2023/03/06
「plan75]と「心に太陽を持て」
先日、「plan75」という映画をAmazonプライムで観ました。監督:早川千絵
「75歳以上の人が自らの生死を選択出来る制度が施行された
近未来の日本を舞台に、その制度に翻弄される人々を描いた
映画」(解説より)
題名からしてショックでした。
限りなく75に近づいてゆく自分と重ね合わせずにはいられなかった
からです。
国民的マドンナの あのサクラさん(虎さんの妹のサクラです)が
見事なお婆さんっぷりでした。
女優さんて勇気があるなー。
最近、友人が孫を2人預かって(2人とも男の子です)腰を痛めてしまい、
治るまで結構時間がかかりました。
別の友人は昨年末 大腿骨を骨折し、今年になってやっと退院。
今はリハビリ中です。
そういう私も新しい靴で歩き回って右足首を痛めてしまい、すぐに
やめれば良かったのになんとか履き慣らしたくて、無理した為(バカ
ですねー)痛みが長引いてしまいました。
と、いろいろと老いを身近に感じるこの頃です。
老いを身近に感じれば将来について不安になるのは当たり前の事です。
ですが、ふと思いました。
未来をあれやこれや案じるのはやめようと。
この映画はいろいろ問題提起してくれますが、観るこちら側の取り方で
どの様にも解釈できると思いました。
死を考える事は、どのように生きてゆくか、という事でもあるのですね。
どうなるか分からない未来のことより、自分が今をどう生きてゆきたいか?
それに尽きると思います。
いつも心が折れそうな時に読む詩があります。
最後にそれをシェアしたいと思います。
心に太陽を持て
嵐が吹こうが 雪が降ろうが
天には雲 地には争いが絶えなかろうが
心に太陽を持て
そうすりゃ何が来ようと平気じゃないか
どんなに暗い日だって それが明るくしてくれる
唇に歌を持て
ほがらかな調子で 日々の苦労に よしや心配が絶えなくても
唇に歌を持て
そうすりゃ何が来ようと平気じゃないか
どんなに寂しい日だって それが元気にしてくれる
他人のためにも言葉を持て
なやみ苦しんでいる他人のためにも
そうして何でこんなに朗らかでいられるのか
それをこう話してやるのだ
唇に歌を持て 勇気を失うな 心に太陽を持て
そうすりゃ何だって 吹っ飛んでしまう
(これはドイツの詩人、ツェーザル・フライスレンの詩に
山本有三さんが訳を付けたものですが、今は改訂版も
出ているようです)
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