シリーズ「わにはまる」No.18

久々の「わにはまる」は、先日行われた掛け軸の作家、小谷野順子さんの現代軸装の展覧会報告。「新しい月に抱かれた古い月~陰の翳り~」と題されたその会場は、小谷野さんが「不易流行~古(いにしえ)に学び、新しきを創る~その心をいつも自分自身に言い聞かせています。陰陽五行の世界を光と陰 色彩の陰影を織り込み現代掛け軸で具現化しました」とおっしゃる通り、会場は東西南北が五行に対応して中心が黄、東は青、西は白、南は赤、北は黒のお軸で色分けされ、また奥の一部屋は窓からの光を利用して陰陽を表わすなど斬新な空間になっていた。


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会場風景




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お軸の左右に下がっているのは「風鎮」 その昔、中国では外の木などに お軸を掛けたそうで、風でお軸がはためかないようにする為の重し。これも小谷野さん自身が創られたもの。




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世界各地をまわって布を集める小谷野さんだが、このお軸は奄美大島でご自身が染めた泥染めの布を使ったもの。版画は明治時代の牡丹図。

竹染め絹布、大島の泥染め、インドシルク、タイシルク、西表島紅露染め、等々布好きの私には、たまらない美しい布達がモダンなお軸となって、洋間に飾っても全く違和感のない新しい感覚は流石の小谷野さんのセンス。実は小ぶりの美しいインドシルクのお軸を買ってしまった。「長平庵の床の間」に飾る予定なので、お楽しみに!

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