黒留袖には当然、白無地の長襦袢。
とんとそれを忘れていた私が、あわてて山本きもの工房さんへ
注文したのは、もう 留袖が仕立てあがる寸前だったろうか。
だが山本さんこだわりの、その「長襦袢」は、留袖と共に届いた。
かなり自信をお持ちの山本さんの口ぶりに、長襦袢にそんなに
違いがあるのだろうか?と、半信半疑の私。
ところが、違いは「あるのだった」
それは、袖を通した瞬間から分かる。
袖口の内側、つまり手首に当たる部分が繻子になっていて、肌に
触ると 何とも優しく気持ちよい。
そんなちょっとした事なのに、そのちょっとした配慮が、着手には
大きな着心地の良さになる。
衣紋のカーブの美しさや、私の様に裄が長いのに身幅が狭い、つまり
縫い手泣かせの人の為に、いろいろと工夫してあって、その技には
感心するばかりだ。
きものも、昔のようにただ直線で縫えば良い時代ではないらしい。
きもの人口が減ったとはいえ、作り手は確実に切磋琢磨して、きものや
帯を進化させている。
その地道な努力が、これからの「きもの」に繋がってゆくのだろう。
作家さんとは違う表に出ない人達、つまり「職人さん」達の努力に
敬意を表したい。
細かい仕組みが分からなくても、着やすさや着心地の良さは実感出来る。
すっかり山本さんの「長襦袢」のファンになってしまった。
![101219_102615[1]](https://blog-imgs-43-origin.fc2.com/t/o/m/tomoko358/20101219105542b8b.jpg)
袖裏が同じ地紋で繻子に
なっているのには、感動。
とんとそれを忘れていた私が、あわてて山本きもの工房さんへ
注文したのは、もう 留袖が仕立てあがる寸前だったろうか。
だが山本さんこだわりの、その「長襦袢」は、留袖と共に届いた。
かなり自信をお持ちの山本さんの口ぶりに、長襦袢にそんなに
違いがあるのだろうか?と、半信半疑の私。
ところが、違いは「あるのだった」
それは、袖を通した瞬間から分かる。
袖口の内側、つまり手首に当たる部分が繻子になっていて、肌に
触ると 何とも優しく気持ちよい。
そんなちょっとした事なのに、そのちょっとした配慮が、着手には
大きな着心地の良さになる。
衣紋のカーブの美しさや、私の様に裄が長いのに身幅が狭い、つまり
縫い手泣かせの人の為に、いろいろと工夫してあって、その技には
感心するばかりだ。
きものも、昔のようにただ直線で縫えば良い時代ではないらしい。
きもの人口が減ったとはいえ、作り手は確実に切磋琢磨して、きものや
帯を進化させている。
その地道な努力が、これからの「きもの」に繋がってゆくのだろう。
作家さんとは違う表に出ない人達、つまり「職人さん」達の努力に
敬意を表したい。
細かい仕組みが分からなくても、着やすさや着心地の良さは実感出来る。
すっかり山本さんの「長襦袢」のファンになってしまった。
![101219_102615[1]](https://blog-imgs-43-origin.fc2.com/t/o/m/tomoko358/20101219105542b8b.jpg)
袖裏が同じ地紋で繻子に
なっているのには、感動。
コメント
素晴らしい一そろいになりましたね。私も嬉しくなりました。
2010-12-20 00:35 神奈川絵美 URL 編集
本当に!あの時、絵美さんに見せて頂きましたが、見ただけでは分かりませんでした。着てみて実感、でした。次回、作るなら、ぜひ山本さんで、と思いました。
2010-12-20 10:04 すいれん URL 編集
有名な京都のゑり萬さんのところのもいい生地みたいですが、察するに、山本さんのところの方が関東風をよく理解なさったお仕立てで、また良心的なお値段なのではないでしょうか?(妄想ですが・・・笑)。
無双袖の内側を繻子側にするのをはじめて見ました。見て唸っちゃうんですから、お袖を通すすいれんさんは着てさらに唸るワケですねえ。
山本氏、尊敬いたします。
2010-12-20 17:41 Tomoko URL 編集
承認待ちコメント
2010-12-21 11:24 編集