慈悲と感謝

「人がこの世を去る時の最後の言葉として、もっとも多く
使われるのが「ごめんね。ありがとう」という言葉だそうです。
結局人は、愛する人、大切な人に対してこのメッセージを伝えたくて、
ずっと生きているのかもしれません。」

以前、紹介した はづき虹映氏の「魔法の話し方」に、こう書いて
あった。ん~、深い。

結婚して32年。
親といたよりも夫といる方が長いのだ。
血の繋がりはなくとも、こう長く一緒にいると目に見えない何かで
繋がっている様な気がする。
たとえば、私がアップルパイを食べたいな・・・と、思ったその日に
アップルパイを買ってきたり。

こう書くと仲がいいですね。と、言われそうだが、決して仲はよくない。
考え方が正反対なので、しょっちゅう喧嘩している。
どちらも譲らないから決着がつかない。
だが、歳をとると良いこともあって、気力体力がなくなってくるので、
喧嘩も長続きしない。

最近になってやっと「流す」ということが学習出来てきた気がする。
以前は夫がネガティブなことを言うと、「だから、あなたは・・・」と、
真っ向から反論していたが、感じ方は人それぞれだ。
コップに半分の水を「もう、半分しかない」と思うか、
「まだ、半分もある」と思うかはその人の勝手。
夫に私と同じ考え方をさせようとしても無理というものだ。
考え方の違う二人だからこそ、お互い学ぶために一緒になったのかも
しれない。と、思える様になった。

だとしたら、私も随分、成長したものだ。
そして成長させてくれた夫には、やっぱり「感謝」か。
長~い道のりを一緒に歩くパートナーには、慈悲と感謝しかない。

「ありがとう」は言えるのだが「ごめんね」が言えない私。
照れくさい・・・のかな。
先日、勢いで言わなくてもいいことまで言ってしまい、しまった!と、思った。
夫はムッとしていた。
暫くして、思いきって「さっきは、ごめんなさい」と、言ってみた。
その時は無言だったが、その後 明らかに機嫌は良くなっていた。
こんな些細なことの積み重ねが、結婚生活には意外と大切なのかもしれない。
「ありがとう」と「ごめんね」は、夫婦に効く寿文(じゅもん)らしい。
そして何より、言った私が一番気分が良かった。

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コメント

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こんにちは! わかります~うちもそうです。若い頃は無意識のうちに何かと勝ち負けにこだわっていたというか、こう言えばああ言う、で、1億回くらいケンカしてきました。
仕事柄、カウンセラーさんと話をすることもあるのですが、よく言われたのが「(かちんとくることがあっても)気にしない、受け流せるようになったらいいね」でした。若いころはわかりませんでしたが、今は確かに気力体力が衰えたのか(笑)もう気にしなくなりましたね・・・。
長く一緒にいるからこそ「言わなくてもわかる」ことと、「言わないと伝わらない」ことの区別がついてくるのかも知れません。

絵美さま
長いこと、かかりましたね~、ここまでくるのに・・・。それでもまだ、瞬間湯沸かし器になってしまう事がありまして(笑)
修行ですね、一生の。
おっしゃる通り、言わなくていい事を言って、言わなきゃいけない事を言ってこなかったかも・・・。ハハハ、反省だらけです。

ようやっと紙婚が過ぎたばかりの新米夫婦ですが、入籍前に一つだけ目標にしたことといえば、「ありがとうとごめんなさいがちゃんと云えること」です~。
長い間にはそんなコト忘れちゃったヨ~!って時もありますよね?きっと今後?
すいれんさんや絵美さんといった諸先輩の実感を頭にメモしておきますです~。(笑)

tomokoさま
さすが、熟年(失礼)の結婚は、賢いですね。入籍前にもうそれが、分かっていらっしゃるとは・・・。私なんか、な~んも考えてませんでしたから。歳も離れていたので、私の言うことは何でも聞いてくれるのが、当たり前だと思ってました。なんと傲慢な女だったことでしょう。