京の雅を愛でる

あの大雪から何日もたってないのに今日は春の日射しの
嬉しいお天気。
嬉しさのあまり 桜の大島を着てしまった。
今年は梅もまだ咲き始めたばかりなのに、少し気が早かったか?

そごう美術館の「都の遊び・王朝の美」を見てきた。
平安時代以来 長く文化の中心だった京の都。
その雅な世界は今の私達から見たら本当にゆっくりと優雅に
時間が流れていたのだろうな~と、ため息がでるばかり。

「本当は人間というのは歩く早さでしかものが考えられないのに
世の中のスピードがどんどん早くなるから迷ったり、悩んだり
するんだ」と、これは比叡山の大阿闇梨さま酒井雄哉氏のおことば。

成程な~と思えども、悲しいかな日々の煩雑な生活に追われると
ついドタバタな毎日になってしまう。
「忙しい」とか「時間がない」と思ってしまうが、そうなのだろうか?
同じ一時間でも焦って仕事するのと、ゆっくり景色を眺めるのとでは
感じ方が違う。
もちろん、後者の方が気持ちいいに決まっている。

確かに実生活では期限とか、守らねければいけない制約があるが、
それとは別の自分に許された「ゆっくりした時間」というのが
歳がいけばなおのこと必要になってきたような気がする。
「北野杜頭図屏風」の金の雲間に見え隠れする都の人々の生活を
見ながら、そんなことを考えていた。


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美しいものを美しいと心から感じるには、やはり時間が必要。
速足で通り過ぎては見落としてしまう事も多いだろう。
それは、とてももったいないことだ。


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この日のきものは、桜の大島に上原美智子氏の
透かし吉野織りの帯。
グレイッシュなピンクが春の訪れを感じさせてくれる。




コメント

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あー。ため息です。
桜の大島の贅沢。吉野織の帯は香りがあるみたい。
ありがとうございました!

大島!

桜の大島!!なぁんて素敵!!
うっとり拝見しています。
丁度一昨日、こちらで放映された「芸能百花繚乱」で雅楽のことをやっていました。
雅でした・・・・
余談になりますが~。
こちらで英語で日本文学を教えているお友達がいるのですが、「桐壺帝は何故光源氏を臣下に落としたのか?」と言う質問に日本からの留学生が答えていわく・・・・
「平家と戦わせたくなかったから」
今年の大河ドラマは「平清盛」で、色々話題になってますものねぇ。

やっぱり何度見ても素晴らしい大島です!!ため息がでます。
これを着るひとがまた美しいひとので、ひときわ絵になります。
でもって、ああ、日本はいいなあ~美しいなあ~と思います♪

オンブルパルフェさま
そーですよね、短い期間しか着られない大島ですから、本当に贅沢だと思います。でも、1年は意外に早くて、ああもう「さくらの大島」を着る頃になったのね~っと、いつも思います。今年は本物のさくらが咲くまで時間がありそうですから、いっぱい着ますよ!

りらさま
そうなんです、先日こちらでも「源氏物語」の政治的背景をテレビでやってました。「平清盛」も毎週見てますよ~。
あの時代の美意識や文化、興味あります。それにしても、「もののあわれ」って何なのでしょう? 日本人として死ぬまでに、それを理解したいものです。

tomokoさま
自分で言うのもなんですが、これは本当に凄いきものだと思います。奄美大島のウムタラさんの、染色技術もさることながら糸を細く細く績むおばあ、織るおばあももういなくなってしまうとか・・・。滅びの美ですね。大切に着たいと思います。
ところで、お褒めにあずかり恐縮です。
こんなおばさんでも「きれい」と言ってもらえるのが、きものの嬉しいところですね。

わーい、またこの着物を拝見できて嬉しいです。この花の大きさ、ほころびかたが、すいれんさんのすらっとした美しさにぴったりと思っています。
そして、横浜そごうでこのような展示があったのですね。あさって「山本詣で」(笑)の予定なんですが、寄りたいなあ・・・。
美しいものを愛でるには時間と心の余裕が必要ですよね。私、どっちも余裕ないけど・・・せめてこうした展示会を見ているときは、ゆったりと、心の感じるまま自分と向き合いたいものです。

わぁ~~~ 素敵♪

すいれんさま こんばんは~♪

艶やかに桜舞い 春霞のようなコーディネイト

なんと手の込んだ大島・・・ 
桜の花びらいろいろ 良いですね~e-266
お休み前になんとも眼福~な ひととき
ありがと~e-343


絵美さま
昨年でしたよね?さくらを着た三人でヤン・リーピンを見たのは・・・。早いものです、また桜の季節が廻ってきました。
そごう美術館は前期と後期があって、今は前期です(3月20日まで)後期は5月ですが「琳派・若冲と雅の世界」 これもぜひ見たいと思っています。
こういう時間は他のことはすべて忘れて桃源郷ですね。

sachikoさま
sachikoさんにはいつも素敵なコーディネート、見せていただいて感謝です。私も数少ないきものの中でも、これは特別。皆さまに見て頂けて、褒められてさぞきものも喜んでいることでしょう。