茜の鬼更紗

私のバイブルは「片付け本」と「きものの本」なのだが、特に
大切にしているのは清野恵里子さんの本。
彼女のきものと帯の組み合わせは、どこかノスタルジックで
いつもお洒落心をくすぐられる。
そもそも私がきもの熱を発症したのも、その名の通り、
彼女の著書「きもの熱」を読んでからだったかも。

母のきものは仕事柄、訪問着が多かったのでこの本を手に
した時の驚きは、50を過ぎて「こんなきものの世界もあったのか」
と、とても新鮮だった。
恥ずかしながら子供の頃から、きものに囲まれていたにも関わらず
「上布」や「結城紬」などというものがあると知ったのは、この頃だった。

その清野さんが去年出された「きものの愉しみ、帯あそび」という
本の第一章が「茜の鬼更紗」だった。
その最初のページを見て「ん?」と思った。
「どこかで見たような・・・」
それは2年前くらいだったか、きもの友に連れられて行った「小民藝
もりた」さんでお持ち帰りした布と同じではないか。


鬼更紗、布


いつか帯に仕立てよう、そう思って忘れていた。
慌てて簞笥を探すと、ありました、薄紙に包まれた茜の鬼更紗。
このままでは、いつまでたっても簞笥の肥やし。
今年の夏にやっと銀座にある岩間帯裁縫所さんへお願いして
めでたく「帯」になった次第。


古代大島と鬼更紗
こんなコーデが合うかしらん?
古代大島福あられと、


清野さんもこの布を小民藝もりたさんで手に入れた。と書いてある。
「手棒の木綿で織り上げた鬼更紗の布の、ざっくりした風合いは、帯に
仕立てるとふっくらとした豊かな表情に変わります。インド茜の特徴で
ある、やや黒味を帯びた赤の色は、地味な色合いの細かな絣や無地の
紬に添えると、上品な愛らしさを演出してくれました。」
(「きものの愉しみ帯あそび」より)

染めむらや版木のずれがかもし出す、どこかおおらかな風情は、お休みの
日の気取らないお出掛けに良く合う気がする。
私にしては珍しい茜色だが、長く愛せそうな1本だ。






コメント

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おお〜、おされ〜!ステキ!!
朋百香さんのお着物はぐっと抑えが効いてますから
こんな大人の赤で元気色を差すとまた雰囲気がガラリと変わって
素敵と思いますです〜♬
岩間さんところ、いかがでしたか?今度お話聞かせてくださいまし〜。

鬼更紗っていうんですね、ステキだ〜♪
落ち着いた着物に挿し色の帯がバランス取れていいですよね。
こういうコーデ、ワタシ大好きです〜 (^-^)b

tomokoさま
岩間さん、キレイに仕立ててくださいました。
「この布で何度か帯を作ったわ」とおカミさんが言ってました。
ビックリするくらい、リーズナブルでした。
教えてくださってありがとうございました。
作家さんの帯とは、また全然違う帯の楽しみ方ですね。

香子さま
古い布なので、ホツレや穴があるんですが、そこはもりたさん、
慣れてらっしゃるので、うま〜く作ってくれました。
アジアンな布で作る帯、クセになりそー。

まあ なんときれいな布でしょう。
帯に仕立ててもらって そして朋百香さんがまとったら、、、
ひゃあ すてき~~~♪

更紗も木版も大好きです。
いいものを拝見させていただきました。

(ところで私 旧姓岩間、といいます、って関係ないけど)

アジアの布、大好きです!

キレイな色ですね。シックなお着物に野趣溢れるおみ帯が相性抜群です。
午前中、女子美アートミュージアムの「インドネシアの布」を観てきたばかり、何という偶然でしょう。
私も墨藍の大島に砥の粉色のバティック、銀鼠の結城に錆朱のサリー、白絣に藍の濃淡のイカットの帯を合わせるなど、楽しんでいます。
アジアの布同士はしっくりと馴染み、しかも互いを引き立てあいますね。
お召しになったお姿も拝見したいものです。ステキでしょうね、、、。

風子さま
だいぶ古いものなので、先にも書きましたが、危ない
箇所があるんですよ。でも大事にしつつも、普段使いに
どんどん締めようと思ってまーす。

岩間さん、珍しいお名前ですね。

セージグリーンさま
やはりお好きでしたか、アジアの布。
砥の粉色のバティックに朱錆のサリー、藍の濃淡のイカット、
ぐぐぐー、拝見したいのはこちらの方ですー。
嵌りますよね、アジアの布。
10月末から灯屋2で、アフリカの布の帯展が始まります。
こちらも気になります。あ・・・キリがない。

こんばんは。
うふふ、私も、もりたさんで友達と求めて、シェアしてお友達が岩間さんで帯にしてくれました。かなり危うい生地でしたが、うまーく、出来ていて、お気に入りです。朋百香さんの色がとても綺麗。この赤は、色々な色を引き立ててくれる赤ですね。素敵!!

まあ! 清野さんとおそろ、しかも馴染みの良さそうな茜色!
ちらりとバティックも思わせる柄行きが、古さを感じさせず
ずっと愛用できそうですね。
出合いものってこういう、思いがけない発見や愉しみがあるから
やめられませんねぇ(笑)

わあ、素敵な更紗ですね~、生地は木綿ですか?
>染めむらや版木のずれ
そうそう、そこがいいですよね~、狙わずして醸し出す侘びた味わいと言いますか・・
気軽な街歩きなんかにピッタリ
今度はどこ行きませう~♪

とうこさま
まあ、とうこさん、アクティブ。いつの間に・・・?
ちょくちょく東京にはいらしてるのね。
もりたさんで、どんな布をお求めになったのかしら?
今度、アップしてくださいな〜。

絵美さま
帯もいろいろな愉しみ方があるんですね。
どこへ行くのやら・・・底なしだわ〜(笑)

straycatさま
「手棒の木綿の織り」だそうです。野趣あふれるというか、
素朴な感じがいいですね。町歩き用帯、スタンバイ完了。
後はもう少し、涼しくなってくれれば・・・。
「今度はどこ行きませう〜」
そりゃ、あそこでしょ。フフ

鬼更紗ステキですね〜♪
私も着物を着始めた頃にその本を読んで、
そのお店に行きたいと思っていたのを思い出しました。
結局行く機会がありませんでしたけど。

櫻子さま
「小民藝もりた」さん、たかが布、されど布でやっぱり
うっかり近づくと怖い(笑)場所です。
布好きには、たまりませんが・・・
私もあれっきり行ってません。