文楽

本日休業! 久々の丸一日オフの日、この日を楽しみに
このところの仕事をこなしていたと言っても過言ではない。

きもの友からお誘い頂いて文楽を観に国立劇場へ。
竹本義太夫300回忌記念と名うたれた文楽12月公演。
演目は「大塔宮曦鎧」と「恋娘昔八丈」

何しろ文楽初心者の私(TVでは見たことありますが)
大先輩方のアドバイスもありがたく、歌舞伎とはまた違った
雰囲気を堪能。

何も分からなくても、そこはやっぱり素晴らしいもの、一流の
ものは誰でも感動させられるもので、文楽を観て涙するとは
夢にも思わなんだ〜。

初心者目線で感想をば
「大塔宮曦鎧」
忠だか義だか知らないが、我が孫を殺さなければならなかった
斎藤太郎左衛門の悲劇は、今年孫を授かった我が身にはあまりに
ショッキング。「いくら武士とは言えども、そりゃぁないぜ、
太郎左衛門さん」と、人形の顔と孫の顔がだぶって思わず
涙してしまった。この時代に生まれなくて良かったー。

「恋娘昔八丈」
こちらはハッピーエンドなので安心してみていられた。
どこまでも勘違い男の番頭丈八の滑稽さ、顔つきも所作も
すべてがおかしくて笑えた。
現代もいるよねぇ〜、KYなやつって。(ん、KYは死語?)
お駒の「そりゃ聞こえませぬ才三様・・・」というクドキは
大流行したらしいが そう言えば、私もむか〜し聞いたことが
あるような・・・何でだろ?

今回はSさんのお陰でバックステージツアーなるオマケ付き。
普段、入れない所まで見せて頂けて大感激。


舞台上の皆様
舞台上から客席を見る


舞台の傷
舞台の無数の傷が歴史を物語る


人形達
仕事を終えて・・・


カン次郎さん
いろいろと説明してくださった桐谷勘次郎さん
ありがとうございました。




文楽は太夫、三味線、人形の三位一体。
だが その陰の功労者達を忘れてはいけない。


女人形

この美しい人形の「かしら」を作ったのは菱田宏治さん。
菱田さんは平成3年に亡くなられている。
後継者はいない・・・。
「胡粉を塗ったり、髪を結い直すことは出来るが「かしら」を
彫れる人がもういないので、大事に大事に使っているんです」と言う
勘次郎さんの言葉が耳に残っている。

人形を生きた人のように操る芸。
日本人の心のヒダに染み込むような義太夫節。
息をしてない筈の人形の息づかい。
すべてが夢の国の出来事のようで・・・
娑婆に戻った我が身が辛い〜♪(義太夫風に)


と、いうことで
この日の皆様の帯まわりを・・・

絵美さん、Sさんお太鼓
絵美さんは小倉セット。アカンサス帯はなぜか
この季節、見たくなる(クリスマスっぽいのかな?)
Sさんは黄八丈に白い帯。この黄八丈、写真じゃ
なかなか実際の良いお色が出ません。
あら、この帯、天使が羽を広げてるようにも
見えますね〜。


Jさんきもの
粋なJ姐さん。帯もきものもかっこええー!


Yさん、Kさんお太鼓
Yさんの帯はこの季節にピッタリな雪輪。
Kさんは作家もののばらの帯が効いてます。
んー、fantastic!


