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絵本は子供だけのもの?

私は絵本が大好きです。
いい大人が絵本なんて・・・という人がいたら「その人は
まだ青くさく大人になっていない証拠」と言ったのは
かの有名なC.S.ルイス。

孫たちのクリスマスプレゼントは絵本と決めているのですが
渡す前に何度も何度も読んで楽しむのはこの私です(笑)
もちろん、汚さないように気をつけて。

そろそろ今年も絵本を探し始める季節になりました。
何しろ孫は4人、男の子、女の子で選ぶものはもちろん違うし、
年齢によっても違います。
さらにハワイに住む孫たちには、わざと日本語の絵本を送ります。
これは娘の希望もあって日本語の勉強になるからです。

さて先日、早くもヒット作を見つけました。
ソフィー・ブラッコール作の「おーい、こちら燈台」という本です。
小さな島の灯台守のお話ですが、とても新鮮な感動を覚えました。
今の子たちは「灯台守」なんて知らないんじゃないかしら。
現代では灯台はみんなコンピューターが管理するので無人です。
でも昔は灯台に人が住んでいて毎日、日誌をつけて・・・晴れた日には
釣り糸を垂らして魚を釣ったり、嵐の日には座礁した船から命がけで人々を
助けたり・・・  毎日がドラマチックです。
その様子が美しい絵と短い文章で綴られています。

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もう一冊は、いもとようこ作の「まいにちがプレゼント」
こちらも可愛い絵と短い文章なのですが内容はとても深い。
哲学的ですらあります。
大人が読んでもんー、そうかぁ そうだよな〜と唸ってしまいます。

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絵本作家って凄いですよね〜。
短い文章で簡潔に、物語を伝えているのですから。
子供がどこまで理解できるのかわかりませんが、きっと心には残ると
思います。
それでいい、絵本ってそういうものですもの。

行ったことのない場所、会ったことのない人たち、想像をはるかに超えた
世界。いろんな価値観、心が自由に飛び回れる空間、美しい色彩。
ゲームに夢中になる前に大人がもっと子供達に絵本を読み聞かせて
欲しいな〜と願う婆であります。


もう1つ、おまけの本は「ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなに
なるまえの詩集」

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題名はえらく長いのですが、これは子供から大人まで幅広い層に読んで
もらいたい本。
詩の楽しさが分かるし、「ぼく」を尋ねてくる少年との会話で詩を紹介しながら、
最後には「ぼく」と少年の関係性が分かるようになっていて、なかなか面白いです。




「ヨシダ、裸でアフリカをゆく」

前記事の続きになるのですが、
この展覧会で本を買いました。
ヨシダ ナギさんが、2009年から2014年までの6年間に
訪れた、アフリカ各地での文字通り体当たり滞在記です。

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抱腹絶倒あり、うーんと考えさせられる事あり、感動のエピソードあり。
ナギさんの行動力に感心したり、感動したりしながら一気に読んで
しまいました。

アフリカも今、凄い勢いで発展をし始めている。
とナギさんも書いています。
アフリカだけでなく、世界の少数民族が そのうち地球上から消えてゆく
のかもしれません。
彼らが消えてなくなってしまう前に、1つの記録として写真におさめるのが
自分の使命だと。

私の知っている人間なんて本当に、この広い地球上ではほんの少しだけ。
狭い価値観を振りかざして、知ったかぶりをして生きている自分が、
なんてチッポケで、なんておこがましいのだろうと改めて思い知らされた
気がします。
すべては天の配剤とおおらかな気持ちで生きてゆけたらいいなぁ〜と
つくずく思います。
そう言いながらも世界の少数民族がこのままそっと彼らの生活を守って
いけたらといいな〜と、またもやおこがましくも思ってしまうのですが。

本の最後に出てくるナギさんの言葉を
「正直、私には彼らの国や人間一人一人の歴史はわからないけれど、
彼らの力強い目を見ていれば、彼らがどれだけ充実した日々を送っているのか
がよく伝わってくる。とにかくアフリカ人は、お金名誉などの富とは違う、
お金では買えない富を持っている人が多い。」

「お金では買えない富」・・・究極の富ですね。
その富を手に入れるには、心を磨くことだと私は解釈しました。




「ヨシダ、裸でアフリカをゆく」 著者:ヨシダ ナギ 扶桑社



「最上のわざ」

私が最近、一番心にじ〜んと響いた詩をシェアさせてください。

「最上のわざ」
この世の最上のわざは何?
楽しい心で年を取り、
働きたいけれど休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し
従順に、平静に、おのれの十字架をになう。

若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、ねたまず、
人のために働くよりも、
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために役立たずとも、
親切で柔和であること。

老いの重荷は神の賜物、
古びた心に、これで最後のみがきをかける。
まことのふるさとへ行くために、
おのれをこの世につなぐくさりを少しずつはずしていくのは、
真にえらい仕事。
こうして何もできなくなれば、
それを謙虚に承諾するのだ。

神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。
それは祈りだ。
手は何もできない。
けれども最後まで合掌できる。
愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために。

