青春との再会

思いがけず、19歳の私と再会した。
片づけをしていたら出てきた一冊のスケッチブック。
その頃 私は漫画家になりたいと思っていた。
このスケッチブックにはヘッセやボードレールやランボーの詩に
合わせて、少女漫画チックな絵が描かれていた。
中には自分で書いた詩も・・・(笑)

30年以上の時を経て今、私の目の前に現れた 若き日の私の作品は
幼いけれど 瑞々しい感性で、恋に恋する乙女心が描かれていて
なんだか、心の中をくすぐられた様な こそばゆさと懐かしさが
同居した変な感じ。

漫画家にはならなかったが、こうして今も絵を描いているところを
みると、私はきっと死ぬまで描いているのだろう。
思えば、楽しい時も悲しい時も いつも私には絵があった。
これは、とても、とても幸せな事だと思う。
絵を描くことを、与えてくれた方に、また描き続けさせてくれた
人達に、感謝。

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私はあなたに
愛して下さいとは
望みません。
ただ、あなたがそばに
いてくださることを
知り、あなたが
時折 無言でそっと
手をさしのべて
くださる事を
望むばかりです。

ヘッセ


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メーテルリンクの
「青い鳥」より


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私の時計は
泣いているのに、
私の時間は
笑っている。

武井修


「聞け海神の声」
より


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愛なくば、
死あるのみ・・・。





コメント

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こんにちは! すごーい、美しい~お上手ですねぇ…私は絵心がまったくないので、とても憧れます。
もしかしたら、今の時代、ヘッセの詩にこうしたロマンチックな挿絵を描いて出版したら、売れるかも知れませんね…日本の名作文学の表紙に、AKB48が出るくらいですから…。

こうして、「子どもの頃の自分」と思いがけず対面すると、懐かしさという独特の甘酸っぱい気分に浸れて、何ともいえず嬉しくなりますよね。

絵美さま
ハハハ、お恥ずかしいです。
でも、あまりに懐かしくって当時の気持ちなんか 思い出したりして、つい書いてしまいました。若い時は、皆 ピュアですよね。
あの頃の自分に会えたら、言いたい事たくさんあります(笑)