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小さな旅

お墓参りの朝は、まだ雨の残る肌寒い日で、用事のある夫を残して、
1人で小田原に向いました。
ところが駅に着くと何とも気持ちの良い秋晴れに!
あら〜こんな日にお墓参りだけして真っすぐ帰るのはもったいない、
と思ってしまった私は不謹慎でしょうか?
ご先祖様、ごめんなさい。

で、前から行きたいと思っていた箱根の岡田美術館へ足を伸ばしたのです。
思ったよりも大きな美術館で何と5階建て。見応えありました。
入館料はちょっと、お高めですが1度チケットを買ってしまえば、外の
足湯カフェにも入れるし、庭園散策も出来るし、開化亭でランチを食べてから
また戻ってゆっくり展示を見ることも出来るので、一日居られる。そう考えると
そんなに高くもないのかも。

岡田美術館入口

今回は138年ぶりの夢の再開ということで、喜多川歌麿の「雪月花」大作の三部作が
一同に会しての展示となります。
「深川の雪」は日本にありますが、「品川の月」はフーリア美術館(ワシントンD.C)
「吉原の花」はワズワース・アセーニアム美術館(コネチカット州)の所蔵なのです。
3枚の大作を並べると圧巻。大きい画面に細部まで細かく描かれており、この3枚の前を
何回往復したことでしょう。堪能いたしました。

この岡田美術館、常設展も素晴らしく、特に陶磁器は中国の清朝、韓国の高麗、李朝、
日本は古九谷、鍋島、野々村仁清や尾形乾山など素晴らしい展示と数で一生懸命
見るとどっと疲れてしまいます。

という訳で敷地内にある開化亭で腹ごしらえ。

開化亭

肉牛蒡うどん
頂いたのは、肉牛蒡うどん。

店内
窓の外のこんな景色を見ながら、お出汁の効いたうどん、おいしゅうございました。
写真には写ってませんが、すぐ横に自然の滝があって清涼感たっぷり。

湯雨竹
これ、何だと思います?

「湯雨竹」と書いてありました。
90度の温泉を数秒で冷却させる竹製の装置だそうで、加水をせずに温度を下げるので
泉質や鮮度を損なわないで源泉そのままを楽しめるのだそうです。
昔からの方法なのでしょうか? さすが温泉地ですね。

もちろん足湯カフェにも入り秋の一日をまったり過ごせて幸せな小さな旅でした。
突然の思いつきで夕飯の仕度もなにもしてこなかったので、帰途は急いで。
「あいつ、出てったきりちっとも帰ってこない・・・」という夫のつぶやきが
聞こえてきそうな帰り道でした。(笑)