今のうち

三遊亭円楽の独演会があるというので、横浜にぎわい座に行って
まいりました。
笑点では歌丸さんの悪口ばかり言ってますけど、ちゃんと落語を
やれば安心して聴けるお一人です。
円楽さんだったら行ってみようか・・・という気にさせてくれます。
そしてさすがですねぇ、ほとんど満席でした。


にぎわい座、入り口


出し物は
「豆狸」 ちょっと可哀想なお話ですが、銀杏の落ち葉の景色が
まざまざと目に浮かんで、今の季節にはピッタリです。

「いったりきたり」
もうこれは笑った笑った。でも、実に哲学的なお話です。
好きですねぇ、この話。

「一文笛」
人情物というのでしょうか、こちらもいい話ですが、最後の落ちが
何とも・・・。


落語の楽しみは出演者の着物にもあります。
3つのお話、すべて衣装替えでした。
縞のきもの、光沢のある無地紬、江戸小紋とそれぞれに合う
羽織りをお召しになって。
地味目のきものの袖からチラッと覗く襦袢の色が、私好きなんですねぇ。
(変な趣味でしょうか? ・ 笑)
あ、それと羽織りを脱いだ時の羽裏も・・・好きなんです。
意外性っていうのでしょうか、普段は見えない所にその人のオシャレ度が
見えたりして。
円楽さんは、裏切りませんでしたよ。


ところで今回はいつもと違って横浜からブルーライン(市営地下鉄)に
乗ってみました。
その方が駅を降りてから、近いのです。
その電車の中でヒョウ柄のトレンチをお召しになった奥様がじーっと
私を見てるんですね。
襟元を見たり、裾に目をやったり・・・。
で、駅に着いて改札を出る時にとうとう声をかけられました。
「ご自分で着られるの?」
「はい」と私。
「素敵ねえ、私とっても自分じゃ着られないわ」
そのご婦人も、なんとにぎわい座に行かれるのだそうで、
「一緒に行きましょう」ということになりました。
ほんの数分でしたけど結構いろいろお話ししていると
突然おっしゃったんです。

「今のうちに遊んどきなさいよ。あっと言う間だから」

これは私達世代には、説得力のある言葉ですね。
「今のうちに好きなことをやっておきなさいよ。あっと言う間に
歳とっちゃうんだから」
という解釈で良いのだと思います。
このところの月日の早さを考えても、本当にそうだなぁ〜と
思いました。
円楽さんには悪いんですが、この日一番心に残ったのは
ご婦人のこの一言でした。



この日は、雨予報だったので

縞の小紋に渦巻き帯
安心の英さんの縞のきものに、渦巻き帯。
紫の帯揚げに白と緑の冠組の帯締め。
帯飾りは前回と同じsakurako さんの「赤いあめ玉」
(勝手に命名・笑)


渦巻き帯、お太鼓
お太鼓。この帯はむか〜し昔、京都で頂いたもの。
きものを着始めた頃で右も左も分からなかったのですが、
好みっていうのは結局、何年たっても変わらないものですね。
黒地といっても、微妙に緑がかっているところが好きな普段帯です。


義父の大島、雨ゴート
雨コート代わりに着たのは、義父の大島を直した道中着。
大島は軽くて暖かくて◎。










コメント

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そうそう、今のうち i-236
ようやく外に出て遊べるようになった
ココ10年ほどがワタシの「今のうち」(笑)
あと何年続けられるか…(少しずつ下降気味ですが)
でも身体の動くうち!ですよね。

香子さま
そうです、そうです。自分もさることながら、夫がどうした、孫がどうしたで、なかなか思い通りにはなりませんから。私なんか隙を狙って・・・遊びます(笑)尚かつ、仕事もしなきゃ〜ですし、年末にかけて主婦業も忙しくなりますもんねぇ。何で体力、気力が落ちるのに歳とると忙しくなるのかしら?
それでも愚痴は言わずに動けるだけ良し、ほどほどに頑張りましょう。

大病をした私も全く同感です。
数年前、仕事の先輩に「女は時間とお金を自由に自分のために使える時は限られているから、その時が着たら、遠慮せずにうんと楽しまなくちゃだめよ」と言われました。
これが終わったら、あれが片付いたらとお楽しみを後回しにしていると、機を逸してしまいます。「今」を大切にしなくては後悔しますよね。
雨でも大丈夫な粋なお着物もステキです。

セージグリーンさま
そうですね、女は(特に私達世代は)家族のことをまず考えて、という教育を受けてきましたから、自分のことは後回し。私もそれでとうとう60になっちゃいましたから、もうこれからはまず自分、でいきたいものです。家族もそう言ってくれるのですが、長年の習性は、そうすぐには直らず・・・。

「雨でも大丈夫な・・・」はい、お陰さまで雨だと「今日はきものはやめよう」が「雨だから、あのきもので」になりました(笑)

こちらは独身時代に散々遊んだツケをいま払っています〜。(^ ^;;
朋百香さん着付けは見惚れるくらい完璧で美しいので
いつか着物雑誌に登場させたいものだというひそかな野望(?)があります。
って、でも、雑誌の絵に描いた餅なんかではなく
日常のなかで着て愉しんでる姿こそ美しいのですよねえ〜。
やっぱりワタシの野望は・・・あきらめます。笑

tomokoさま
お褒め頂き恐縮です。が、私なんかより美しい着姿の方はたくさんいらゃっしゃると思いますよ〜。もっとお若い方が。 この日も時間に遅れそうで、あたふた着たので、ズサズサ。なにより左腕がまだ上がらないので、帯がもう気に入る様には締められません。着てリハビリです。でも、負けないぞー!(笑)