ニキ・ド・サンファル展

友人に「とても良かった」と教えられて行ってきたのはこちら


ニキのポスター
ニキ・ド・サンファル大回顧展

彼女の作品は雑誌などで見たことはありますが、実物を観るのは
初めて。
そのカラフルな作品から「楽しいだけ」かと思っていたら、テーマは
なかなか重かったのです。

彼女はアートを通して戦争や人種差別、さらに社会における女性の
あり方を主題とした数多くの作品を残しました。
その作風は斬新で枠に囚われず、女性の自由と力を体現しています。

彼女が生きた当時はまだまだ女性が今ほど自由に発言出来なかった
時代ですから、その勇気と行動力は素晴らしい! それが、作品に
現れて人々に感動や勇気を与えるのでしょうね。


ニキのパンフの中身2


生身の「女」というものを客観的に見る視線には、ユーモアと優しさ、時には
厳しさも感じられて同性として共感を覚えるところです。
「いいところも悪いところも、すべてひっくるめて私を愛して!」という
いかにもフランス女性らしいエスプリが作品の根底にあるように
感じられました。

ニキ・ド・サンファル展
2015年9月18日〜12月14日まで 六本木、国立新美術館 毎週火曜休館
午前10時〜午後6時まで


ところで、彼女がもし今生きていて、先日のパリのテロを見たら
どうしたでしょう?
彼女はきっと「復讐するのは、やめよう」と訴えた筈です。

余談になりますが、あのテロで妻を亡くした男性がISに手紙を書いたそう
です。人から聞いた話なので正確な文章は分かりませんが、
「僕は君らを恨まないよ、僕が君らを恨んで復讐したら、君らと同じ
『無知』に陥ってしまうから」といったような内容だったと思います。

何と崇高な魂の持ち主でしょう。
私がもし、家族をテロで失ったら、そんなことが言えるかしら?と
考えてみました。
やはり、そう言えるまでには、かなりの時間がかかるだろうと思います。
でも、少なくとも復讐しよう、とは言いません。だって彼らにも妻や子が
いるかもしれない。両親や祖父母も・・・。憎しみはなんの解決にも
ならないということに早く気付いてくれたら・・・と思います。
皆んな大切な家族がいる、子供には未来がある。
私達はみんな地球の子だということを思い出してほしい。










コメント

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この展、私も大注目していて手帳に書き留めていました。
やっぱり見応えありそうですね!

諸事情により、外出が難しい今日この頃、
レポだけでも読ませて頂いてよかったです。

sognoさま
私の拙いレポでは申し訳ない。友人ナナの巨大なオブジェや人間の暴力を現した恐竜やタロットカードをデザインしたタロットガーデンなど、ニキの才能は舞台、映画、建築デザインにいたるまで多岐に渡ります。実はニキの貴重なインタビュー模様なんかも映し出されていたのですが、時間がなくてじっくり見れませんでした。それが残念だったな〜。
おっしゃる通り、見応えありますよ。

こんばんは
昔、那須にニキ美術館があったとき、時々伺っていました。
初めは、その色彩の強さに、怖い・・・と思った時があったのですが、色々な記事を読んだり映像を見たり、そしてずっと見つめていると、包容力・・・女性の芯を感じて、何度も訪れたものでした。
出来たら行きたいな。

とうこさま
そうでしたか、ニキは故Yoko増田静江さん(ニキ美術館創立者)と交流があったんですね。確かに怖いくらいの迫力です。でもジーッと見ていると、可愛くも見えてくるから不思議です。

こんにちは! この展示とても興味があるのですが、
矯正歯科(この美術館のすぐそばにあります)の診療がいつも
火曜日なので、寄ることができず・・・
もう会期残りわずかなのですね。
やはりメッセージ性の強い作品は、後世まで伝えられますよね。

絵美さま
ああ、火曜日が休館ですものね、残念。確かにメッセージは時代を越えて届くんだな〜と、感心しました。女性なら誰もが共感するんでしょうね。「女には主婦でも妻でもない時間が必要」という名台詞もありました。
なかなか日本人女性には(特に私達世代には)主張しにくいところではありますが、でもこの歳になって、本当にそうだな〜と思えます。