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六月大歌舞伎

歌舞伎座

強風だ、午後から本降りだのと悪天候の予報ではあったが
久しぶりの歌舞伎、それも杮落しともなれば、ここは
きものを着ずに何を着て行くのか! くらいの勢いで
お支度。
きもの友、Yさんのお誘いで念願の新歌舞伎座へ。


4人きもの

ランチを頂いた「ほうおう」さんで歌舞伎座をバックに
本日のきもの女子四人組。


さて、本日の出し物は「寿曽我対面」と「土蜘蛛」

曽我対面は
仁左衛門さん、菊之助さん、海老蔵さん、七乃助さん、
愛之助さんと顔ぶれも華やか。

土蜘蛛は
菊五郎さん、三津五郎さん、吉右衛門さん、そしてこんな役で?
という番卒の勘九郎さんが何かもったいない感じだったが、
まあ今は杮落し、お祝いの顔見せということで元気な姿が
見られただけで良しとしよう。


歌舞伎初心者の私が言うのも何だが、歌舞伎は「型」の世界。
歌舞伎に限らず、日本の伝統を重んじるものは みなそうなのでは
(武道も華道も茶道も・・・)
これは個性をいかに出すか、という西洋では考えられないこと
だろう。
「何代目、何々」と名前を継いでゆく歌舞伎の世界では特に
顕著に現れているのではないか。
自分の個性を隠して、或は目立たせず先代の型をなぞる。
そうやって芸を磨いてゆくという事は、今の若者にはなかなか
大変なことだと思う。

でもこれこそが「伝統芸能を守る道」と一途に信じて頑張って
こそ、最後には先人を越えて自分というものを出せるように
なるのでは・・・などと思いながら若手さんの成長を楽しみに
応援したい。というのが本日の感想。
もちろん、ベテランの円熟した演技も見応えありますが。

ともあれ、歌舞伎の世界は大人のアミューズメントパーク。
浮世を忘れてパーッと(そう、土蜘蛛が糸を投げるように)
別世界に行くのも、たまにはいいもんです。

ご一緒してくださった皆様、ありがとうございました。


この日のYさんの装いは

由紀子さん2
鮮やかな縞のお召しに「曽我対面」で舞鶴の衣装と
同じ「向かい鶴菱紋」の帯で

由紀子さん帯

確かに舞鶴さんもこの柄のおきものでした。




sさんきもの

Sさんは優しいピンクのお召しに型染めの帯。
帯留めは珊瑚で出来たフルーツバスケット。


お母様のもの、お祖母様のものを大切に受け継いで着る
お二人も文化継承者。
そうです、「きもの」も日本文化ですもの。
廃れてしまうのは もったいない。
この日も きものや帯の話で盛り上がったことは、言うまでもなく。


絵美さん2


絵美さんは季節にピッタリの紫陽花の付け下げ。
写真が白っぽくなって柄が飛んでしまいました。
詳しくは絵美さんのブログで。

えみごのみ


私は雨予報に小紋は断念。
鳥の子色の単紬に、お祝いの気持ちを込めて「松竹梅」の竹
「松竹」さんの竹で笹の葉に流水の絽の帯。

笹帯1



帯飾りは以前、ブログに書いたsakurakoさんにリメイクして
頂いた「うさこ」

うさこ2
めでたくデビュー



お太鼓

お太鼓
雨予報でなければ、きものは青磁の飛び柄小紋の筈でした。



公演後、さぞや本降りの雨と覚悟をして外に出てみれば
何と雨は降っていなかった!
一同、ホッと胸をなで下ろし、現実の世界へと帰路を
急いだのでありました。