お掃除の合間に・・・

松翁軒のカステラをいただいた。
ごあいさつには「長崎の異国情緒を風味豊かなお菓子に託し
天和元年創業の老舗ならではのおいしさをお届けしたい」と書いてある。
さらに「カステラはいわゆる南蛮菓子の一つであって、ポルトガル人が
元亀2年(1571年)から長崎に居着いたとき、製法を土地の人々に
伝授した。この菓子はスペインに古くカステラという王国があって、
そこのパンとして紹介されたのだが、長崎人はその国名だけをとって
菓子の名とした」と、ある。
関東ではカステラといったら、「福砂屋」か「文明堂」
私も長崎のものを食べるのは 初めてだ。

そう言えば先日、テレビドラマで「蝶々さん」を見たばかり。
宮崎あおいが 初々しく演じていた。
蝶々さんが 外国の夫と数カ月住んだ丘の上の家が とても素晴らしくて
気になった。
あれは誰かのお家だろうか?
それとも公のもので、一般公開しているのだろうか?

長崎に行ったのは修学旅行の時だった。
もう一度、行ってみたい。
大人になってから訪れたら、あの頃とは すべてが違って見えるのでは
ないか・・・また、見る所も違うのではないか・・・。
などと あまりにも遠くなってしまった記憶を辿りながら、カステラを
口に運ぶと、なるほど 甘さの中に時の重みが感じられるような。

生クリームが苦手な私は つまりケーキが苦手なのでカステラのような
素朴なお菓子の方が好き。
ましてや祖先の旧法を維持して今日に伝えるという歴史を土台に作られた
お菓子ならなおのこと。

坂本竜馬も 食べたかしらん? などと思いながらいただくカステラの
お味は格別。

生前、母が愛用していたオオクラチャイナにのせてみると、今はポピュラーな
このお菓子も当時は珍しいものとして貴重だった頃の風格を醸し出すから不思議な
ものだ。


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