雀始巣

三月二十日は春分。
秋分とともに昼と夜が同じ長さになる日。
本格的な春が到来し、心がうきうきしてくる。
二十四節気七十二侯でいうところの
「雀始巣」(すずめはじめてすくう)。
雀は日本人にとっては古くから一番身近な小鳥だったのに
最近では、なかなか見かけなくなってしまった。

いつもは桜が咲き始める頃は梅はもう散っていたと
思うのだが・・・今年は遅い春の歩みのお陰で梅と桜の競演。


120324_172414[1]

この桜は通販で食べられるサクランボがなるというので、
食いしん坊の私が数年前に購入した木。
届いた時には40センチくらいだったのに、地植えすると
どんどん大きくなり今では人の背を越える程。
花の数も実も年々増えてゆく。

実は売っているサクランボより 一回りは小さいが味は素朴な
甘酸っぱさが、懐かしいおいしさ。
だが、食べ頃が難しい。
ちょっと早いと酸っぱいだけだし、遅すぎるとあっという間に
小鳥たちにみんな食べられてしまう。
彼らは食べ頃をよく知っている。
空から見て分かるなんて、凄いな~と いつも感心してしまって
おいしい実は、ほとんど私の口には入らなくても 怒る気にも
ならない。



120319_135931[1]

先日のブログにも載せた友人の息子さんの結婚式に着て行った装い。
花織の訪問着にシャンパンゴールドの帯。
そろそろ散り始めた梅の前で。



120324_090059[1]

クリスマスローズの上に散った梅の花びら。
この美しい景色は、春のお気に入り。
毎年、ブログに載せてしまう。








コメント

非公開コメント

こんにちは! わー、花織の訪問着、全身ですとまた、以前写真で見た感じとはずいぶん違うのですね。裾の色彩の連なりがダイナミックでもあり、でも色そのものが抑えてあるので優しくもあり・・・眼福です。

食べられるサクランボ、いいな~。でも鳥さんの方が自然との共存においては巧者ですねぇ。染織作家さんたちも、染料にする実を取りに行くのに、小鳥と競ったりおすそ分けしたり、だそうです。

スズメはじめて巣くう、っていい言葉だなあ~。
全国的になぜかかなり減ってるそうですねスズメ。巣を作る場所が無くなってることも一因らしいって聞いてます。初台では、毎年春にアパートの目の前の電柱の上のトランス(変電器)の台座留め金のすき間にせっせと巣くおうとしていて、真夏、金属が焼けるんでしょうね、いつも放棄されてしまうので、見ていて可哀想でした。

しかしまあ、なんとも綺麗なよそゆき姿ですこと~~♬
裾濃の色あいもすいれんさんにピッタリ!!
あ~いいないいな、おおよそゆきが着られて。ホントに着る機会、まったくなくなってしまいました。

tomokoさま
そうですね、鳥たちも住みにくい時代ですね~。タヌキやハクビシンなんかも、この辺にくるようになりました。きっと山がなくなっていくからなんでしょうね。可哀そうなことです。

「おおよそゆき」たまには着て お出掛けしましょ。
お供しますよ~。

絵美さま
ありがとうございます。 ほんと、山本さんの所って 不思議なものがありますよね~。絵美さんのあの漆のきものも、運命でしたものね。ぜひ、実物拝見したいです。

「小鳥と競ったりお裾わけしたり」・・・日本人は昔からそうして自然と暮らしてきたのですよね。

こんにちは。
紫好きとしましては、めまいがするほどです。ななめの裾模様も立ち姿がすっとしていて、きれい。物陰からでいいです。実物見たいです。そっと触りたいです。(これでは、変な人になってしまいますね)
それにつけましても、山本さんってすごいところですね。
私、こちらに住むようになって、採りたてサクランボの美味しさを実感しています。鳥たちは、遺伝子で美味しいのわかっているのですね。

オンブルパルフェさま
まあ、オンブルパルフェさんも紫好きなのですね!わ~い、一緒、一緒。紫苑色、藤紫、深紫・・・と、これまた奥の深~い
色ですよね。洋服で紫はなかなか難しいけど、きものだとしっくりくるのは何故かしら?昔は高貴な方しか着られない色でしたが、今は誰でも着られる、良い時代ですね。

やはり・・・

何年かに一度という割合で日本に行きますと、あれ?雀がいない?と感じることがありました。
やはり減っているのですねぇ。
普通に共に暮らしているような感覚のある生き物がいなくなっていくというのは、なんだか怖いようです。

でも、梅と桜が同時にというのは、ちょっと嬉しいような気もします。

花織りの訪問着のぼかしの色、とても素敵ですいれんさんによくお似合いですわ~。

りらさま
「異常気象」「環境破壊」という言葉に慣れてしまったこの頃ですが、季節がおかしくなるのは、悲しいことだし怖いことですね。「舌切り雀」なんて昔話が、珍しいお話になってしまうのかも・・・。まず子供達は雀がどんな鳥なのか分かりませんものね。寂しいです。

素晴らしいお色とぼかしの訪問着ですね。 梅の木のしたで可憐なすいれんさんの着姿、上品で素敵です。

この頃のお庭、お花、春を待ち焦がれる私たちには本当に一日、一日が発見で楽しみですね。

ルリ子さま
ありがとうございます。可憐・・・なんて今まで一度も言われたこと、ありません(笑)嬉しい!

本当にやっと春本番になりますね。今年は冬が長かったような・・・。