タロット・数カードのエース達

エース、和風に言えば「壱」のことである。
以前、数カードが「剣」「勾玉」「鏡」「稲穂」の4つの
スートに分かれている事は書いたが、その4つが四神にも
対応しており、各壱を剣に巻き付く龍、勾玉と戯れる虎、
鏡を掲げる玄武、稲穂をくわえる朱雀という姿で描いた。


四神2
各スートのエース達


ところで玄武はどの文献を見ても蛇が亀に巻き付く姿で表されるが、
どうしてか調べてみると、中国天文学からきているのだと言う事が
分かった。
つまり、昔の人は星を見て、亀に巻き付く蛇(あるいは、蛇が
巻き付いた亀)に見えたのだ。

昔の人は想像力が豊だったのだなぁ・・・と、つくづく思う。
いくら星を眺めても、私には鳥に見えたり、虎に見えたりしない。

「中国天文学では天球を天の赤道帯に沿って東方、北方、西方、
 南方の四大区画に分け、それぞれに四神に対応付けた。
 これらを東の青龍、北の玄武、西の白虎、南の朱雀と呼ぶ」
 (ウィキペディアより)

という訳でこのタロットカードも各エースが完成した事で
しっかり四神に守られ、いよいよ形を成してきた。


余談になるが、宇宙飛行士、山崎直子氏はスペースシャトル、
「ディスカバリー号」に四神のお守りを携えて乗ったそうだ。
科学の最先端をゆく宇宙飛行士に四神のお守り、というのが
微笑ましくもあり、また未知の世界に行くからこその畏敬の
念ではなかったか、とも思える。

人間なんてちっぽけなものだ、どんなに科学が進んでも。
崇高なもの、偉大なもの、自然に敬意をはらうことを
忘れてはいけない。
星空を見ていると、そんな想いが浮かんでくる。



*絵の著作権はすべて朋百香にございます。
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コメント

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こんにちは! 私の星座はうお座ですが、どんな星の配置だったかさっぱり思い出せません(笑)。さそり座くらいかなー(あと、12星座ではないですがオリオン座とか)わかるのは。
宇宙飛行士の方が神様のお守りを…というお話、興味深く読みました。
私は、医学にフォーカスして8年くらいになりますが、結局人間の体や心と向き合う分野であり、数学や生化学だけではまったく解決しないということを、ことあるごとに実感しています。
やはり、生きる/生かされることに畏敬の念を持つこと、自然の営みとして命をとらえることは、サイエンスにもメディカルにも共通しているなあ…と思うし、きっとアートにも言えることですよね。

絵美さま
そうですね、医療関係に携わっていらっしゃると、特に感じる事は
多いかもしれませんね。
人間の営みは、本来、神に繋がる、あるいは捧げるものだったのでは
ないでしょうか? それが文明の発達と共に忘れられてきてしまった。
でもどこかで、人はそれを感じるからお守りを持ったり、神社仏閣に
お参りするのでは?
皆んな深〜いところで分かっているのですよね、人が単なる生体だけ
ではないということを。

そうそう、歌舞伎だってもともと神事だったので(女人禁制で)
役者さんが男ばかりなんですよね。出雲のお国も巫女だったそうだし
歴史を見ると、ああそうだったのか・・・という事が多くて
面白いですね。

去年の龍の絵もそうですが、四神なんていう難しいモチーフをよく描きあげていらして感服しております。バックの色味のバランスも綺麗ですね。全部がカードになったら独特な雰囲気になってステキになりそうですね!
朋百香さんの中にも、絵美さんの中にも、私の中にも物理的宇宙と、神代世界とか目には見えない世界も、なんら違和感なく同時に存在していて、ソニア・パークさんじゃないけどARTS&SCIENCE ってごく自然なあり方のように思います。

tomokoさま
いや〜、簡単ではないです。青龍は最初のが気に入らなくて
描き直してますし・・・。何とも時間のかかることですぅ。
でも、1枚1枚丁寧に描いていけば、いつかは終わる、と
思いながら、日々格闘してます(笑)

そうですね〜、「ごく自然なあり方」なんですね、きっと。
私にとってはこの「タロット」の絵を描くことが礼拝なのかも。