○○の手習い

金継ぎ教室に行ってまいりました。
場所は鎌倉にある赤い屋根の小さなおうちです。

鎌倉、金継ぎ教室

以前から金継ぎには興味がありました。
たまたま、ここで教室があることを知り、我が家にある欠けた器を
持って参加したのであります。

欠けた小鉢と皿

自分のお気に入りの器を長く大切に使いたい。
そもそもの発端はそこでしたが、やってみるとこれがなかなかセンスや
技術がいるもんなんですねぇ。

手作りの器
この器は何年か前に四日市の工房でろくろを回した自作です。
だから愛着があって、こんな風に欠けても捨てられませんでした。

上新粉で糊を作り、それを漆と混ぜて「糊漆」を作り欠けた所にぬって
充填します。写真はまず1度、充填したところ。なかなか欠けが深いと
1度では埋まりません。塗って乾かして、塗って乾かしての繰り返し。
欠けをすべて埋めて硬化したら、はみ出しを削ったり、やすったりします。
漆をのせて、少し落ち着かせ、金粉を撒きます。
さらによく乾かし、真綿で磨きます。
ざっとの行程はこんな感じですが、器の素材などで使う材料が変わります。
もちろん、1日で終わる作業ではありません。
ゆっくり時間をかけて繕う、そんなところも私には魅力です。


日本人独特の美意識に触れる作業とでも言いましょうか、ただ器の修復
というだけでなくそれはもう芸術です。
金継ぎの歴史は室町時代まで遡るそうです。
漆を使って器を繕い、そこに金を施す、いったい誰が最初にこんなことを
考えだしたのでしょうか? 凄い感性だなぁと、感動すら覚えます。


こんな本も買ってしまいました。

金継ぎのすすめ

金継ぎの器を愛する13人の人達がその魅力や使い方を披露しています。
金継ぎを施されて、より魅力的になった器がたくさん載っています。
こんなの欲しい〜という欲望は、ちょっと横においといて・・・

今、静かなるブームになっている(らしい)金継ぎの魅力を、私なりに
実践しながら模索してゆきたいと思っているところです。

金継ぎのすすめ、1ページ

「金継ぎのすすめ」ものを大切にする心 小澤典代・著 誠文堂新光社




コメント

非公開コメント

No title

金継ぎの線も模様の一つ…
みたいな言葉をTVで観た気がします。
(美の壷だったかしら?)
まだ金継ぎしたいほどのいい器に出会ってないです (^-^;;

香子さま

お教室にはね、子供の瀬戸物の器を直したいって持ってらした若いお母さんがいて、それこそおもちゃみたいな小ちゃい器だったけど、子供の頃からそういうの見てたら物を大切にするって気持ちが自然と育つんじゃないかなって思いました。普段使いの器こそ金継ぎしたら素敵ですよ〜。