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アートに出来ること

音楽家はいいなぁ〜と思います。
YouTubeでも盛んに演奏して、人々の心を癒します。

私は無力を感じます。
私の絵で癒される人がいるのだろうか?
いえいえ、人を癒そうなんて傲慢の極み、エゴの塊。

絵しか描けないんだから、描くしかないんです。
ただそこに、祈りを込めるだけ。
人々が希望を持てますように!
人々がこの経験から何かを得、新しい一歩を踏み出せますように!


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「早春」 (和紙に墨、アクリル)、縦100㎝×横80,5㎝


友来たりて・・・

2月の中頃、私はひどく落ち込んでいました。
絵が描けなくて・・・。

スランプというのとも、ちょっと違うような気がします。
5月初旬の締め切りに、間に合わないのではないか・・・と気持ちが
ネガティブになってしまったのです。
そうなってしまうと、もう自力でそこから脱出するのは至難の技。

そんな時に友人から貰った言葉が大きく背中を押してくれました。
一言で言えば彼女は私を「おだてて」くれたのです。
それで、スウィッチが入って元気が出てきました。

彼女も絵を描く人なので「描けない気持ち」が分かるのでしょう。
多分その時、私の中で眠りこけていた「自信」が目を覚ましたのだと
思います。
「そうだ! 私は出来るんだ!」
私の「自信」というヤツは得てして、よく眠りこけるヤツで困ったモノです。

その後、友達は自作の籠の中に茶道具を入れて訪ねて来てくれました。
私を一服のお茶で励ますために。
はい、それはもう心に染みるお茶でした。
あの日の光景、あの日のお茶の味を私はずーっと忘れないでしょう。
友達というのは、ありがたいものです。

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その日の彼女の装いは
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紬の着物に田中御大の帯。

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私はグレイッシュな薄ピンクの引き染めの紬に

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西陣の名古屋帯



パリからの手紙

大変、嬉しい手紙が届いたのは日差しの眩しい3月初めの日。

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これはフランス語なので、チンプンカンプン(笑)
翻訳したものには

「江田 朋百香様
本日は、貴殿の質の高い芸術作品に対し、本協会の”Societaire"(正規会員)として
正式にお迎えしたく、本評議会で最終決議されましたことを、慶をもってお知らせ
いたします。本協会の事務局ならびに委員会の各メンバー共に、貴殿の入会を
心より歓迎いたします。

親愛なる会員殿へ 心からの敬意と誠意を表して
2020年2月18日、パリにて                     

 サロン・ドトーヌ会長
 シルヴィ・ケクラン 」


と、書いてありました!
ヒャッホー  ヤッタァ!

あの、あの、あのサロン・ドトーヌの会員になるなんて・・・
夢のようです。
サロン・ドトーヌに絵を出品し始めてから8年入選し続け
その努力が実を結んだ、という事でしょうか。
プロフィールに「サロン・ドトーヌ会員」と書ける光栄をしっかり受け止めて
これからも制作に励んでゆこうと思います。


「サロン・ドトーヌは、1903年、百貨店「サマテリーヌ」の建築家フランツ・ジョルダンを
筆頭に、マチス、ルオー、マルケ、ボナール、カモアン、フリエス、、ヴィヤールらによって
創立されました。これは春の展覧会としてすでに知られていた”ル・サロン”の
ソシエテ・デ・ザルチスト・フランセ及びサロン・ド・ラ・ソシエテ・ナショナル・デボザール
の保守性に抗する気運が高まり、形にしたものであり、ルノワールやドン、カリエール等
の大家や、ロジェ・マルクス、ユイスマンス、ヴェルバーレン、等の文筆家らの心を動かし
支援を得るまでになりました。さらに数年遅れてドラン、ヴラマンク、ヴァン・ドンゲン、
ブラックらが参加。実力派の活躍が広く知られている世界的人気のサロンです。
サロン・ドトーヌ会員の有名な日本人画家は、藤田嗣治、東郷青児、佐伯祐三など。」





「サロン・ドトーヌ 2019」展覧会報告

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昨年10月にパリ、シャンゼリゼ通りで開催された「サロン・ドトーヌ」の
展覧会報告です。

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サロン・ドトーヌは世界中から集まった具象、抽象、写真、立体、ミクストメディア、
環境アート、デッサン、版画、建築、デジタル部門、の年に一度の祭典、
厳正な審査を通過した800点超の作品がシャンゼリゼ=クレマンソー駅から
コンコルド駅まで伸びる広大なパビリオンで多様な個性を開花さた。
具現化された現代アートの多様性、それと同時に構成力が生み出す厳格さと
色彩美の普遍性に来場者は思わず息を呑んだ。
展示ブースの其処此処では、経験豊かな重鎮作家と若い有望作家が、国籍、
年代を問わず、世界共通のテーマである「芸術」について尽きることなく議論し、
フランスの誇る「サロン」文化の健在を象徴する様子が会期を通して見られた。

以上はJIAS(日本国際美術家協会)の展覧会報告より一部、掲載させて頂きました。


今展に出品したのは「嘘を孕んだ真実」です。
サロン・ドトーヌも今年で8年目となります。
こうして毎年、この展覧会に出品出来ますことを光栄に思い、サロン・ドトーヌ審査の皆さま、
JIASの皆様に心より感謝いたします。

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「嘘を孕んだ真実」 ミクストメディア(和紙、墨、アクリル) 30F


最後にドトーヌ絵画部門長より日本作品についてコメントを寄せてくださいましたので
載せさせて頂きます。

「今年も多くの質の高い作品が本サロンに参加してくれた。
日本作品は美しいだけでなく、ディティールへのきめ細かさで際立っている。
仕事への誇り、職人的な忠誠、それが日本的精神性、揺るぎないアイデンティティの
1つであると感じる」 サロン・ドトーヌ絵画部門長 ルフォール・ティエリ


サロン・ドトーヌ2020 始動

何とブログを書くのは2ヶ月ぶりなことに、自分でビックリしています。
その間に2019年から2020年になっていました(笑)

今年も宜しくお願いいたします。

昨年10月、パリで開催された「サロン・ドトーヌ」の展覧会報告も届いておりますが
シャンゼリゼ大通りで澄み渡る秋空の下、盛大に開催された模様。
ご報告はまた、後ほど。

さて、月日はあっという間に過ぎ、今年もこの季節になりました。
サロン・ドトーヌ用の作品の審査が始まります。
現在、出品に向けて準備を進めております。

今回の作品はこちら
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「アンコンシャス・バイアス」 縦91×横72.5㎝ ミクストメディア(墨、アクリル、和紙)

日本語で言えば 「無意識の偏見」
自分はかなり偏った考えや偏見のない方だと思っていましたが、ある事があって
自分の思い込みの激しさに愕然とした、その時の気持ちを表したものです。

歳をとると、自分でも気づかないうちに偏った見方をしているものですね。
頭を柔軟にするにはどうしたらいいのかしら・・・?
只今、模索中。
とりあえず、この絵を見たら、そのことを思い出すようにしましょう。



*絵の著作は江田 朋百香にございます。
無断掲載、転用は固くお断りいたします。