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シド・クリエイター コース「矛盾を抱えた天使」

全4回のシデナ・クリエイターコースの3回め。
シデナさんは シドと名前を変更した。
私は「シデナ」という響き、好きだったけどな・・・。

その日は朝からの雨、空気はモアッと暖かく これが11月?という
気温。
気圧の関係か 頭は全く働かず、身体は重い。
ところが 得てして、こんな最悪な日に「傑作?」は生まれる。

もちろん、私にとっての「傑作」であって逆に言えば、全く一般受け
しない むしろ部屋に飾りたくない絵だと思う。

今までで初めての試みだが、壁に紙を貼り 柄の長い筆で墨の濃淡
だけで描いた。

真っ白な紙のまん前に立って シドのアドバイスは、何も考えず
ただ筆の動くままに・・・だったか。
床に垂直な紙に筆を置けば 当然墨は下に垂れる。
その予測不可能な墨の動きが面白くて ひたすら筆に墨をつけては
紙に運ぶ。その繰り返し。
どれ程の時間を費やしたか・・・。
その行為は、私にとって 礼拝だった。


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天使なのか、悪魔なのか、見ているのか いないのか・・・
優しいのか、怖いのか・・・
「それ」はじっと私と向かい合い、私が見ているのか、私が
見られているのか 分からなくなる。
ふと、思った。
これは自分を描いたのか?
自分の中にある善も悪も、希望も絶望も、喜びも悲しみも。

人は矛盾した感情を併せ持つ。
それが人というものなのだ。
「それで 良し」と、この絵は言ってくれている様な気がする。
言葉で言うのは難しいが、私は「これ」をもっと描きたいと思った。

それは おそらく自分の深い所ともっともっと繋がってゆく作業
なのだと思う。
とてもスリリングだ。
天使の羽根と信じててたら、最後には悪魔の羽根になっていたりして
・・・。フフ。

でも、すべてを受け入れよう。
大事なのは、やってくるもの(あるいは 自分の中から出てくるもの)
を 否定しないこと。
それがシドの教えだし、私も大きくそこに共感できるから。



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これは もう1枚の作品。
やはり壁に貼って 絵具が滴るままに色と遊んだ。



今回はきもの友達のイラストレイター岡田知子さんを誘った。
普段、仕事の絵ばかり描いている彼女。
素で描く楽しさを思い出してくれたら、嬉しいな。


ワークが終わって帰る頃には、嵐のような雨と風。
身体はグッタリで、頭はボーッとしていたが、なんとなく心は爽やか。
不思議な一日だった。