お不動さん

初めて深川のお不動さんへМ子姉に連れていってもらったのは、
今年の1月だっただろうか。あの大太鼓のドーン、ドーンというお腹の
底に響く音、読経そしてお護摩を焚く炎の柱。
不謹慎な言い方かもしれないが、あれは癖になる。
やっぱり人間、生きていれば、いろいろなものが溜ってくる。
人から貰ったもの、自分の中から出てくるもの「あー、すべて落としたい!」
と思ったら お不動さんにお参りするのも一つの方法かもしれない。
たいていのものは落ちるであろうと思えるあの「振動」がたまらない。

お不動さん、正式には不動明王。
仏典では最初、大日如来の使者として登場するが、やがて大日如来が教化し難い
衆生を救うために忿怒(ふんぬ)の姿を仮に現したもの。
なるほどそのお姿は恐ろしい。右手に剣を持ち、左手に縄を持つ。
剣は魔を退散させると同時に人々の煩悩を断ち切る。また、縄は悪を縛り上げ
煩悩から抜け出せない人々を救いあげるための投げ縄。
火の鳥を背負い、金剛石の上に座して「一切の人々を救うまではここを動かじ」と
決意のお姿であらわされている。

日々の生活の中でいろいろな事がおきると、つい考え過ぎてしまう。
私が悪かったのか・・・あの場合、どうすれば良かったのか・・・
そんなつもりではなかったのに結果、人を傷つけてしまったりとか。
ごちゃごちゃ考えると、余計おかしな事になるので、何も考えずに祈る。
それもキレイサッパリ 「自分の想いをクリアにしてください」 と。
そんな時に不動明王は、打って付け。
黙ってすべてを燃やしてくださる。
そのエネルギーは強烈だ。
私は信者ではないが、お不動さんはそんな事気にしない。
誰でもウエルカムで「信者になれ」と強制もしない。

本山は成田山なのだろうが私は深川が好き。
下町情緒にあふれ、毎月28日は縁日で参詣人めあての露店が並んで
賑わう。 帰りに「やっぱり来てよかった」と肩が軽くなり、
昔ながらの甘味屋さんで食べるあんみつのおいしいこと。
「いろいろあるけど、私って結構、幸せ者だ」と思えたことが
すでに御利益なのかもしれない。
100528_191139[1]

コメント

非公開コメント