寄せては返す波。
今回、ハワイに行く前から「波」を描きたいと思っていた。
日本では どこかの海岸へ行かないと波は、見られないが ここでは
目の前に海がある。
このチャンスを逃してはならない。
と、海に行っては波を見つめていた。
写真もたくさん 撮った。

見れば見る程、波は不思議で魅力的だ。
一つとして同じ瞬間はなく、だからこそ目を離せない。

引潮、満ち潮 それが人の生死にも影響しているとなると、地球と人間の
繋がりを感じずにはいられない。

汗と海水の塩分濃度が同じというのも、偶然ではないのだろう。

母なる大地、母なる海。
人間は地球の子、この雄大な自然の一部にすぎないのだと、波は語ってくれた。

帰国してすぐに、波の絵を描いた。
描きたい気持ちを貯め込んでいたせいか、勢いよく描けたのが気持ち良かった。
何の迷いもなく、ただただあの海で見た波を そのままここに写しとりたかった。

無我夢中で数日間、完成した絵は、私のお気に入りの1枚となった。
なかなか自分の絵を好きになるのは、難しい。
どこかに必ず ここはもっとこうすれば良かった、という箇所があるものだ。
でもこの絵は そんな細かいことはどうでもいい、と言っている。

楽しんで描く、それだけ。
こんな単純なことが大人になると なかなか出来なくなるのは、悲しいことだ。


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「波」(部分)

コメント

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No title

ただ思うままに、感じるままに手を動かして描くのってキモチがいいですよね。
クライアントあっての仕事絵では、なかなかないんですけども、それでも無心になった瞬間は本当に心地いいです~。

No title

tomokoさま
本当にそうですね~。 歳を重ねてゆくと自分も描いていて気持ちの良い絵を描きたいです。 わがままかもしれませんが、制約の多い絵は、だんだん苦痛になってきます。

涼感!

こんにちは! 涼感たっぷりの波しぶき、部屋に飾ったら3℃くらい体感温度が下がりそう・・・!
この波のように、内側からほとばしる情熱を、いつまでも忘れたくないものですよね。

No title

絵美さま
おっしゃる通り、この絵は展覧会に出すというよりも、部屋に飾って少しでも涼しくなりたい・・・という想いの方が強かったです(笑) 色にも本当に暑い、寒いがあるんですね~。 実感。