娘の告白

父親がかわいそうだな~と、思うのは、娘に彼氏が出来て
それを告げられた時である。
母親というのは、自分も通ってきた道でもあり、意外と
すんなりと受け止められる。
喜ばしい事だと思える。
年齢や家庭環境を聞き、これはもしかすると結婚までゆく
可能性があるかも・・・と、冷静に判断出来る。

ところが父親は、どうしても「娘をとられる」という意識が
働いてしまうらしい。
悲しい性だ。
親が子を想う気持ちを「永遠の方想い」というのだとか。
なるほど、よく言ったものだ。

このところ、娘達に立て続けに彼氏が出来、私と娘達は
しばしば彼氏の話で盛り上がる。
「彼がね、こんな事言うのぉー、信じられな~い」
「男の人って そんなもんよ」とか
「奥さんて大変だよね、夫がばかぁ~な事しても、たてなきゃ
ならないんだから・・・」
「男のプライドは、絶対、傷つけては駄目よ」とか、
他愛のない会話の中にも、私はさりげなく今後のために
アドバイスを入れているのだが、

一方、そんな会話に入れない(入りたくない?)夫は
「おまえは呑気でいいね」と、精一杯の抵抗のことばを
投げてくる。
何だか可哀そうになる。
受け止めたくない、でもいつかは受け止めざるを得ない。
そんな揺れる父親心に、無言の声援を送る。
「頑張れ、ここをひと山乗り越えれば、かわいい孫の顔が
みれるんだよ」と。

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今を去る事、ウン十年前
私がお色直しで着た振袖。
その後、娘が成人式に着た。
着物は家族の歴史を
見守ってくれている。
次は誰が着るのだろう?

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