エイプリルフールの午後に

日曜日の銀座は随分と久しぶり。
今日は娘夫婦とウエディングドレスや小物の最終打ち合わせ。

暖かな日差しに歩行者天国を歩くカップルや家族連れに
こちらも笑顔になる。
実際、いろんな問題を抱える日本という国だが、こんな風景を
見ると ともかく「今」平和であることに感謝せずにはいられない。

娘にドレスに合うベールを見て欲しいから来て。と言われ、
「そんなの 二人で決めればいいんじゃないの~」とあんまり
乗り気になれなかったが、このところ仕事が忙しく疲れている上に
久々の休みなのに娘に付き合わされている婿殿を見ると気の毒で
やっぱり来て良かったと思った。

だいたいウエディングに全力投球するのは花嫁で花婿は、
ウエディングドレスを着ていれば(つまり、花嫁と皆が認識出来れば)
良いのではないか?
ここがレースで、こんなお花を持って・・・というのは、花嫁の夢、
自己満足の世界。
正直、今まで出席した結婚式で花嫁がどんなドレスだったかなんて
覚えていない。

まあそうは言っても一生に一度の晴れ姿、写真も残ることだし、
付き合ってやるか・・・というのが正直、彼と私の共通した心情。
花嫁と担当の人がだんだんテンションが上がってゆく間、婿殿と私は
カーテンのこちら側でゼ~ンゼン関係ない話をしていた。

しかし「僕は持っているタキシードでいいです」という婿殿に、
試しに一回だけ着てみて、とこれまた花嫁のたっての願いで着てもらった
花婿の衣裳。
これがとても良く似合って、私もここでグッとテンションが上がる。
「カッコイイじゃない!」
娘の隣でこんな感じで並んでくれたら・・・と、想像して夢を膨らませた
が、きっと堅実でこだわりをもつ彼は自分のタキシードで通すだろうなぁ。
とりあえず、女三人で(娘と担当者と私)めいっぱい褒めてみたが・・・。

ともあれ息子というものを持った事がない私。
この日は「息子の母」の気分を味わえて楽しかった。



tatu-1.jpg
この満面の笑み、若い婿さんと腕組んで嬉しい限り。
この日のきものは「うぐいすもち」を思い出す薄い緑の紬。
和名では蒸栗色という。帯は津田千恵子氏の型染。






コメント

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こんにちは! あらっ、すいれんさん、私が今まで見たことのない笑顔だわ♪ ナンテ。
そうそう、衣裳なんて何でも・・・と思っていても、いざ試着してみると、だんだんこだわりが出てきちゃったりするものですよね。
お式はもちろんなのですが、こういう準備のひとときが、とーっても楽しいように思います(あ、それは呉服屋での私たちと同じ!? 買うまでがあれこれ楽しいという・・・ 笑)

クール!!

すいれんさん!なぁんてクールな花嫁の母!!
お嫁さん本人より母親の方のテンションが高くて・・・という話が多いですのに。

ご自分でタキシードをお持ちなお婿さんって、すごいですわ!
花婿と並んだ花嫁の母、満面の笑み~♪良いですわぁ。

お似合いです~~!!
勿論、鶯色が、です。
お嬢様のお嫁入り支度。すいれん様の審美眼を通すと、(すいれん様の娘様だと)どんな物がセレクトされるのか、興味深く楽しみです。

りらさま
そうなんです、娘の母というより男の子の母親みたいだとよく言われていました。小学校の時も男子のお母さんとの方が仲良かったです。ま、変わってるんですね(笑) どうも未だにガールズトークは苦手で、あ、きものの話は別ですよ。サッパリしすぎて冷たいと言われる事も・・・。 こういう性格なので仕方ないですね、今さら変わりません。

絵美さま
そうでしょ!? あんまり無邪気に笑っているので娘が思わずパチリっと。 可愛いんですよね、うちの婿さん。二周りも違う羊ですけど・・・(笑) 

オンブルパルフェさま
やっぱり娘って母親に似てくるものですね~。選ぶ花とか、テーブルコーディネイトとか、私は報告を聞くだけですけど。私からOKがでると安心するらしいです(笑)
なかなかシックですよ、二人とも。
シックでドライでアットホームな感じになりそうです。
子供達からの花束贈呈もなし、花嫁の手紙もなし(これは私の希望ですが)さっぱりしたもんです。
まあ、二人の門出を心から祝ってくれる人のみ小人数で暖かい式になれば・・・と思ってます。