愛と勇気をもって・・・

アデルのちょっと掠れた歌声が妙に心に染み入って空を
見れば、私の心模様のような花曇り。

次女の彼氏が来日し娘と「結婚させてください」と
言いにきた。(「No」と言われるのを覚悟して)
これは この2年間、我が家で何度も何度も話し合われて
きたこと。

2年前 夫と私は反対した。なぜなら彼が外国人だから。
人種差別はいけないと育ててきたのに、現実の問題となると
「別」になる親の身勝手は重々承知。

でもこの2年間、国際結婚の難しさや その他、将来の苦労や
不安を娘に切々と話してきた。
しかし娘は、ハワイと日本を行ったり来たりしながら
彼との愛を育んできた。

とうとう最終決断を下す時が来た。
「No」と言おうが「yes」と言おうが、二人は今月末には
帰ってしまう。
だったら「二人を認めて気持良く送りだそう」と言ったのは
夫の方だった。

そこまでの結論を出すまでの夫の苦悩を私はずっと見てきた。
私は夫を褒めてあげたい。
これは理屈ではない。
親の切ない気持ちは決して子供には分からない、自分が親と
なるまでは・・・。

結局、親というのは無条件で子供を受け入れるしかない。
不安を道連れに二人の可能性を否定するよりも、可愛い孫を
抱きしめる日を夢みたい。

私たちのこの決断の結果がでるのは、まだまだ先のこと。
でも後悔はしないだろう。
なぜなら、夫も私も愛をもって決めたから。
親は子供たちを愛することしか出来ない。
それはエゴの愛でなく、手放す愛、解放する愛、応援する愛。
遠く離れていても、いつも想っている・・・という愛。

その時、最善と思われる道を私たちは歩んでゆくしかない、
愛と勇気をもって・・・。


・・・いつの間にか 雨がシトシト降ってきた。
いつもより明るく振る舞う夫の背中を見て思った。
あ、この雨は彼が降らせた涙雨だ・・・と。
泣いて笑って、笑って泣いて・・・人生の二人三脚。
私は夫の背中にそっと手をおいた。


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コメント

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切ないけど暖かいお話です。私の所は、1人娘。どこでも、どんな方でもと思っている反面、やはり、そばにいて欲しいな、と思います。
私の父母も同じだったでしょうか。遠くに嫁いだ私です。
でも、2年間の間、きちんと愛情を育まれてきたお二人。幸せは間違いなしですね。

オンブルパルフェさま
暖かいお言葉、ありがとうございます。 親というのは、切ないものですね。
今となっては一昨年、フランスへ娘二人と旅したのが良い思い出です。
どうぞお嬢様とたくさん、楽しい思い出作ってくださいませ。

旅の空の下で拝読しました。
下のお嬢さんとお相手の方、お二人で決めた新しい道を、他所ながら祝福し、これからも見守っていたいと思います。
そして、すいれんさんとご主人様の親心に深く感じ入りました。雨が優しいですね。

tomokoさま
ありがとうございます。不思議なものですね~、tomokoさんには算命学で娘たちのこと、見て頂きましたが、二人とも同じような時にこういう事になりました。
これも流れですね。
阿闍梨さまが「一日一生」と言ってらっしゃいます。
今日が最後の日と思って生きれば、ほとんどの事が許せますよね。
そして明日、また新しい一日が始まる。
今はこの言葉が深く、ありがたく、心にしみます。

同じような気持ちを・・・

すいれんさま

我が夫婦も2年ほど前に続けて・・・
息子の選んだパートナー 受け入れるのみ
以前からそれとなく聞かせていた言葉・・・
「宗教関係はやめてね。。。 明るくて優しい子がいいわね。。。」
この二つはクリアーしているのですもの
思うことはいろいろありましても 反対はせずさりげなくバックアップ
良い関係を築きつつあります

次女さま&パートナー お2人でしっかり考え決めた道
可愛いお孫ちゃんの誕生を楽しみに そっと見守ってあげて下さいませ


sachikoさま
そうだったんですね・・・何だか続く時は続くんですね。親の想いはいろいろあれど、まあ、おめでたい事が重なるのは嬉しいこと、幸せなことですよね。それにしても私はこれから英会話の猛特訓せねば・・・孫と話が出来ません(困)

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Mrs.bordeaux
ありがとうございます。こうして日々のイベントが一つ一つ終わって人生が流れていくのですね~。アハハ、ちょっと感傷的になっております。
先日は本当にありがとうございました。絵美さんには、いつも良いご縁を頂いております。また、機会があったらご一緒させてくださいませ。