ゆく夏に・・・

エノコログサとは「犬の子草」の意味で、その穂が子犬の尾に
似ているからだそうな。
いね科の植物で夏、茎の頂に緑色の円柱状の花をつける。
ネコジャラシと言えば知らぬ人は いないだろう。
雑草と言われる地味な草だが、意外に花器に活けると
サマになる。

ネコジャラシとは よく言ったもので、どんなにおすましの猫
でも 目の前にこれをチラつかせると 思わず跳びつく。
本能には勝てないらしい。

庭の隅にはびこってしまったエノコロクサも涼しくなってくると
だんだん茶色になって、枯れてゆく。

朝夕、涼しくなってきて もう赤とんぼも飛び始めた。
あんなに暑かった夏も去ろうとしている。
ゆく夏を愛しんで 備前焼の花器に活けてみた。
素朴な土の質感によく似合う。


110829_120124[1]
長平庵の食堂の窓際にて