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第20回 日本・フランス現代美術世界展

今年もこの展覧会の時期となりました。

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日本・フランス現代美術世界展
会期:8月7日〜8月18日まで
場所:国立新美術館(東京・六本木) 3A展示室
時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)


年々暑くなるこの時期に、どうぞ見にきてくださいとはとてもとても
申せませんが、もしお近くにいらっしゃることがありましたら、
涼みに来てください。


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今年は左から「秘密の扉」、「不器用な心」の2点を出品いたしました。
これらは4月の個展に出した作品です。





美しすぎる人間たち

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以前テレビで観て、すご〜く興味のあったヨシダ ナギさんの写真展に
行ってまいりました。

一言で言うなら、素晴らしかった!
ヨシダ ナギさんは、簡単に言うなら世界の少数民族を撮るフォトグラファーです。
(って、考えただけでも簡単ではありませんよね)

人間ってこんなにも美しいものだったんですね〜。
人間と言っても、都会で暮らす私たちではなく、自然の中で土地のものを食べ
民族の誇りである衣装を身にまとい、ほとんど世界と混じることなく生きている人々の
ことです。

言葉で説明するより、見ていただくのが一番だと思うので、ここから写真を並べます。
会場は写真撮り放題でした。横浜まで来られない方の為に、頑張って撮りましたが
部族については、把握しきれてないので(間違うと失礼なので)分かるものだけ
記しました。


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スリ族:世界一おしゃれな少数民族と言われている。結婚式やご機嫌な日は草花で着飾る。

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アファール族:牛脂で白くしたアフロヘアが伝統的なスタイル。外国人はおろか、カメラも知らない
素朴な人々。

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トゥアレク族:青の部族と呼ばれる彼らはインディゴブルーを身に纏った遊牧民。
恥ずかしがり屋ゆえに、顔を隠しているそう。

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ヒンバ族:赤土を身にまとった彼女たちは「世界一美しい裸族」と呼ばれている。
自分たちの感情を表に出さない文化なのでコミニケーションはとても大変だったとか。

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ボロロ族:どの民族もそれぞれ美しいがヨシダ ナギさん曰く「ずば抜けて美しい!」と言うボロロ族。
イケメンはえてして性格が悪かったりするが、ボロロ族は驚くほど性格も良いのだとか。

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フリ族:通称ウィッグマンと呼ばれている彼らの大きな帽子は、実は自分の毛髪で作ったカツラ。

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アサロ族:特殊な土で作られたお面をかぶる、通称「マッドマン」 このお面はかなり重い。

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ヨシダ ナギさん、現地ではこのような姿で撮影をしたそうです。

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他にも素晴らしい写真がたくさん、ありましたがブログではこれが限度。
ご興味ある方は、ぜひ横浜そごうにいらしてください。

ヨシダ ナギ写真展 HEROES 2019
場所:そごう横浜店 8階=催会場
会期:7月2日(火)〜15日(月) 
開場時間:午前10時〜午後8時
入場料:一般・大学生500円 高校生以下無料




香と花と鼻煙壺

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この美しい小瓶たちは何?
それが知りたくて・・・
愛でるギャラリー祝の「香と花と鼻煙壺」展に行ってまいりました。

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祝子さんとツーショット

今回はいつもの愛でるギャラリー祝さんとは違った雰囲気です。
祝子さんがアレンジした花々と、以前にもご紹介したお香の今昔美未実
(こんじゃくみみみ)さんと鼻煙壺のコラボ展示です。

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私の作品「ともだち?」もいい感じで飾ってくださいました。

さて、問題の「鼻煙壺」です。

鼻煙壺 BIENKO 別名、スナッフボトル。
フランスのジャン・ニコ(ニコチンは彼の名前をもじってつけられた)が、フランスの王妃、
カトリーヌ・ド・メデシスに薬草として献上し、頭痛薬、気付け薬として使われ、これ以降
フランスの宮廷では嗅ぎタバコが流行しました。
その後、一般庶民にまで広がったのが17世紀。
ナポレオンやマリー・アントワネットなどは嗅ぎタバコの愛用者で上品なタバコの楽しみ方と
して上流社会に愛されました。
そして、新しい嗜好品として、中国の明の時代(1368〜1644)にイタリアから中国に伝わりました。
その目新しさと「百病を鎮める」薬効があると言われた嗅ぎタバコは、上流社会を中心に
中国でも大流行しました。
その後の清(1636〜1912)時代の極盛期を経て、携帯用の容器から芸術性を競うものへと
変化しました。
その素材も様々に分化し金銀錫の金属、玉や瑪瑙などの貴石、白磁など陶器やガラス、エナメル
象牙、等々ありとあらゆる素材がこの小さな壺に使用されました。
その中でも特に出来栄えの優れた作品は清の歴代皇帝の指示のもと、宮廷工房において制作
されたものが多く、これらは現在、清朝の代表的な美術工芸品として世界的に高く評価されて
います。(以上、説明書きより抜粋)

