もう一度観たい(お奨め映画)

私の大好きなEARTH WIND & FIREの「SEPTEMBER」で始まるこの映画は
2011年に初公開されたエリック・トレダ監督のフランス映画「最強の
ふたり」(原題・UNTOUCHABLE)
不慮の事故で首から下が動かない中年の富豪と、その介護人の
スラム出身の黒人青年の物語。

実話をもとに作られているという事が、まず興味をひいた。
身体が動かない男と貧困の黒人青年と聞いたら、それだけで夢も
希望も持てない、暗〜い気分になるところだが、先に書いた
「セプテンバー」の軽快なリズムでマセラッティーをとばす二人の
シーンから、もう目が釘付けになってしまった。

介護人ドリスは身体の不自由な富豪フィリップに対して態度も言葉も
容赦ない。しかし、それは常識や偏見にしばられない彼の率直さや
素直さ、無邪気さの現れで、映画の中でもフィリップはそこに救われた
と言っている。

私達は障害者を前にすると、どうしても同情が先にたってしまう。
目から「お気の毒光線」を発してしまう。
だが、障害者にとっては それは、ありがた迷惑なのだ。
同情されること程、惨めなことはない。
この映画で「ああ、そうなのか・・・」と目から鱗がポロポロ落ちて
最後には涙がポロポロになってしまった。

ただし、キャラもあると思うのでドリスのようなブラックなユーモア、
キツいお言葉を日本人の障害者にそのまま使えるかというと、これは
まことに疑問で、逆にヒンシュクをかう恐れがあるので、要注意では
あるが・・・(このギャグはフランスならでは・・・なのかも)

ともかく、お涙頂戴的なところがまったくなく爽やかな感動を与えて
くれるこの映画はイチオシ。
実際の介護人はアルジェリア移民だそうだが、これではオマール・シー
という黒人が演じている。
彼の魅力がこの作品を一段と素晴らしいものにしていると感じるのは
私だけだろうか?
ラストシーンの笑顔がずっと心に焼き付いている。


最強のふたり



もう1つのお奨め作品は「ハロー!?ゴースト」
キム・ヨンタク監督の韓国映画。
トボケた青年をやらせたら右にでる者のいないチャ・テヒョン主演。
孤独な自殺願望のある青年と、彼の前に現れた4人のゴーストのお話。

もう、笑えて笑えて、単なるコメディかと思いきや、いきなりの
超・感動にはビックリ!
ヨンタク監督、やってくれるじゃな〜いという映画。
ハリウッドでのリメイクも決まっているのだとか。
アメリカ版だと、あののり巻きはハンバーガーにでもなるのかな?
ムフフ、言えない、言えない。

2作ともハートウォーミング・コメディーとでも言うのだろうか。
人生は泣き笑い。
どんな最悪な状況の中でも小さな幸せは見つけられる、私達が
その気にさえなれば・・・
そんな勇気と感動を貰える映画2本。
DVDにもなっているので、秋の夜長にぜひ





コメント

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そうそう「最強のふたり」、気になりつついまだ見てませんでした。
(うっかりタイミングを逃すとそのまま失念の日々・・・)
今夜山ちゃんTSUTAYA寄るハズなのでメールしておこうっと!
思い出させてくださって感謝!

tomokoさま
あら〜、グッドタイミング。 やまちゃんとお二人で笑って
感動してください。主人はあまり褒めない人なんですが、
「フランス映画にしちゃあ、良く出来てるね」って。
あの人にしては最高の褒め言葉です(笑)

こんにちは! 私、映画はどちらも観たことがないのですが、
EW&FのSEPTEMBERがお好きとは~!で一人、盛り上がってしまいました。
(以前お話したかもですが)
夫の友人の披露宴二次パーティで、アフロのウィッグかぶって、
この曲を演奏しました(笑)。高校のとき、よく聴いたなあ…。

