矢に口

宵といってもまだまだ、かなり湿度の高い、そんな夏の宵に
向かったのは野毛のにぎわい座。
4人の真打ちによる「名作落語の夕べ」

出し物は三遊亭萬窓 「たがや」、柳亭楽輔 「船徳」、
春風亭柳橋 「禁酒番屋」、桂文楽 「猫久」の四席。

歳をとると何もかも忘れて大笑いする事なんてそうないので、
無理にでも笑って免疫力を上げなくては・・・そういう時は落語に
限ると私は思っている。
第一、アナログなところがいい。
噺家さんの声、顔、手振り身振りを直に見て、その空気感を
共有する楽しさはテレビとはまた、一味違う。
にぎわい座のホールの狭すぎず、広すぎずの空間も好きだ。

古典落語をたっっぷり堪能した友人と私は「落語家さんは凄い」
という話になった。
つまり30分という時間、観客を飽きさせずグイグイと話に引き込む
その話術、間の取り方、顔の表情など。

私は普段、どんな話し方をしているのだろう?

すると彼女がこんな事を言った。
「知子っていうのはね、矢に口なんですよ」
実は彼女も私も同じ名前なのだ。
「えっ?」  思い当たるフシがある。
第三者に対してはともかく、夫に対しては間違いなく「矢に口」かも
しれない。つまり、口から矢を放っているのだ。

(これをお読みくださっている「知子」さん、あなたのことではありませんよ。
彼女と私がたまたま同じ名前で、たまたまそれぞれのパートナーに
対して口から矢を放っているという自覚がある、という話です。
あしからず)

自分では自分の言葉が人を傷つけるなんて思ってもいなかったのだが
この「矢に口」が妙にひっかかって、後日娘達にも聞いてみた。
「パパに対して、私の口の聞き方ってキツいかしら?」
2人の娘の反応は同じだった。
ニヤッと笑って否定しない。つまり、肯定ということだ。

結婚当初からそうだった訳ではない。
いつ頃から「口から矢」になってしまったのだろう?
私は白黒ハッキリさせる方。夫は限りなくグレーゾーンを漂うタイプ。
特に仕事に対して彼のそんな所を発見すると、私は容赦なく口から
矢を放つ。
(あー、一緒に仕事をするようになってからこうなっちゃったんだぁ)

と、反省しつつもこれから夫と話しをする時にどんな顔をして
どんな風に話したらよいのか、ちょっと戸惑ってしまう。
急に優しくなっても変だしね・・・。
矢は矢でも、せめて矢尻を丸くするとか・・・(笑)


落語に行った日は久々のきもの

宮古上布と織り帯
宮古上布と織りの帯。この帯、
写真では白く見えますが、ほんのり青いのです。

透ける帯
麻のようなシャリ感があるのですが実は絹。
でもこんなに透けるんです。
(京都の千藤さんのもの)


瓢簞帯留めに夏帯揚げ
帯揚げは白地に水色の柄。
紺地の帯締めに瓢簞の帯留め。



コメント

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矢に口です。笑
若いころはもっぱら親父どのに毒矢を放ってました。
矢じりの毒は、感情の毒ですよね。
人がこさえた毒ではなく自分の中に持ってる毒。
気がついたときにはアイタタタタ〜と自分にも毒がまわってるという・・・。
矢に口です。はい。気をつけます。笑

一言、一言、私の心に突き刺さります。。。私も、白黒きちんとしてしまうタイプ。。。いか~~ーんです。
お着物、涼やか~!!やはり、良いお品は違います。
帯揚げもとてもさわやか。そして、そして、瓢箪!!もう、ツボ過ぎて(夫が何一人でぶつぶつ言ってるの?と聞きに来たほど)独り言(というか、吠えていた?)
今年こそは、妥協しない私になりたい。。。(お買いものははっきりしない私・・・)

あはは「矢に口」言い得て妙ですねえ。
ワタシは鈴が転がるような声のはずなんですが
毒針がたんまり含まれてるようです(笑)
お互いサマで牽制し合ってますが (^m^)

あぁ、宮古ちゃんだ、うらやましいです〜♪

tomokoさま
あはー、ごめんなさい。tomokoさんのことじゃないのよ〜。
でもやっぱり矢に口でした?
私、60を前にやっと気付きましたわよ(笑)
まず気付くところからスタートですわねぇ。
これからどうやって、治していこうかしら・・・?
とりあえず、もう少しゆっくりしゃべるように訓練するかな。
早口だとなんか「鋭い矢」になっちゃうじゃない?

とうこさま
え? とうこさんもですか? 
今日、他の友達と話したら「私も夫には機関銃よ」と言っていたので
じゃあ「知子」関係ないじゃん!と、思いました。
妻は夫に「矢に口」なんですかね・・・?(笑)

香子さま
「毒針がたんまり」おおー、fantastic!(笑)

宮古ちゃん、やっと着れました〜。
これ、古〜いものなんですよ。
でも380g、軽くてやっぱり盛夏はこれしかない!です。
(ホントにこれしかないんですが・・・)

こんにちは! ああ~出張がなければ行きたかった落語。楽しまれたようで何よりです。
そして宮古ちゃんの涼しげなこと! 手が透けているのは帯ですよね・・・?これは最上級の夏の装いですねぇ。帯留めも可愛い☆

矢に口…むむ、矢の先に吸盤をつけるってのはいかがでしょう。ぺたんってつくの。これも愛情なのよ・・・って、余計にイヤかも(笑)

絵美さま
そうです、透けているのは帯です。夏はやっぱりこういうのが
一番涼しいですね〜。
やっと宮古ちゃん着れて、ホッとしてます(笑)

矢尻に吸盤、うーん可愛いかも・・・
でもひょいっとよけられたりして・・・(爆)

あー、知子さんではない私も「矢に口」のくちです。
気を付けなければなぁ・・・・と思うことも再々なんですけど・・・・


おお!朋百香さん宮古♪
帯はざっくりに見えますけど、絹なんですねぇ。
スッキリとした色合わせの中で瓢箪の若緑が映えますねぇ。

りらさま
あは、やっぱり〜?
なんか嬉しくなっちゃった・・・私だけじゃないんだって。
それで終わっちゃ困るんですけどね(笑)
精進、精進!

やっと着られた宮古ちゃんですー❤

おぉ、垂涎の宮古に透けるおみ帯の組み合わせとは、なんとエレガントで贅沢な装いでしょう。そんなお姿から「矢に口」とは、、、。
でも、気っぷの良さと言うか、男前でいらっしゃるので、意外でもないかしら?
私も毒舌、機関銃の口ですが、闘病を経て夫には感謝で一杯ですし、もう矢は使い果たしたので、すこしづつ慎もうと思っております。(なかなか、人間は変われませんが、、、)
安心して矢を放てる相手がいること自体、幸せなことでもありますものね。

セージグリーンさま
なるほど、おっしゃる通り安心して矢を放てるって幸せなことかも
しれませんねぇ。
でもゆったりお話しになる女性を拝見すると羨ましいです。
私もああなりたい〜って(笑)

矢の口でーす。名前はぜんぜん違うけど(笑)
最初は気を使ってちょい控えめなんですけど、
最終的には我慢できずにドカンと一言。
なかなか大人になれません。
ダメですね〜(苦笑)

櫻子さま
あはは、櫻子さんもですか、
矢に口同好会ですね! ばんざーい。
(って、喜んでる場合じゃあないんですが・・・)