寿・初春大歌舞伎

歌舞伎座、初春

あけまして、おめでとうございます。
幸せなことに、お正月から歌舞伎の一等席のチケットがとれました。
お天気も良く、それ程寒くもなく絶好のきもの日和です。
これが今年の着物始め。

絵美さんと初春歌舞伎
ご一緒した絵美さんと鏡餅の前で

演目は
「金閣寺」
満開の桜に黄金の金閣寺がまばゆくて、お正月にピッタリな華やかな
義太夫狂言。もとは、人形浄瑠璃の為に書かれたお話だとか。
すべてが美しく、歌舞伎らしい様式美の中でちょっとだけ気になったのが
滝に登る龍が小さくてお魚みたいでした(笑)
(あくまでも、私の感想です)

「蜘蛛の拍子舞」
待ってました!のお正月の玉さま。
美しい白拍子から恐ろしい女郎蜘蛛に・・・
蜘蛛になっちゃうと、全く表情は分かりませんが、でもやっぱり蜘蛛に
なっても優雅な玉さまの動きでした。

「一本刀土俵入」
なぜかこのお話は、子供の頃から知っているのです。
テレビか何かで観たのでしょうか?
お蔦が安孫子屋の2階から、金子の入った袋を茂兵衛に投げるシーン、
懐かしく思い出しました。
ちょっと、ホロッとくるお話です。

さて、私は前の席のお母さんを連れた中年夫婦が気になりまして・・・
正確には、母に歌舞伎を見せたくて連れてきた息子とその嫁という
感じでしょうか。
公演中も息子は度々、老いた母を気遣います。
何しろお歳なので、お母さんはついウトウト。
ここが見せ場という玉さまの女郎蜘蛛が四方八方に糸を吐く(投げる)
シーンにも、ついお船を漕いでしまいます。
すると息子が優しく母を揺り起こし「ほら、ここが一番良いところだよ」と
舞台を指差します。
その姿が微笑ましくて、いい光景だな〜と後ろから見ておりました。

この日、母の帯を締めて行った私、生きていた頃には、こんなことをして
あげられなかったけれど(何しろその頃は着物にも歌舞伎にも興味がなかった
ので) 綺麗なものが好きだった母のこと、きっと連れてきたら喜んだだろうに
・・・などと思いながら・・・でも、こうして母の帯をしてここに来ることで少しは
供養になっているのではなかろうか・・・そう思って自分を慰めたのでした。


この日、ご一緒した絵美さんは

絵美さんお太鼓

絵美さん帯前

優しいピンクの付け下げに鶸色(ひわいろ)の地の袋帯。
これが「金閣寺」の雪姫のきものと帯と同じ色あいで何とも美しくお正月らしい
華やかさ。
ご本人は「もうそろそろこの付け下げは・・・」とおっしゃっていましたが、
いえいえ、まだいけますよ。

私は母の帯を主役にしたかったので、

母の緑の帯
きものは芝崎重一さんのざぐり織りの無地紬。
金糸の入ったピンク系の帯揚げに帯締めは道明の三井寺。
紬といっても、これは光沢があるので私はシルクタフタのドレス感覚で
着ています。


龍村緑帯
前記事でアップしたお太鼓はちょっと柄がずれてました。
実際には、締めるとこんな位置になります。


お正月なので、歌舞伎座には晴れ着をお召しになった方も多く、紫の
総絞りのおきものの奥様や近頃、めっきり少なくなった振り袖のお嬢さん達
もチラホラ。良い目の保養をさせて頂きました。




コメント

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まあ、お二人とも華やかですねえ!!
眼福です。
お母様の帯、お召しになったところをずっと楽しみに
させて頂いていました。上品で華やかで、とっても素敵!
よくお似合いですよ。お母様も、きっと喜んでいらっしゃる
ことでしょう。

今年も朋百香さんのブログ楽しみに拝見させて頂きます。
宜しくお願い致します♪

昨日はありがとうございました~!
とても良いお席で、感謝、感謝です。
私も実は、前のお席の白髪のご婦人と息子さん(?)
気になっていました。
ご高齢になると、長時間座っていると寝ちゃうものですよね。
隣で気遣っている様子が微笑ましかったです。