首から下が不自由…と聞くと、
群馬出身の星野富弘さんが頭に浮かびます。確か私が中学のとき
最初の詩&画集を出したのではなかったかな…。
体育教師が、身体の自由を失うとは、どれだけ辛いことかと
思いますが、そうした同情をはねのけ、自身にできることを
続けていった結果、こんにちがあるわけですよね…。
大切なのは、同情ではなく、その人がその人らしくあるための
サポートなんですよね。

映画記事にはついつい反応しちゃいます♪
私が今までに観た映画で、座席を離れにくい映画
(感動の度合いが大きいもの)ベスト1がトム・ハンクスの
「プライベートライアン」かイタリア映画の「輝ける青春」、
その次がこちらの映画かもしれません。
フランス映画に拒否反応を起こすオットがDVDを借りて
きた時は、やったー、って思いました。
お奨めのもう一つの方、気になりますね~

絵美さま
EW & Fは、何と言うか私にとっては欠かせないです。
落ち込んだ時や気分転換したい時など、必ず聴きたく
なりますね。子供達も物心つく前から聴かされてるもの
だから、すっかり染み込んでいて、アースの曲がかかると
懐かしいなんて言うんですよ(笑)
「セプテンバー」は特に好きで、この曲を使ってくれた
トレダ監督に拍手!です。
この曲聴くと、上がりません?

sognoさま
アハハ、同じー。うちも主人はフランス映画に批判的(ジャン・
ギャバン以外は)なんですが、これは珍しく最後まで観てました。
「輝ける青春」ですか・・・観たかな? チェックしてみますー。
「ハロー?!ゴースト」もぜひ、観てくださ〜い。
内容は言いたいけど言えないんですよ。感動が半減しちゃうから・・・。
ところで、パーソンオブインタレストも、今シーズン終わりですね。
カーターはどこへ行っちゃうのかしら?

取りためた録画も観られてないのですが、メモっておきます〜♪
ワタシの祖母も30代後半か40代前半に脊髄を痛めて身体が動かなくなりました。
母はそれを承知で嫁に来て40数年、しっかり看取りましたが
ワタシも小学校低学年から憎まれ口ききながらも下の世話をしてました〜 (^-^;;
父母との団欒より、祖母の部屋で過ごす事が多かったワタシです。
大富豪じゃない分、家族皆で介護してましたねえ(笑)
自分語りすいません m(__)m

まあ、何というタイミング!
実は私、この映画見たいと思いつつ見逃していたのですが、先週末Wowowで放送があり、しかも実話のフィリップ氏と介護人のインタビューと映画メイキングのドキュメンタリー番組まで放送されたんですよ!フィリップ本人の話には実に深いものがあり、おおらかな人物でした。映画の主人公2人が実際に彼と会って話を聞く場面はじめ、とても見応えありました。
ハードディスクの容量が少ないため見終わってから録画消しちゃったのですが、DVDに残しておけばよかったですねー。EW&Fのセプテンバー、最高でした!そのあと、偶然だと思うのですがアースの新聞記事が出てて、モーリス ・ホワイトが難病で闘病中と知りました(T_T)
もう一つのオススメもチェックしますね。

香子さま
お母様、素敵! 香子さんも小さい時から偉かったんですね。
私も小さい時、祖母が寝たきりだったんですが、介護らしき事
しなかったな〜。自分の母の時ももう嫁いでいたので、ほとんど
姉に任せっきりでした。でもお陰で姑さんの面倒はしっかり看させられ
られましたけどね。

yukikoさま
そうですか・・・モーリス・ホワイト闘病中ですか。
彼らも歳をとってる訳だからいろいろあるのは当たり前だけど
私の頭の中ではずーっと、若くて元気な彼らの姿しか浮かびません。
でもいつまでも曲は残って、その曲に励まされる人々がいるんだから
音楽って素晴らしいですよね。

フィリップご本人のインタビュー、聞きたかったな〜。
あの後、再婚して新しい人生を始めるなんて素晴らしい!

人間って弱いけど「強い」ものなんですね〜。