超越への情熱

「Passion to the Transcendence」と銘打った今回のウォンさんの
ピアノソロコンサート。
その名の通り ウォンさんの情熱はピアノの鍵盤からダイレクトに
私達のハートを直撃。
あ~、やっぱり ウォンさんは私達を裏切らない。
今年も魂を肉体から 解放してくれた。

懐かしい童謡「赤とんぼ」からスタートし、ドビュッシー、
古いアルバムからと、精力的に前半だけで10曲以上をこなし、
後半4曲の後は、お約束のImprovisation(即興演奏)を、30分以上。
終演時間を大幅にこえて 2度のアンコールにこたえてくれた。

「音楽の核心に触れながら演奏している、そう感じる時、もうそれは
言葉では言い尽くせない喜びだ」と、ウォンさんが語るとうり、
オーディエンスである私達も彼と一緒になって言葉では 言い尽くせない
喜びに浸り続けた2時間半だった。

友人と帰り道で、盛り上がったのはウォンさんが「僕は今でも奥さんに
恋してる」と言った一言。
彼も奥様も61歳。
「あの歳になって、舞台の上であんな事言えるなんて素敵ねぇ」
「奥様、幸せね」
と、いささかの羨ましさを覚えつつも、いやぁ~繊細な芸術家の奥様は
大変だろうなぁ・・・と、お察ししたりもするのである。
今のウォンさんがあるのは、やはり美恵子夫人の支えがあってこそなのだ
ろう。
まあ、どこのご夫婦もそうだと思うけど。
コンサートホールの出口で、にこやかにお客様をお見送りする美恵子夫人の
爽やかな笑顔を 思い出しながら、そんな事が頭をよぎった。

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コンサートのチラシ。
この写真はウォンさん
ご自身が撮ったもの。


ウォン・ウィンツァンのホームページ

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