金閣寺の龍は、私には滝からうっかり出ちゃったコイに見えました
(笑)。
一本刀…は有名な演目なのですね。前半の茂兵衛が、
どうも裸の大将ちっくで笑いを誘いましたが、最後はほろり、
幸四郎さんらしい、インテリジェンスな賭博師でしたね。

お母さまの帯、間近で見られて眼福でした。織糸の美しさ、
配色にほれぼれです。
私の着物は、あまりそれっぽくはないのですが訪問着づけなんです。
まだ着られるかなー。

sognoさま
こちらこそ宜しくお願いします。
お正月だからめったに着ない付け下げを、とも思ったんですが、この帯と
相性の良いものがなく、江戸小紋も着てみると意外なことに、お互いを
引き立てず、不思議なものですね。この紬が一番、ピンときました。
まあ、これが私らしい着方かな・・・て。

絵美さま
こちらこそ、ありがとうございました〜。
ごめんなさい、訪問着だったのですね。訪問着と付け下げの違いが
よく分かっていない私です。(柄の位置?)
でもよくお似合いでしたよ、もしお顔と合わなくなった時は「絵美さん、
ちょっと・・・」とメールします(笑)

『うっかり出ちゃった鯉』笑えましたね。中国の故事では、
鯉が天に登って龍になるから、あれ本当に鯉だったのかな・・・?

お正月の歌舞伎座、いいもんですね。
願わくは若い方がもっと、着物を着て欲しかった。


松の内に美しいお召し物を拝見でき、幸先の良いスタートです、ありがとうございます。

>「金閣寺」の雪姫のきものと帯と同じ色あい

まぁ、これは素晴らしいですね。
朋百香様の正倉院写し?のおみ帯を生かしたコーデも私好み!
私の帯締めは無地ばかりなので、三井寺、手に入れたいです。
今年もよろしくお願いいたします。

こんにちは! たびたび失礼します~。

訪問着づけ、私のブログの写真では細切れカットなので
わかりにくいですよね。
簡単に言ってしまうと、縫い目を越えて柄がつながっているのが
訪問着づけです(なので、販売時、仮絵羽になっている)。
附下は、前身、後ろ身、袖…に単体?で柄がポン、ポン、ポンと
入っていて、縫い目を越えないのが基本です。
まあ、イレギュラーもあるかもですが・・・。

>鯉が天に登って龍
そうなのですね! そこまで織り込んでの演出だとしたら
納得です。観る側にも知識が問われるのですね…。
勉強になりました。ありがとうございます!

セージグリーンさま
そーなんです、雪姫(七之助さん)も絵美さんと同じ淡いピンクの振り袖に
鶸色の帯。わ〜、同じぃーと盛り上がりました。(笑)
華やかなのって、自分では苦手ですが、人様のお姿を拝見するのは楽しい
ものですよね。
三井寺、いいですよー。意外に何にでも合うの。
今年は小物を充実させていきたいです。(道明は小物って言えないお値段ですが)
今年も宜しくお願いします。

朋百香さま

今年も幸先の良いスタートですねi-176
初春のお着物コーディネイト お母さまきっと喜んでいらっしゃいますね
柴崎さんの艶感のあるシルバーグレー(たぶん・・・お揃いで~す)
お母さまの帯の映えること
直に拝見機会がありますように・・・ おめもじ楽しみ(*^_^*)

今年も宜しくお願いいたします

絵美さま
ご丁寧にありがとうございます。
そうですか、訪問着と付け下げの違い、よく分かりました。
なにしろ、訪問着なんてめったに着ないですから・・・。(そう言えば母の
黒地に菊の着物が訪問着だわ、ハハハ、今更ですが)
今の時代では、なかなか結婚式とかお正月くらいしか着る機会がないですよね。
もっと着れるといいのに・・・。

sachikoさま
えー、本当? 芝崎シスターズかしら?(笑)
芝崎さんの紬、軽くて暖かくて着崩れしにくく、ほんと他のきものが
着れなくなってしまいます。(紬なのに格もあるしね。)
さすがですよね〜。
もしまた一等席とれたら、お誘いしてみますね・・・。
今年も宜しくお願いしますー♪

