タロット「イザナギ」「イザナミ」

もう2年前になるのか、九州 宮崎の江田神社をお参り
させて頂いた。
御祭神はイザナギとイザナミだった。
その時だけ まるでバケツをひっくり返した様な大雨で
イザナギが黄泉の国から戻って禊ぎをしたという池の前で
池に浸からなくとも、これは完璧に「禊ぎ」だ、と思った事を
懐かしく思い出す。

タロット四番絵札「イザナギ」と参番絵札「イザナミ」が
完成した。これは、最初から対で描くつもりだったのだが、
実は面白い事に このカード達はバックが先に完成したのだ。

最近、和紙に墨で抽象画を描くことに嵌まった私がテーマもなく
描き始めた絵、それが完成した時にピンときた。
「あ、これは イザナミだ!」と。
そして、次いでイザナギを 描きあげた。
これは 太古の神代の頃からのエネルギーを描いたものだと
私は思っている。

そして後から別紙にイザナギ、イザナミの二神を描き、データ上で
合わせて このカードが完成したという、今までとは違った作り方を
したのだ。
さらに、ミケさんが夢でみた「ほはこころ」つまり「穂は心」という
印象的な文字をそれぞれのカードに配して、さらにこれらのカードが
対である事を強調させた。

2枚のカードが並ばないと「ほはこころ」とは読めない。
そこに大きな秘密がある事を このカードを使う側が気付いて
くれるだろうか?

イザナギとイザナミが天界から託されて地上に降り、天のぬ矛で日本を
造った神話を知らぬ人はいないだろう。
二神は次々 いろいろなものを生みだすが「火」を生んだ時、イザナミは
大火傷をして死んでしまう。
悲しんだイザナギが黄泉の国までイザナミを追いかけるが、変わり果てた
イザナミを見て逃げ帰るという悲しい結末だ。

私はここに男と女の原型を見た気がする。
基本的に男は結婚して腰を落ち着ける事に恐怖を持っているのではないか・・・
つまり、自由を奪われるという。
男性がいつも 女性からの「束縛」から逃げたいという言わば本能みたいな
ものは、何世紀にも渡って そのDNAに組み込まれているのではないか?


男は陽で女は陰。 明と暗、生と死、この絶妙のバランス。
二神はみごとに それを表わして私達に その本質を教えてくれている気が
する。
カードのイザナミの顔が ちょっと怒って見えるのは、逃げ帰ってしまった夫
に対して「あなたって酷い人ね」という気持ちの表れ。

未だに黄泉の国の女王として死の世界を治めるイザナミに敬意を表する想いも
込めて・・・。


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イザナギのバックに使った絵(部分)


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イザナミのバックに使った絵(部分)



コメント

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イザナミとイザナギ、愛も憎しみも哀しみもとわに宿縁の二人って感じですよね。
カード、どんな仕上がりなのか、いつか拝見できる機会を楽しみにしています~♪

新境地

こんにちは、今回の2枚の背景、今までの感じと違うような・・・新境地、という感じがいたします。
2人の神の物語、奥が深いですね。
私は、すいれんさんと違って、「束縛を嫌がる人」に男女の別はないと思っているクチですが(私がそう)、
いずれにしても、「追えば逃げる」人間の性、駆け引きみたいなものは昔も今もありますよね。

tomokoさま
そうそう、tomokoさんに書いていただいた「ほはこころ」効果的に配しました。ぜひ、お見せしなくては・・・。

絵美さま
あは、そうでした。私も束縛嫌いでした(笑)でも、今の若い人達を見ていると、結婚して妻子に責任を持ちたくないという男性があまりにも多いものですから・・・つい、おばさんは日本の将来を憂いてしまいました。 

新境地、確かに。 シデナさんのお陰で また新しい扉を開けた感じがします。私の絵は、その時々で全く変わってしまうので、同じ絵描きと思われないのですが、それが私なんだから仕方ない(苦笑) これからも、どんどん変化していくでしょう、きっと。 誰よりも自分が一番それを楽しんでます。