「きもの熱」

ここ2年前くらいから「きもの」がマイブームになっている。
もともと日本料理屋の娘なのだから、小さい頃から母の着物姿を
見て育った訳で今頃になって「ああ、やっぱりきものっていいな」と
思うのは歳のせいか、ノスタルジアか・・・。
きものは着つけも、初めはちょっと面倒だし、手入れもしなくては
ならないし、スローフードならぬスローウェアだが、やっぱり日本の
女性にはきものが一番似合うのではないかと思う。
何より、ここ一番という時には断然洋服よりきもの。
帯を締めると不思議と背すじが伸びて丹田に意識がゆく。つまり、
胆が据わった感じ。

母は派手なきものが似合ったが、私は地味というか地味派手なきものが
好き。無地っぽいきもので帯で遊ぶのが好みだ。
折しも巷でも森田空美さん(きもの研究家)のモダンな着こなしが、
お洒落な人達の間で話題となり「知的きもの入門」(小学館)は、
私のバイブルとなった。

森田さん曰く「きものとの出会いは新しいドラマの始まりであり、
新たな自分への挑戦は暮らし方までも変えてゆく。季節の移ろいに
敏感になり、なんとなく遣り過ごしていた日常がとても大切なものに
思えてくる。歴史と伝統に裏打ちされた衣装に体を包まれる幸せは、
気持まで優しく豊かにしてくれる」 なるほど。

日本の男性は外人のように女性を褒めない。(特に熟女は)
でも、きものを着ていると男性、女性にかかわらず、「いいねぇ」
とか「素敵ね」と、言ってくれる。いくつになっても女は褒められると
嬉しい。で、また頑張って「きものでお出かけ」したくなる。
この好循環で、暫くマイブームは続きそうだ。

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新潟県塩沢のやまだ織のきもの


雪深い山里で、一本一本の絹糸に丹精込めて織り上げた職人さんの
ぬくもりを感じる

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