ゆいまーるの温もり

久米島紬の織り手というから「おばあ」がみえるのかと
思ったら、お若いお二人で驚いた。

お話会
山本さん(右)と織り手のお二人


久米島紬の染料はすべて島で育つ自生の植物。
その自然の色の美しいこと、優しいこと。


糸
テカチ(オキナワシャリンバイ)、楊梅、
ユウナ(オオハマボウ)、グールなど
それぞれ独特の色合い。


全行程が手作業で古来の技法を守っている。
染め、織りをひとりの作り手が手がけるのも
大きな特徴。

そして、久米島には「ゆいまーる」の精神がある。
これは、協力し合うという意味で自分ひとりでは手に負えない
仕事をお互い助け合っておこなうのだ。
だから布から、そんな優しい温もりが伝わってくるのだな・・・
と、納得。

植物の採取、おかいこさんの世話、糸を績む、泥染め、砧打ち
精密な織り、と何ヶ月もかかって出来た反物でも最後に
厳しい検査が待っている。
どんなに手がかかっていても、ここでのチェックを通らないと
正式な久米島紬として認定されない。

それではあまりにも作り手も反物も可哀想・・・と、山本さんが
「ちょっと いい理由あり展」と銘打ってこの展示を開催したのだ。

素人から見たら段のずれとか、織りの縞が目立つとかって全く
分からない。
数ある紬の中でも特別、検査が厳しい気がする。

きものの仕立て方でそんな所は隠せる。
ちょっと理由(わけ)あり、バンザイだ。
それで、きものとして好きな人に着てもらえたら織りても布も
喜ぶというもの。
ましてや、ちょっとお安く手に入れられる着手も嬉しい。

しかも彼は伝統の「久米島紬」を守りながらも新しい挑戦も提案して
いる。
久米島と言うと思い浮かぶのはこの感じ
くろ


しかし、こんな色や
ピンク


こんな色も
ソテツ



新しい色、新しい感覚、しかし伝統はおさえて、ますます
進化する久米島紬が楽しみだ。


糸を績むともこさん
糸を績む作業


こ〜んな道具を使うのです
糸を績む道具
なぜか、長平庵にピッタリ


おおらかな口調で説明してくださった織り手さん。
その生の声から、ゆいまーるのほっこりした暖かさが
伝わってくる。
争うことなくお互いが助け合って、今日がある久米島紬。
この紬がこれからも長く伝統文化として残ってゆく事を
祈るし、応援したいと心から思った。










コメント

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ああ、いいですねぇ。草木染の糸玉たちにまた会えると思うと、わくわくが止まりません(笑)。
糸績みの道具は、前回、工房でお話を伺ったときにはなかったような気がしますので、こちらも楽しみです。ホント、長平庵に合っていますね。

熱はすっかり下がって、薬でややボーッとしながらパソコンタイム中です。
(今回はホント残念だったなあ〜)

>なぜか、長平庵にピッタリ
ホントにそんなカンジですね〜。
長平庵とその麗しい女主人の想いと心意気に叶うような
さまざまな手仕事とのよいご縁がこれからもありますように♪

絵美さま
何でしょう・・・? わくわくと同時に懐かしいような
この感じ。いろいろ魅力的な織物は多々ありますが沖縄の布って
着た感じも優しいのですよね〜。
実際に織り手さんの素朴なお話を聞いて、ますます好きに
なりました。

tomokoさま
今日は雪では?という心配がウソの様な
良いお天気で気温も上がり、日差しを浴びて
廊下で糸を績む織り手さんの姿は、まるで
昔からそこでそうしていたかの様に、馴染んで
ました。なんか、タイムスリップしたみたいに
不思議な時間だったな〜。
今回は残念でしたが、またの機会に・・・。
どうぞ、ゆっくり休んでお風邪、治して
くださいね。

ありがとうございました

朋百香さま

昨日はありがとうございました。
朋百香さんと長平庵にお邪魔するの楽しみと
久米島の織り手さんのお話うかがう楽しみ
昨日は一石二鳥ならぬ 三鳥だったりしてv-410

ゆっくりお話し 初めてかも~ ですね(*^_^*)
とても楽しいひと時でしたe-266

sachikoさま
こちらこそ、遠くからありがとうございました。
いつもアクティブなsachikoさん、尊敬してしまいます。
ゆっくりお話出来て楽しかったです。
それにしても、着てらしたきものと同じ作家さんの帯が
あるなんて奇遇でしたね〜。
さっそくブログにも載せて頂いて、山本さんも喜んで
ますよ。

本日はお世話になりました。
居心地のいい空間ですっかり長居してしまいました (^-^ゞ
お家といいお着物といい…ホント眼福でした。
また宝くじ買おう!と思いました〜(笑)

香子さま
こちらこそ、ありがとうございました。
楽しかったですね! 好きなものに囲まれて
楽しいおしゃべり、女には絶対こういう時間が
必要です(笑)