すべてをなし終えたら、
臨終の床に神の声をきくだろう。
「来よ、わが友よ、われなんじを見捨てじ」と。

「人生の秋に」 ヘルマン・ホイヴェルス随想選集より
H・ホイヴェルス著、林幹雄編、春秋社



「ツナグ」と言う映画で、樹木希林さんがエンドロールで朗読
されたのでご存知の方も多いと思います。
若いときにこの詩を読んでも、今ほど感動はしなかったと思います。
それほど、今の私(の年頃)にぴったりな心境なんですねぇ。
私はキリスト教ではないから「来よ、わが友よ」とは言ってもらえないかも
しれませんが、せめて世知辛い今の世の中で静かに家族を想い、
友を想い、世界の平和を祈って手を合わせることくらいは出来そうです。

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「グレイヘアという生き方」

以前にブログに書きました雑誌が発売になりました。
と言っても発売日は4月18日でしたが・・・。

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なぜすぐに載せなかったかというと、私自身 ちょっとここに載るのは自分は
場違いな気がしていたからです。
グレイヘアの本なのにグレイのグの字もありません。

何度か美容師さんにそう言ったのですが、彼女曰く「誰でも簡単にグレイヘアに
なれる訳ではありません。一番難しいのは汚く見えがちな移行期をどう乗り越えて
行くかです」 その時はなるほどと納得したものの、いざこうして写真を見ると
まばらにある白髪も光の具合で飛んでしまって見えません。
ありゃ〜、ダメじゃん これ(笑)

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ただの茶髪のおばさんだわ、とガッカリしたのですが、本自体は内容も
グレイヘアの取り上げ方も とても良かったので、気を取り直して、これから
目指そうという方やすでにグレイの方も参考になるのでは、と思い載せました。
(ちなみに写真はプロのカメラマンさんが、最高の技術とテクニックで美しくして
くれていますので、シミもシワも吹っ飛び実物より5歳以上若く見えていますので、
悪しからず)

繰り返しになりますが「グレイヘアを目指すぞ!」と意気込んでも現実はそう簡単
ではありません。
特に私のように、まばらだと全体的にぼんやりして ただの白髪混じりにしか
見えず、何だかな・・・という感じです(感じ方は人それぞれだと思いますが)
白髪の毛束がガツンと、どこかにあった方がカッコイイと私は思います。

とは言え、無い物ねだりをしても仕方ないので考え方を改め、白髪が増えるまで
メッシュで白髪と黒髪の境を馴染ませながら移行して行くしかないみたいです。
それでも以前に比べて、1ヶ月に一度カラーしに行かなければ、という縛りもないし
全体を染めるわけではないので髪も艶が出て元気になってきたようです。
何より白髪が愛おしく思えるようになった自分の心境の変化が一番驚きだし
嬉しいことです。
そしてエッセイストの齋藤 薫さんがこの本に書いてらっしゃるのですが
グレイヘアにするには強い精神力だけでなく、強さ以上に重要な決め手は
「知性」だと。
「グレイヘアを目指すということは単なる白髪混じりの女性ということではなく、
ツヤのある肌、意志の強さを語る目力、つまりそういうことを まるで反射神経の
ようにできてしまう感性。グレイヘアを選択した時点で手抜きをしなくなる運動神経
そういう能力を全てひっくるめた知性と呼びたい」と。

う〜ん、ハードル高くなってきたぞ(笑)

白髪を育てながら、そういう知性も培っていかねばならないんですね!と妙に
納得した私は人生の晩年をこれから、どう生きるか?という課題とも合わせて
自分と向き合ってゆこうと思うのでありました。

「グレイヘアという生き方」 主婦の友社 


「妻のトリセツ」

もし、40年前にこの本に出会っていたら、夫の心ない一言
(注・言ってる本人に悪気はない)に、傷つくこともなかっただろうに・・・。
でも、今この本と出会ったことに意味があるのかもしれません。
私は私なりに一生懸命、考えて、悩んで、怒って、諦めて、開き直って
解決策をその都度、見出してここまできたのですから。
夫もまた、なんで私が怒っているのか? どこで地雷を踏んでしまったのか?
分からないながらも、彼なりに暗中模索し、少しづつ修復させる術を身につけ
ここまで来たのです。
つまりこの40年間、夫も私も成長してきたのです。
別の言い方をすれば魂をみがいてきたのです。
(これが結婚の意義なのでしょうか?)

夫から見て妻の理不尽な言動も、妻から見て夫の意味不明な行動も
脳科学の見地から見れば「なるほど、そう言うことか〜」と理解できる(筈)
本です。

脳科学の専門家が分かりやすく男の脳、女の脳の違いを解説してくれているので
これを読めば、少しは夫婦間のトラブルが減るのに役立つかも・・・しれません。
「妻のトリセツ」ですから、多分夫が読む本なのでしょうが、妻も必読です。
お互いの「理解を超えた領域」を少しでも理解する努力をしましょう。

最後の説得力ある締めくくりの言葉がグッときます。
「夫婦というのは面白い。
かつて、永遠の愛を誓ったあの日の煌めくような「愛」とは似ても似つかないところに
「愛」の正体がある。
しかし結婚も35年を超えれば「理不尽な怒り」と「とほほ(苦笑い)」こそが暮らしの
アクセントであり、生命力の源であり、ふたりにしか分からない絆になるのである。」
(本文より)

「妻のトリセツ」 黒川伊保子・著 講談社


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