前向きに

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覚悟して帰ってきたのだが、ありがたい事に東京の暑さは
さほどでもなかった。
帰国した翌日は、13回目となる「日本・フランス現代美術世界展」へ。

H.Pのinfoにも記したが、今年は場所も六本木の国立新美術館、会期も夏と
大きく様変わりし、新たなるスタートに相応しくフランス、スペイン、
アメリカ、メキシコ、中国、日本と多国籍な展覧会となった。

これは故・馬郡俊文氏(JIAS 国際美術家協会創始者)がめざす
芸術による相互交流を通じて世界の平和に貢献しよう、という理想が
確実に形になり、そしてさらに進歩し続けてゆくその過程であると
確信出来る文字通り「世界展」だと思った。
故・馬郡氏、故・アンビーユ氏も天国から喜んでくださっているに
違いない。
入り口近くに飾られた故・アンビーユ氏の遺作からも会場を見守る
優しい眼差しが感じられた。


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アンビーユ氏の遺作(左)


今回はフランス、サロン・ドトーヌ会長のノエル・コレ氏も来日。
ドトーヌ作家達も数多く出品され、日本に居ながらにして多くの
作品が見られたことは、私にとって大きな収穫だった。

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絵の上に表示された国旗がまるでオリンピックの様



サロン・ドトーヌの会長ともなるときっと近寄りがたい方なのだろう・・・
と、思ったら満面の笑顔で気さくに挨拶をしてくださる親しみやすい方で
急にパリが身近に感じられて嬉しかった。


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写真中央がノエル・コレ氏と白いワンピースが可愛らしいコレ氏の
お嬢様。



オープニングレセプションでは、各国の代表がお国の言葉でご挨拶。
いつもながら国際色豊か。
通訳の方も一人や二人ではない。
これだけ大きな会になると、関係者、スタッフの方のご苦労も
大変なものだろう。
馬郡氏の意思を継いで美術家協会の代表となった馬郡まりこ氏と
スタッフの方達に心から感謝いたします。


さて、会場風景は やはり天井が高い!スペースが広い!
(美術館なので当たり前なのだが・・・)
今までとは全く違う雰囲気に「ああ、もっと大きな絵を出せば
良かった」と、まず第一反省。
国際色豊かなこともあり、色のパワーも凄い。
地味〜に、ほとんど墨しか使わなかった今回の作品は
どちらかと言えば、展覧会向きではなかった。と、第二反省。
額装にもちょっと不都合があり(少し絵に撚れが出てしまった)
いつもの額屋さんに頼めば良かった、と第三反省。

と、自分の絵に関しては反省だらけの展覧会だが、
落ち込んだのは一日。
「よし、同じ過ちは繰り返さないぞ!」
こういう失敗がきっと大きな成長に繋がるのだ、と あくまでも
前向きに考えられたのは、きっと今回の展覧会からたくさんの
パワーを頂いたお陰だ。

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「矛盾を抱えた天使」の前で

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私が一番惹かれた絵。
Arnaud D'HAUTERIVE氏の「Femme au gant noir」
(黒い手袋の女)



第13回 日本・フランス現代美術世界展
8月8日(水)〜19日(日)
国立新美術館 3A展示室
入場無料 10:00〜18:00
8月14日(火)休館












コメント

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お帰りなさいませ〜。
ご盛況な絵画会ですねえ。華やかそうで、イラストレーター業界とはまるで違いますですよ(笑)。
あの天使、あれはあれであの大きさに朋百香さんの感ずるままに生まれたものだからいいのかも・・・。新国美も天井の高さが調節できるともっといいんじゃないかと思いますが。

