小作品

展覧会というと、どうしても会場の広さ、天井の高さなどから
ある程度、大きな作品を描くことになります。
ところが家に飾るとなると、大きな絵はちょっと圧迫感が
あったり主張し過ぎたり。

リビングにちょうど良い大きさの絵が欲しい、と思ったことから
小作品を描き始めました。


金のわらしべ
ダイニングテーブルの横の壁に飾った作品

すると・・・大きな絵を描く時とは違う感覚、というのか
優しさとか繊細さみたいなものが出てきて、実は新鮮な気持ちに
なって結構、気に入っているのです。

和紙に墨というのは変わりないのですが、表現の仕方が変わると
また違った墨の表情が見えます。和のテイストだけど、ちょっと
モダンさもあり、現代のリビングや寝室に合う絵を目指しています。


金のわらしべ3

これは「金のわらしべ」という作品。金の線が光の当たり方でハッキリ見えたり
見えなかったりする所が気に入ってます。
題名も縁起が良いでしょ?(笑)

少しづつ描きためていって、ある程度の数になったら個展をしようか
と考えています。


*絵の著作は朋百香にございます。無断転写、掲載は固くお断りいたします。


Activate

「人々のちからにある底ちからのようなものが上昇中です。
 深く長く考えてみるとあるいは深く感じていることは何か。
 続けてきた続いてきたことは何か。
 その質量についてどれだけそのことにエネルギーを使ってきたか?」

スターポエッツギャラリー、今村仁美さんのブログに書かれていたこの言葉に
心が疼きました。

私は絵を描くことに、いったいどれだけの情熱とエネルギーをそそいで
きたろうか?

2足も3足もワラジを履いていることで、それを逃げに使ってこなかったか?

私が本当にやりたい事は何か?

立ち止まって・・・深呼吸をして、静かに静かに自分の奥底に降り立ち、
光が降り注ぐのを感じる時。

良い事も困難な事も すべてがそこへ向かう為のプロローグではなかったろうか?

新しいことが始まる予感。

「春の心が歌うように
 生命の香り立つ新しい季節がやってきます。
 ときめくことは命を新しく浄化します。細胞をスムーズにアクティベイトします。
 光のプラグのような繊細なタッチが体の様々なラインに繋がり合います。
 そうすると体が楽になります。   (今村仁美)」

軽くなろう、軽くなりたい。
上昇気流に乗って雲の上へ。
光と繋がって真実の己の姿を紙にうつそう。

とうとう62歳。いやいやまだ62歳。遅いも早いもない。
魂年齢はまだまだ若い。
「今が一番 最高の時」そう思って新たな気持ちで筆を持とう。

Activete2.jpg
新作「Activate」 縦107.5㎝×横78㎝(和紙、墨、アクリル)


*絵の著作は朋百香にございます。無断転写、掲載は固くお断りいたします。


お知らせ

ホームページのGalleryのページに「京都タロット」大アルカナ22枚
(上から4番目)を加えました。
右側の小さな窓(絵)をクリックすると、中央にカード絵と簡単な
カードの持つ意味が出てきます。
今後「数カードのエース」「人物カード」なども追加してゆく
予定です。
ご興味のある方は、どうぞご覧くださいませ。

ホームページのギャラリー


秋のパリ便り

本年12月9日から11日まで、パリ マレ地区に位置するエスパス・コミンヌ
とヴォージュ広場にあるギャラリー・デュ・マレの2会場にて「パリ国際サロン」
が開催されます。今年は第30回記念展ということでパリ美術雑誌をはじめ、
フランス雑誌、インターネットサイト、fecebookでも幅広く告知されます。

こちらは、フランス国内で歴史と定評のある美術誌「UNIVERS DES ARTS
(2016年10-11月号)」に掲載された今展の記事です。

ユニバースセザート雑誌

ユニバースデザート掲載記事

「パリ国際サロン第30回記念展」
パリ国際サロンは1985年にフランス人と日本人によって誕生した。
初代会長を努めたのは、テイラー財団会長で画家のポール・アンビーユ氏である。
2010年、アンビーユ氏が亡くなって以降は画家ジャン・マリ・ザッキ氏が
会長に就任、30年に渡る当サロンを引率している。

今回の30周年記念展では、1人の作家が複数点を紹介するミニ個展スタイル、
厚さ3mm以内の平面作品のみに特化したドローイング・デッサン部門など、
特殊かつ様々な技法とインスピレーションで表現された200点近い日本人作家
による作品が展観される。
会場は2011年以来タッグを組む、マレ地区に位置するエスパス・コミンヌと
ヴォージュ広場にあるギャラリー・デュ・マレの2会場。
コレクターや芸術愛好家達は、作家たちの誠実な仕事を通して”日出ずる国”の
伝統とエスプリを再び見出せるであろう。
出品者の中には、すでにル・サロンやサロン・ドトーヌで活躍している作家達
も存在する。

日本人作家による代表団も出席のもと、各会場でベルニサージュも開催される。
今回も我々日仏間での文化芸術的な交流として発展してゆく懇親なることを
確信している。          パトリス・ドゥ・ペリエール(同誌編集長)



今回、私はこの記念すべき展覧会のミニ個展部門に「春雷」「葛藤」「element」の
3点を出品致します。



個展部門、パンフ
ミニ個展部門のパンフレット

以下は作品にたいする寸評です(フランス語を訳したもの)