私は
福あられに鹿帯
古代大島福あられに

鹿帯お太鼓
春には「鹿」さんだったのですが、この季節は
「トナカイ」さんになってもらいました〜、とさ。





コメント

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お疲れさまでした。
楽しかったですね〜♪
朋百香さんの微動だにせず集中してご覧になってるお姿を
隣で拝見して、見習わねばと思いました。
(時々クラっとしてたんです〜i-229
や〜でも「大塔宮曦鎧」の三位一体の舞台はよかったですね。

香子さま
ありがとうございましたー。文楽の右も左も
分からない私ですが、皆さまがご一緒で心強かった
です。「微動だにせず・・・」そうですかぁ?
きっと夢中になって観ていたんでしょうねぇ(笑)
香子さんの帯、何か不思議な雰囲気でした。
オーラが出てましたね〜。ひと目惚れ(?)なさるのも
よく分かるわ。
また、ご一緒させてくださ〜い。

おお〜!お歴々の方々と、満を持しての文楽見物と見学、何よりでしたね!
文楽は切々と人の情に訴えてくるところがあるように感じます。
だから私の中で文楽は「情」。
(ちなみにお能は「幽」歌舞伎は「衆」落語は『嗤」って
漢字が浮かんできちゃうんですよ)
みなさんの「帯合戦」も見応えありますね〜♪

tomokoさま
そーなんです。思いがけずバックステージツアーという
貴重な体験もさせて頂きました。
さすがtomokoさん、漢字一字まさに、ですね。
もちろん文楽も楽しかったのですが、皆様のお姿拝見が
また楽し。それぞれに個性があって、お勉強になること、
刺激頂くことがたくさん、ありました。
やっぱこういう時、江戸小紋必要じゃ〜、と思いました。
(って、こじつけか・・・あはっ)

こんにちは! 先日は楽しかったです~。
トナカイ(鹿)の帯、色数は少ないのに、幻想的な拡がりのある絵で
帯締めもアクセントになっていて、とても大人な着こなしと思いました。

あれですね、斎藤さんところは、親族内で六波羅方と後醍醐方に
分かれてしまったのが悲劇のはじまりですよね。
いたいけな子どもの輪を、今切らん今切らんとねめまわしている
場面は、生理的には受付にくいのですが、幻想的な舞台に
救われました。
文楽、また機会あれば、良かったらご一緒いたしましょう☆

絵美さま
そうですね〜、親族の分裂は今の時代も大変ですよね。
(相続とかで)
そうそう「身替わり音頭の段」、あの幻想的な雰囲気と
お囃子で不思議な空間が出来てましたよね。
美しかったな〜。
はい、ぜひぜひまたご一緒させてください。

こんばんは。微動だにせず集中してらしたとは素晴らしい! 私は実はこっそり眠眠打破を投入したにも関わらず何度かグラグラしてました(^^;;

tomokoさんの漢字イメージさすが言い得て妙だな〜と感心。より近いお席で見るとあの美しいお人形の表情が人形には見えない瞬間があり引き込まれるんですよー。

朋百香さんの福あられのお着物、場面を選ばず広くお召しになられてイイな、トナカイさんも可愛い過ぎなくて素敵。
私は当初もう少しカジュアルにカタモノとも思ったのですが、変わり麻の葉の江戸小紋の模様が雪華模様にも見えるかなと。はい、江戸小紋も使いやすいです(^_-)

その昔文楽にハマっていました。
が、バックステージツアーは経験なしです。
よい体験をなさりましたね~

ツアーと同様に見応えありなのが皆様のお姿。
素敵な帯が勢揃いですね!
朋百香さんの帯もこの時季ですと、もちろん
トナカイさんに見えますから!

yukikoさま
アハハ、観るもの聞くもの、珍しくて集中していた
んだと思います。
ナントカ症候群にならないように、足は動かして
いたんですよ(笑)
yukikoさんの雪輪、いいな〜。前にsachiko さんの
雪の結晶帯を拝見してから、雪系の帯、いつかは
欲しいと思っていますー。
なかなか出会いがなくて・・・。

sognoさま
アハ、やっぱり? 何か嵌りますよね。
お人形もさることながら、あの義太夫節がたまらない
ですね〜。

ほんと、何が楽しいってきもの女子会は皆様のおきもの姿を
拝見するのも楽しくて・・・。今は昔の様にうるさくありません
から、好きなきもの、自分に似合うきものを皆様本当に
よく分かってらして、感心します。
やっぱり実物は良いです。写真では布の光沢や質感が分かりません
からね。人のきものながら、布フェチにはたまりません(笑)

