残念な桜

桜のきものは日本の国花だから1年中着て良い、という人もいるが
やはり四季のある国なので、桜は春、それも本物の桜が咲き始める頃まで、
というのがプロの人達の常識らしい。
確かに桜の季節を過ぎて「桜のきもの」を着るのは「ちょっと違う」感が
つきまとう。と、すると桜のきものは何と贅沢なことか。
3月中頃から4月前半(その時の桜の咲き方にもよるが)くらいまでしか
着れないことになる。

昨年の春、京都で地色が気に入って購入した訪問着、控えめではあるが
小さな桜の刺繍が入っている。
その時はあまり気にとめなかったが、いざ着る段になると急に「桜」の
存在が大きくなる。
ちょっと見ただけでは、桜と分からないくらいなのだが・・・。
私にとっては「残念な桜」になってしまった。
来年の春には着るチャンスを逃さぬようにしなければ。

いや、ものは考えようなので「あらー、今年は一回しか着られなかった」ではなく
「また来年の春、会いましょうね」とその季節を思いっきり楽しむという
考え方に切り替えれば良いのだ。
んー、1年に1度しか会えないきものというのもロマンティックかも。

だが、もしこれから訪問着など買うことを考えている方がいらしたら、1枚目は
無難な季節感のない柄(たとえば、幾何学模様とか)をお勧めする。
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