口実

先日ある方にお目にかかった時「朋百香さんは、やわらかものを
着られたらいいのに」と言われて新鮮な驚きだった。
自分では紬や大島など、どちらかと言うとキッチリ着るきものが
好きだし、今までそんなことを言われた事がなかったからだ。
性格がはっきりしているし(以前、あなたの魂は男です。と、
言われた事があった・笑) 仕事の仕方も男っぽいかも。

そんな私が固いきもので武装しては、そのまんまで面白くない。
せめて外見はやわらかもので、中身との違いがあった方が意外性が
あって そこに魅力が生まれるというものなのかもしれない。
何事も陰陽、成る程ね〜と、お勉強になるアドバイスだった。

とは言え、お仕事の時はやっぱり紬がしっくりくる。
本日は焦げ茶の八草紬に

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大月俊幸氏の綾織りの名古屋帯。

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八草紬とは、青山八木さんのオリジナルで新潟の六日町市で
作られている。縦横手紬の手織り。
八木さんが拘り抜いて色出しをしている。
草木染めは時を経ると色の変化などがでる場合もあるが、
そこがまた味わい深いところ。
寒くなってくると深みのある色と暖かい着心地が恋しくなって
纏いたくなってしまう1枚。
着る程に、柔らかくなってゆく。


最近、打ち合わせなどでも「きもの」が多い私。
洋服を着てゆくと「あれ、今日はきものじゃないんですか?」と
言われたりすると、何か期待を裏切ったようで申し訳ない気持ちに
なる。
来年はアドバイスを活かして「やわらかもの」に挑戦して
みようか・・・。


・・・って、結局これはきものを買う口実?




まめ知識・「やわらかもの」というのは、織りのきものに対して
友禅などの染めのきものをさす。織りのきものは最初の糸染めで
色が決まるが、友禅の場合は図案を考え、文様の色、地色、刺繍など
行程を経て色が完成してゆく。
やはり織りに比べると華やかさが増すもの。







お知らせ
八木さんで津田千恵子氏の型染帯展を開催します。
期間は12月8日(土)、9日(日)、10日(月)
午後12時から午後7時まで

東京都港区南青山1-4-2 八並ビル1階
tel・fax 03-3401-2374   青山・八木

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コメント

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こんにちは。深みのある茶色は、この寒さにほっこりした優しさを与えてくれるような気がします。
柔らかものには柔らかものの良さはあるのですが、仕事となるとやはり場違い感は否めないかなあ…。
打ち合わせでも、自宅にお越しいただいてというときにはいいかも。
あとは、カタモノでも先日の小倉先生の作品のように、しなやかな風合いの紬に控えめで品のある染が施されているものなどは、
両者のいいとこどりをしているようで好感が持てます(…ってワタシ、勧めてる? 笑)

>今日はきものじゃないんですか
私も洋服のとき言われます! 仕事先で、着物が受け入れられているという表れなので、嬉しくなります。

絵美さま
そうですね、小倉先生の紬に控えめの染め、あれいいですよね。
仕事も遊びもオールマイティーな感じ。
さすが、時世に合った染め・・・というか、先生の現代的なセンス、素敵です。
あの辺からいってみますかね・・・(笑)

人は出会うべきときに必要な人と出会う、といいますし、
いまこのタイミングでそのように言われたコトバは、もしかしたら
これからはもう武張って(武装して)生きなくてもいいですよ、と・・・。
たとえ魂が男であろうとも、これからは武装解除して、
朋百香さんの優しさや思いやりのハートフルな部分を
もっともっとやわらかく表に出してあげたらいい時代に入りますから・・・と、
記事を拝読していて、そういう助言のようなものに感じました〜。
すいません、私勝手な感じ方かもですが。
どうでやわらかものでも、きっと一貫した好みがあるだろうと思いますし、
やわらかもんをお召しの姿、拝見するのを楽しみにしています〜♪

tomokoさま
またまた素敵なアドバイス、ありがとうございます。
「北風と太陽」のお話で例えるなら、今まで北風で生きてきた感はあるので(笑)
そうですね、この辺で意識を変える時に来ているのかもしれませんね。
そうは言っても長年のクセはなかなか急には変えられないので、少しづつ・・・
というところでしょうか。あの方は「きもの」を例えにして、内面のことを
おっしゃっていたのですね。んー、深いな〜。

私も、密かに型染めの小紋などお似合いになるだろうなぁ・・・と思ってました。
朋百香さんのセンスでどんなものを選ばれるのか、見せていただくのが楽しみです~♪
(っと・・・・焚き付け過ぎ??)

りらさま
アハハ、焚き付けられるの大好き!
どう考えても、私が選ぶのははんなりしたものではなく、訪問着でもキリット系、
スッキリ系になってしまうと思うんですよね〜。
まずは、これから「積み立て」です。(先は長い)

こんばんは
私の大好きなお色目の組み合わせ。今年も拝見できて幸せです。
先日、ある染めの先生の工房に伺いました。
光沢感がある紬地にそれに沿うような色目で描かれた着物、素敵でした。
(私の思い込みでは)たおやかな朋百香さま、きっとお似合いになると思います。

とうこさま
この組み合わせ、私も好き、というか絶対「間違いない」ので安心感がある、と
いうか・・・。でもこの帯、結構な〜んにでも合うのでお利口帯なのですよ。

「ある染めの先生」・・・んー、気になります。