんですが、時間が経つと陶器みたいに固くなります。こんな本もありますので、ご参考まで。「金継ぎ一年生・監修:山中俊彦、文化出版局」