小さきものを愛する

きもの友達の知子さんが「すすき」が欲しいと言うので
株分けすることに。
長平庵の玄関前の庭に、かなりの大株がある。
どこからか種が飛んで根付いたものだが、いつの間にか
大きくなって かなりの存在感がある。
すすきは地味だが 秋の草花と花器に活けると、風情があって
好きだ。

それにしても ここまで大きくなると株分けと言っても大変な作業。
スコップを使って知子さんと助っ人のご主人が、悪戦苦闘する姿を
私はブログ写真用にパチリ。

1時間はかからなかったと思うが、それでもかなりの時間を
要した。
無事、一握りのすすきを掘りだした頃には、お二人共汗だくに
なってしまった。

いつも思うことだが、生命力というのは凄い。
限られたこの庭でも植物たち、小さな虫や鳥たちの生きる姿には
感動させられる。
植物は自分で移動出来ない訳だから風や虫、鳥に種を運んでもらって
自分に適した土にしっかりと根を降ろし、そこで他の植物に負けない
ように成長する。

環境が合えばそこで大きくなって、また種を飛ばす。
合わなければ、いつの間にか姿を消してゆくのだ。

鳥のフンの中の種から成長して木になってしまうこともある。
他の緑に紛れて、気付いた時には 結構成長していて抜くのが
可哀そうになってしまう。
そこまでゆけば、この植物の勝ちだ。
大手を振って庭の一員となれる。
ピラカンサやクチナシ、柑橘系の木など、そんな経緯で増えた木も
結構ある。

すすき掘りの後は庭を、ご案内。
お二人に共通するのは、一般的に雑草といわれる類のものに
興味があること。
関東タンポポを見つけたご主人の子供の様な喜びようは新鮮だった。
うちの主人は西洋タンポポと関東タンポポの違いすら分からない。
まあ、普通はそうかもしれないが・・・。

ともかく、小さきもの(草でも虫でも)に、愛情溢れる眼差しを
注ぐお二人は似たもの同士の お似合いのご夫婦。
ご馳走様でした。


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すすきの株を相手に
奮闘するお二人。


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いつの間にか片隅で
咲いていたテッセン。
義母が10年以上も前に
植えたものだが、
毎年咲いてくれる。


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やぶこうじ。
知らぬ間にツツジの下で
増えていた。
昨年の果実が今春まで
残る。


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シラン。
毎年、知らん顔でも
咲いてくれる
健気な花。
(失礼しました~)


コメント

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先日はいろいろとどうもありがとうございました~!!おかげさまでススキの株を植え替えました。
問題はここからでしょうか。分けた株のススキはさっそく翌日には試練で葉先から枯れはじめています。なんとか根っこが元気を取り戻してくれるまで様子を見守っていきます。
ナルコユリとヤブコウジは今のところ落ち着いている様子。こちらもこの先、見守っていきます。
なかなか興味深いお庭ですから、また遊びにうかがう機会を楽しみにしています~!

tomokoさま
株分けの時期としては、良くなかったかもしれません。ちょうど春から活動する訳ですから。でも、根さえあれば、何とかいけると思うのですが・・・。思いきって葉を短く切るのも手かもしれませんね。

すいれん様

植物の逞しさには、いつも驚かされます。
「やぶこうじ」家にもありました!
植えた記憶はないのに・・・
今の季節は狭い庭でも出るのが楽しみです。

みっちゃんへ
こんな所にこんな植物が・・・と、新しい発見をすると嬉しくなりますね。
小さければ小さい程、愛おしいものです。

こんにちは! 春になると、植えた覚えなどない小さなタンポポやパンジーが玄関前などに花を咲かせ、小さな驚きをもたらすことがよくあります。
一方で、そんな雑草が育つ余地がないほど宅地開発が進んでしまうのもさびしいもので・・・先日帰省した折、子どものころは一面の田園だったところがあっという間に住宅地になってしまい、緑が少なくなったのを複雑な思いで眺めてきました。

ところでテッセンってもう咲くのですね!(6月の花と思っていました)季節は粛々と進んでいきますねぇ。

絵美さま
本当にそうですね~。子供の頃には、どこにでも野原や沼(池?)があって、(永田町でさえもですよ)ザリガニ捕ったりしたものです。 今の子供達はアスファルトばかりで可哀そうですね。
タンポポや土筆採りなんかが、結構楽しい思い出として残っていたりするのですが・・・。