極上の長襦袢

黒留袖には当然、白無地の長襦袢。
とんとそれを忘れていた私が、あわてて山本きもの工房さんへ
注文したのは、もう 留袖が仕立てあがる寸前だったろうか。

だが山本さんこだわりの、その「長襦袢」は、留袖と共に届いた。
かなり自信をお持ちの山本さんの口ぶりに、長襦袢にそんなに
違いがあるのだろうか?と、半信半疑の私。
ところが、違いは「あるのだった」

それは、袖を通した瞬間から分かる。
袖口の内側、つまり手首に当たる部分が繻子になっていて、肌に
触ると 何とも優しく気持ちよい。
そんなちょっとした事なのに、そのちょっとした配慮が、着手には
大きな着心地の良さになる。

衣紋のカーブの美しさや、私の様に裄が長いのに身幅が狭い、つまり
縫い手泣かせの人の為に、いろいろと工夫してあって、その技には
感心するばかりだ。
きものも、昔のようにただ直線で縫えば良い時代ではないらしい。

きもの人口が減ったとはいえ、作り手は確実に切磋琢磨して、きものや
帯を進化させている。
その地道な努力が、これからの「きもの」に繋がってゆくのだろう。
作家さんとは違う表に出ない人達、つまり「職人さん」達の努力に
敬意を表したい。

細かい仕組みが分からなくても、着やすさや着心地の良さは実感出来る。
すっかり山本さんの「長襦袢」のファンになってしまった。


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袖裏が同じ地紋で繻子に
なっているのには、感動。

コメント

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こんにちは! でしょ、でしょ! 長襦袢いいでしょ! 私もシスレーちゃんので感激しましたもの、お袖の付け方も衿のカーブも。

素晴らしい一そろいになりましたね。私も嬉しくなりました。

絵美さま
本当に!あの時、絵美さんに見せて頂きましたが、見ただけでは分かりませんでした。着てみて実感、でした。次回、作るなら、ぜひ山本さんで、と思いました。

むうう~ん、お襦袢の生地、すこぶる良いものですねえ~!
有名な京都のゑり萬さんのところのもいい生地みたいですが、察するに、山本さんのところの方が関東風をよく理解なさったお仕立てで、また良心的なお値段なのではないでしょうか?(妄想ですが・・・笑)。
無双袖の内側を繻子側にするのをはじめて見ました。見て唸っちゃうんですから、お袖を通すすいれんさんは着てさらに唸るワケですねえ。
山本氏、尊敬いたします。

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