先日はお疲れ様でした。

お孫ちゃん、グランマがいなくて、寂しがっておられたのではないでしょうか?
文楽もバックステージツアーも充実していて、とても楽しかったですね。
私も初めての時はイヤホンガイドを借りたのですが、イヤホンガイドを聞いてると、筋は追えるのですが、肝心の義太夫や三味線が聴こえなくて・・。
特に軍記物は人間関係やストーリーが複雑で、プログラムを読みながらでないと把握するのが難しいですね。
これに懲りずに、またお付き合いくださいませ。
朋百香さんのトナカイさんの帯、シックな中に可愛らしさがあって、とても素敵でした。
今度は鹿さんの時にお会いしたいです(笑)

straycatさま
あの時、straycatさんが「イヤホンはいらない」と言ってくださって
良かったわ〜。確かにイヤホンを聞いてしまうと、義太夫が聞こえま
せんものね。筋はプログラムで理解できましたし。
でも奥が深いので、同じ演目でもきっと「ああ、そうだったのか」と
いうところが多々でてきそうです。
そこがまた嵌るところなのかもしれませんね〜。
いろいろとお世話をおかけして、ありがとうございました。

背筋をピンと伸ばしてご覧になっている朋百香さんが目に浮かびます。
私は歌舞伎も文楽も必ずどこかでグラッと気が遠くなります(笑)
バックステージツアー、面白そう♪
皆さんのお着物姿も眼福ですね♡

櫻子さま
え〜、そうですかぁ・・・私もグラグラきてるんです
けどねぇ、体力ないのに気力で動くタイプなんで。
一見、ちゃんとしている様に見せるのが
上手いんですよ、きっと(笑)
来年の目標は「ぐうたら」です。

皆様のおきものや帯に囲まれているとホントに幸せー。
ふだん、回りにいなくて1人できもの着てるので・・・。
本当にきもの好きなんだな〜と、自分で再認識してます。

文楽、私もすっかり観に行きたくなってます。
(2月は公演があるようなので、行ける~♪)

でも、舞台裏まで見せていただけるなんて経験、滅多にできませんよねぇ。
良いなぁ。

朋百香さんのお太鼓!素敵~!
こういう取り合わせ、似合う方はなかなかいないと思いますが、ホント、カッコイイですねぇ。

りらさま
えー? そうですかぁ・・・。まあ、個性的っちゃあ
個性的な帯かも・・・。 とある所で一目惚れしたんです
けどね(笑) 帯前とお太鼓の表情が全く違うので
面白いですよね。帯前にはメス一頭、お太鼓にはオス二頭が
描かれているんですよ。
これでジングルベルの根付でもあったら完璧だったんですけど。

文楽はお人形が生きているようで そして初め気になる人形遣いさんが、そのうち見えなくなるのが不思議で、、、。
一度きちんと見てみたい、このようなバックステージも見せて
いただける機会はないので ほんと参加したかったのでした。
でも あちこちで(*^。^*) レポートを拝見できて嬉しいです。

こちらでは皆さまの後ろ姿もよくわかって 目福、です。

朋百香さんのお召もの ほんと朋百香さんらしく、すっきりと
それでいて 凝った帯が映えて素敵です♪

風子さま
皆様、専門家(笑)なのでいろいろな事、本当によく
ご存知で・・・。私はビギナーですから、ふーん、
とかヘー、そうなんだぁ、とかの世界です。
ただただ単純に面白かったです、舞台もバックステージも。
嵌っちゃうかも・・・。

出会いですよね、帯も・・・。一目惚れです、これ。
色は地味ですが、とぼけた鹿さん(あ、今はトナカイさん
でした)が可愛くて。