こんにちは! こうした盛大な展覧会に絵を出展できるなんて、素晴らしいですね。
作品の上に掲げられた国旗を見ると、絵のオリンピックみたい☆
時間ができたら行ってみたいなーと思っています。
私も、「黒い手袋の女」いいなと思います。ネックレスぐるぐるも含め、ぞくっときますが猥雑さがなくて、凛としていますね。

tomokoさま
ただいま〜。 ありがとうございます、tomokoさんにそう言ってもらうと、ちょっと
ホッとするかも・・・。ありのままでいいんですよね、絵描きのいやらしさっていうか、ちょっとでも良くみせたいって心理が働いちゃうというか。確か、トレンツ・リャドでしたっけ?「絵描きは自分の無能さを額に入れて飾る」みたいな事を言ってましたけど、ほんとにそう。結局、自分の才能のなさを思い知り、人の才能に嫉妬する・・・。でもネガティブになりたくないから、せっせとまた絵を描く。
その繰り返し。でも今回も良いご縁を頂きましたし、絵を続けてきたから今がある、と感謝しようと思います。そしてサポートしてくれる家族にも感謝しなくちゃね。

絵美さま
ありがとうございます。そうですよね、この展覧会に出品出来たことに感謝しなくてはいけませんよね。初心にかえって もっと謙虚にならなくては(笑)

「黒い手袋の女」フランスのエスプリみたいなものを感じます。
日本の粋とは違う、パリの粋?みたいな・・・  

何というか、絵にもお国柄っていうのが出ていて こうして並べて見ると、それが分かりやすくて面白かったです。

涼しい日だったのに、さすがに時差ぼけできものは着られませんでした。

おかえりなさいませ。
おぉ、19日まで開催されてるんですね。
時間を見つけてぜひ拝見させていただきたいです〜♪
(「黒い手袋の女」を見て、日本人は下を隠すけど、
 外国の方は胸を隠すんですよね。それこそお国柄?)

香子さま
アハハ、香子さん 面白〜い。一枚の絵でも見る人によって全然違うところに意識がゆくものなのですね。
確かに外国映画でも、上を隠してましたっけ。
でもこの絵は、やっぱり「上」ですよね。「下」を隠したら違う雰囲気になっちゃう(笑)

お帰りなさい~

お楽しみでらしたハワイのあとに、こういう素晴らしいことが待ってらしたのですね!
皆さんと並ばれた朋百香さんのお写真、堂々として素敵です!

「矛盾を抱えた天使」この画像では丁度良い大きさに見えますけれど・・・・
こうして拝見してもインパクトを感じます。
「黒い手袋の女」・・・原題はフレンチですが作家さんはフランスの方でしょうか?
デカダンの伝統を感じますねぇ。

りらさま
ただいま〜。そうなんです、これがあったので、私は一足早く一人で帰ってまいりました。時差ぼけで行く時は辛かったですが、帰りは元気を貰って帰ってきました。
さっそく、次の作品に取りかかりましたよ(笑)
「黒い手袋の女」 そうです。フランスのかなり有名な作家さんです。
おっしゃる通り、伝統というか歴史というか民族性というか・・・何か、凄く惹かれるものがありました。もう一度、見に行きたくなります。

行って来ました

昨日、拝見させていただきました。
ホント、国際色豊かで技法も種類もたくさんで
楽しんで参りました(往復して見ちゃいましたw)。
件の「黒い手袋の女」は画像で拝見するよりもっとダークなトーンで
周囲の作品のカラーが明るいからか纏っている空気が違うようでした。
朋百香さんの作品はクリスタルなような氷柱のような…
ワタシの勝手なイメージです、すいません (^-^;;

高田高校の作品と「延年の舞」でホロリとしてしまいました。

香子さま
まあ、お暑い中を行ってくださったんですね〜。
ありがとうございます。
でも今回は見応えあったと思います。
なかなか日本にいて、サロン・ドトーヌの重鎮達の作品、見られませんから。
高田高校の作品も良かったですね。
熊谷先生の作品もバックに描かれたお釈迦様が崇高な光を放って、素晴らしかった。
私の作品は正直、満足してません。
でも出した以上、言い訳はしません。次回、もっとレベルアップします!
「氷の柱」って面白いですね、ご感想ありがとうございました。