と、ちょっと説明が長くなりましたが、そういうものだったんですね〜この小瓶ちゃんたち。
初めて知りました。でも、もしかしたら昔の映画なんかで、気を失った貴婦人に小瓶を嗅がせて
気付かせる・・・なんてシーン、見たことあったかも。

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小さくて可愛い上に、1つ1つぜ〜んぶ違うんです。

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このコーナーは水辺のイメージということで、瓶の柄もカエルとか金魚とか

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色も形も素材も全て違うのでずーっと見ていても飽きないのです。

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これらは、あるコレクターさんが中国に行く度に、集められたそうですが、集めたくなる
気持ち、分かるな〜。

今昔さんの粉のお香というのもあって、その粉と壺のセットもありましたよ。
美しい花と良い香とエキゾチックな鼻煙壺に癒されて、なかなか立ち去りがたい展示で
ありました。

「香と花と鼻煙壺」展
2019年6月11日〜16日まで 11:00〜19:00まで(最終日は17:00まで)
MEDERU GALLERY SHU 愛でるギャラリー祝
千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ2F
tel 03-6550-8111
medelgalleryshu.com

優さんの「お箱」

茶箱に世界の布や日本の帯や着物地などを貼って美しい箱や
オットマン、スツールなどを作る作家、撫養 優さんの展示会に行って
まいりました。

今回は草木染めと織りの作家さんとのコラボ展示でしたが、優さんの作品に
スポットを当ててご紹介します。


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こちらは帯地を使ったオットマン。
茶箱ですから、蓋が開きます。中に物が入れられるのは嬉しいですね。

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こちらは同じ布から、オットマンと箱です。

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こちらは帯地から作った箱と、その上に乗っているのは、ティッシュケース。
このティッシュケース、エコなんです。箱入りでないティッシュを買ってきて、そのまま
山型(二つ折りにして)ポンッとこのケースに入れるんです。なるほど〜

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上の箱はウイリアム・モリスの布地で作ったもの。
蓋の上部に美しい青い鳥がいます。
下のはインド更紗。

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こちらも更紗柄のオットマン。私好み(笑)

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これはまた可愛らしい。おめでたい感じですね。

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緑が美しい帯地から作ったスツールです。

そしてこれ、何だと思います?

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蓋をあけると・・・

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京都タロットのアートピース版がちょうど入るお箱を優さんが考えてくれました。
直に入れるとカードが暴れるので、カードを包むお袱紗も作ってくださるそうです。
お袱紗の色は紫かな? 抹茶色かな? 美しいですね!


昔から箱というのは人々の暮らしの中で、実用品でもあり装飾品でもあり、多彩な用途で
生活に密着してきました。
東洋でも西洋でも、家のいたる所で箱は活躍してきたのですね。
箱を見るとワクワクしてしまうのは私だけでしょうか?



*展示会は終了しております。

「Double Vision」

フィリップさんの個展に行ってまいりました。
フィリップさんは「タロー・デ・パリ」の作者です。
タロー・デ・パリというのは、パリの街の彫刻などをデジタルで美しく
アート作品にしたタロットカードで岩倉ミケさんが、このカードを見て
「京都を舞台としたタロットカードを作ろう!」と思ったきっかけに
なったものです。

当時はタロットカードが何たるかも、あまりよく分かってなかった私ですが
「タロー・デ・パリ」をさっそく購入しました。
その独創性、神秘性にとても惹かれました。

確かどこかに10年余りの歳月をかけ・・・という文言を見て
「えー、そんなにかかったんだぁ〜」と驚いたのを覚えています。
まさか自分も同じ険しい坂道を登るとは、思いもしませんでしたが・・・。

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「Double Vision」 DM

私が「京都タロット」の原画展をした時、フィリップ夫妻(奥様は日本の方)が
来てくださった時には本当に感激しました。


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会場風景


今回、彼の個展に伺ってタロー・デ・パリとはまた違った作品たちを見られたことは
私にとって大きな励みになりました。


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78枚のタロットカードを作製することは「大変でした」という一言では言い表せないものが
あります。でもフィリップさんと目を合わせると同じ生みの苦しみを味わった者同士、
言葉のいらない共感が生まれて、ああ この人は分かっているんだなぁ・・・という
静かな安堵に包まれます。


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フィリップさんと墨作品の前にて


フィリップさんのことは何も知らないし、こうしてたまにお互いの個展でお目にかかる
くらいなのに、会うと何か繋がりを感じる・・・

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彼の作品の中に自分と同じもの、言葉で表せば「質」というのでしょうか
そんなものを感じることがあります。
国籍も性別も育った環境も全く違うのに、不思議ですね。

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今回もたくさんエネルギーとインスピレーションをいただきました。
アーティスト仲間といったら、フィリップさんに失礼なのかしら?
でも、こういう仲間の存在は本当に大きな力になるのです。


今回の「Double Vision」という個展名は彼がインドで授かったハカマという
名での作品、フィリップ・トーマスとしての作品、それぞれ全く違った多岐に及ぶ
スタイルを表すものです。
個展はすでに終了しています。