ひゅ~、どろどろどろ・・・

ひゅ~、どろどろどろ・・・と言えば、私達世代にはお化けが
出る時には必ず、この前奏曲(?)がかかったものだが、今の
若い人たちには分からないかも。
そんな懐かしい怪談噺を聞いてきた。
人間国宝の講談師、一龍斎貞水による「累(かさね)」
だいたい講談というものを聞くのが初めての経験だったので変な
言い方だが 新鮮だった。

今の時代、目から耳から、さらに3Dなんてものまで出来て
この刺激に満ちた娯楽の時代に、たった一人、話術だけで人の心を
つかむという技は なかなか年期のいることだろう。
さすが、人間国宝。

お話の内容は省かせてもらうとして(この話はいろいろな怪談の
大本になっているらしい)結論を言えば実に恐ろしきは、
人の欲、人の業、ということにつきるだろうか。
そう言えば、どの怪談噺も色欲、金欲、嫉妬、未練、恨み、そんなものが
どろどろになって話の核をなしている。
まあ、成仏したければ、すべての執着を捨てるしかないらしい。

今回の会場は日本橋、マンダリン・オリエンタルホテルの3階。
この納涼怪談も今年で3回目になるのだとか。
この部屋のオーディオとビジュアル装置も凄くて、雨、雷や四方の
壁に竹藪が映ったりと、話に合わせての臨場感はなかなかだった。

さて、今回の催し「ゆかたやきものの人には、ウエルカムドリンク
サービス」だからという訳でもなかろうが、男性も女性もきもの姿の
人が多かった。
きものの人達が大勢、集うと私は嬉しくなる。
あー、まだ、きものは廃れないぞ、と安心する。
かく言う私もこの夏2度目の夏塩沢が着られて嬉しい。
今年のこの猛暑に、果たしてあと何回着られるだろうか・・・?

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今回のチラシ。
一龍斎さん、お話してる時の
お顔が怖い。

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会場前で
ウエルカムドリンク。

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この日のきものは
縞の夏塩沢。

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帯は黒地に銀糸の絽。

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