「朋百香
アクリル、水墨、そして時には柿渋を巧みに操りながら、朋百香は
「春雷」「葛藤」「element」という3点の抽象画を描いている。
彼女の作品を構成する色彩の描線は、まるで花火のようだ。
それは砕け散り、ある力強さを放射する。
それは我々が感じ、我々を沈考させるような力強さだ。
抽象画とは確かに、先入観やイメージの外にある概念を我々に想起
させるものだ。絵画とはなによりもまず、具象であれ抽象であれ
芸術愛好家たちにある種の感情や詩情を抱かせなくてはならない。
そして、この作家がこのアプローチに全霊を注いでいるのを我々は見る。
また、作品を感じ取るということは、作る者の意識層と見る者の意識層
に同時に委ねられるということを、このアーティストから教えられる。」


こんな風に見て頂けているとは、とても光栄だし嬉しいことです。
いつもは展覧会が終わってから寸評など届くのですが、さすが記念展と
いうことで、パリの盛り上がりがこちらにも伝わってきます。
遠く日本から展覧会の成功を祈るばかりです。



*2016年のサロン・ドトーヌは(10月12日から16日まで)盛況のうちに
 無事、終了しました。
 展覧会報告はホームページの info のページに記載しておりますので、
 ご興味のある方はどうぞご覧くださいませ。




絶対肯定

ひふみよいむなや〜

ひとつのはたらきからふたつのはたらきみっつのはたらきへと〜
三ツ鳥居スプレッドなるものの飛翔。
時空を越えた 現在過去未来のない世界!

プロセスが活性化され結晶化されていくまでの創造の暗夜。
このお二人の現代に生きる女性は、静かる淵にまで歩みを進め
互いにこの世の経験をたどりながら、一つのカードの象徴を模索し
感じ入り、範疇に懐に垣間みる精霊の動きを、掴んで息吹を与えた。

京都タロットに顕われる広大無辺の神秘のパズルは人々の背後に佇む
うねりのごとく遠い儚い夢のように現れては消える。

そんな人間の瞬きの瞬間に、神秘の知恵が降りてくる時、サイキに眠る
断片が合わさる時、意識化された文脈としての龍脈は美しくたおやかな
気配を保ちながら、その人自身の眠れる領域へと踏み込んでいく。

京都タロットにおいては すべてが新しく古く、古来からの情熱が
たゆまぬ先人たちの祈りによって生かされるもののあはれを知る者の
心の扉を叩く。

(スターポエッツ・ギャラリー、今村仁美のブログより)



何とも素敵な文章だったので 私のブログにも掲載させて頂きました。
そうなんです、今までのタロットでは最初にひく3枚のカードを
過去、現在、未来と解釈していましたが、京都タロットではそこに囚われず
17番の「ハタ」に描かれた三ツ鳥居からインスピレーションを得たミケさんが
三ツ鳥居スプレッドなるものを編み出しました(今回の会期中にです!)
そこには 今が集約されています。
なぜって今と言ってるそばから、それは過去になるし、未来と言っているものも
今になってしまうから。
私達には「今」しかないのですねぇ。

それを踏まえた上で、カードは「私」に語りかけてくれます。
その絵は神様であったり、神話の1シーンであるかもしれませんが、そこから
私たちは「今の私」の悩みであったり、質問であったり、アドバイスを
導きだすのです。

京都タロットは「絶対肯定」のカードなので(これも凄いですよね)
「あ〜、こんなカードひいちゃった!」と言うのはありません。
死神のカードでさえ、それは「死」ではなく「変容」と捉えます。
このカードでは それは「拾参・イド」と表されます。

「イド」のカード
「拾参、イド」のカード(西洋タロットでは「死神」)

「怖れと共に井戸の深みに降りよ。本当に死ぬものは何か?それでも
死なないものは何か?」(ミケさんのこの文章好きなんです。)
それは「あなた」の古い固定観念の死を意味するのかもしれません。
意識の死を見取って、新しい生へと変容するのかもしれない。


こんなふうにカードを読み解いてゆくのは楽しいですが、やっぱり練習が
必要だと思いました。
と、言う訳でただいま、私はカードと仲良くなり、質問の仕方や解釈の
仕方を勉強中。と言っても遊びながらですけどね。

現在「京都タロット」はまだ発売されていません。
「どこで買えるのですか?」
「販売されたら、教えてください。」
と嬉しいお言葉を頂いておりますが、今回の展覧会がまずは初めての
お披露目会、プレゼンテーションでした。

11月11日のオープンゲートをくぐって、まずは第一歩を踏み出した
ところです。
「京都タロット」に関わった私たち全員 皆様に使って頂けるカードを
作るべく努力してまいります。

・・・とは 優等生の言い方ですね。
本当は私たち 好きなことをやっているのです。
ミケさんも私もそして仁美さんも、好きなことをやり続けてきたのです。
そしてその結果が、今回の形になりました。
まだまだ好きなこと、夢を追いかけますよ。
人生、山あり谷あり。いろいろあるけど今が一番幸せ。
絶対肯定で生きましょう!

展覧会報告、長々とお付き合いくださり 本当にありがとうございました。

レゾネの1ページ



左側のカテゴリの所に「京都タロット宙のメサージュ」のリンクを貼り
ました。岩倉ミケさんの京タロのH.Pです。
カードの意味なども少しづつ解説されてます。
ご興味のある方はご覧ください。
京タロのこぼれ話などを綴った 京タロB面[社外秘] めっちゃ面白いです。


*絵の著作は朋百香にございます。無断転写、掲載は固くお断りいたします。