わあ〜、憧れの一等席! いいな×2♪
ワタシはず〜っと縁が無いような気がします (^-^;;
一等席だと華やかなのが合いますよね。
お二人ともステキです☆

歌舞伎座の昼の部は来週参りますので楽しみです。
特に「蜘蛛の拍子舞」は未見なのでそれメインで(笑)

香子さま
そうですかぁ「蜘蛛の拍子舞」堪能してきてください。
あの細〜い蜘蛛の糸、作るのもキレイに投げるのも熟練の業がいるそうですが、
作れる人がいなくなってきているのだとか。
今に違うものになっちゃうかも・・・(笑)
歌舞伎にはそれぞれ熟練の裏方さん達の業が随所にあって、あの華やかな
舞台が出来上がるんですねぇ。

今年もよろしく お願いいたします。

この帯、、、、好きです、、、、うっとり。
帯を生かすこの取り合わせ、とても素敵です。
朋百香さん らしい おきもの姿、こちらでも また
お目にかかっても 拝見できること、楽しみにしています。

東京の歌舞伎座 一等席、というのも味わってみたく
なってしまいました。
(昔の歌舞伎座 上のほうしか行ったことがありません)

なんとも様子が晴れがましいですね♡
初芝居の鏡餅、あるとないではロビーの華やかさが違いますよね。
いつだったか、鏡開きのあとに行って、あれ?ない!・・・って寂しかった。笑
道明の三井寺、どなたさんが締めていらしてもいつもステキだな〜って憧れます。
千円積み立てして、またいつか道明さんへ行く機会があったらゲットしよかしらん?
あ!その前に、私の笹波組もデブーさせてあげなくっちゃ。

着物日和のお正月に歌舞伎座で観劇初めなんて理想的!
しかも一等席ですものね♪
私も香子さんと同じく縁がございませんが(笑)

やっぱりこの帯ステキです!
お母様、絶対お喜びになってると思うわ〜(^^)

歌舞伎座、演舞場、国立劇場それぞれでお正月気分を味わったことがありますが華やかでいいですよね~。国立は手ぬぐい撒きなんかがあるんですよ♪取ったことないですけど。
今年は家人がインフルエンザですべての予定をキャンセルして引きこもっておりました。
息子&お母さんの二人観劇ってけっこうあるのですが、40代の息子さん=独身?、お母さんの心配のタネ?なんて妄想して、他人事ではないと身震いしたりして(笑) 来週夜の部、見てまいります♪

風子さま
私も京都の南座(でしたっけ?)って1度、行ってみたいな〜って思っています。
でも前に関西の方がお隣に座った時「あっちは狭い」と言ってました。
いつか風子さんと歌舞伎座、ご一緒したいですね。
今年も宜しくお願いします。


tomokoさま
やっぱり道明さんて、凄いですよね。その色彩といい、こんな重い帯なのに
緩んでこない業といい、職人さんの凄さがよく分かります。
しなやかで強い!って感じです。
確かに高いけど、高いだけのことはある。
少しづつ、集めたくなります。
tomokoさんの笹場組もデブーお待ちしてま〜す。

櫻子さま
そうですか、皆様にお褒め頂いて私も嬉しいです。
直すのに、結構手間隙、お金もかかるのでどうしようかと暫く悩んで
いたのですが、思いきって直して良かったです。
締めやすくなったので、活躍してくれるでしょう。と、言っても
なかなか盛装の場が少ないのでね・・・。
でも娘も孫もいるので、「これは、お婆ちゃんがね(私のこと)締めてた帯なのよ」
なんて言いながら、使ってくれることでしょう。(笑)

yukikoさま
ご主人様、良くなられましたか? なんかとても流行っているみたいですね。
どうぞお大事になさってください。
今年もいろいろ観劇その他、お付き合いくださ〜い♪
yukikoさん、今月は新年会だらけでお忙しいのでは?(笑)