タロット・アダシノ

タロットの拾弐番絵札、アダシノは京の風葬の地で
あった「化野」からネーミングされた。
生から死への変遷を「化ける」と捉えて、化野(あだしの)
という地名になったのだとか。

「私達が本当の意味で「生きる」ということは、ウソや偽りのない
在り方に立脚する必要があり、タブーのあるうちは社会(宇宙?
神?)との本当の信頼関係を築いているとは言えない気がします。
報われなかった子供達(=押さえつけてしまったインナーチャイルド)
や、見捨てられた無縁仏のシンボルをカードに浮上させることを
通じて内なるタブー(隠された過去)に一人一人が向き合い、
それを乗り越え、もっと強くなるきっかけになればいいな、と
思っています」(ミケさんのプロットより)

と、言う訳でこのカードに描いた子供は「あなた」(このカードを
手にした人)の心の中のインナーチャイルドであり、封印してきた
「過去の自分」である。
シンボル的には「ドクロ=死」「蝶=再生」を表し、カードの
左端にちらっと見える石積みの井戸は拾参番絵札の「イド」(死神
のカード)とも繋がっている。

さらにこの和のタロットの陰のテーマは「蘇り」と「供養=浄化」
であるとミケさんは言う。
アダシノを通じて現世では浮かばれなかった魂たちの浮かぶ瀬の
1つになれば・・・というミケさんの言葉に、人間の永遠の
テーマである「死と再生」を厳粛に受け止めながらも、そこに
暖かい眼差しで供養の気持ちを込めて描いた絵である。

個人的には、このカードを見た人に「これ、沖縄の子供みたい」
と言われたその後、本当に沖縄に行く事になって驚いたことが
思い出として残る。
ひょっとすると、私の潜在意識はこれを描く時に、もうすでに
沖縄行きを知っていたのかもしれない。



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*絵の著作権はすべて朋百香にございます。
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コメント

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「化野」と聞くと、ついつい芝居の「曾根崎心中」や「鳥辺山心中」の場面を思い出してしまいます。私自身は何度も京都へ行っても化野はなんだか近寄れないところでした。
朋百香さんの中のインナーチャイルドはどんな子どもでしたか?いつかうかがってみたいものです。

tomokoさま
私もまだ化野に行ったこと、ないのですが、あだしの念仏寺というのがあって
綺麗な竹林があるそうです。いつか行ってみたいな〜と思います。

私のインナーチャイルドは「ともちゃん」といって7、8歳くらいかな、
ピンクの綿のワンピースを着ておかっぱさんです。
いつも一人で遊んでいます。
その様子がいじらしくて、時々抱きしめて「一人じゃないよ」と言ってあげます。
そうすると頭から子供独特の日向臭い匂いがして、泣きたくなるくらい
懐かしさがこみ上げてきます。
インナーチャイルドの癒しは必要ですね、いくつになっても・・・。