「髑髏城の七人」

行ってまいりました、劇団☆新幹線!
お友達のブログでいつも読んでいて、いつかは観てみたいと
思っていました。

髑髏状の七人
(すみません、パンフレットを写メしたのでちょっとお見苦しい)

「髑髏城の七人」Season鳥   作・中島かずき、演出・いのうえひでのり 
出演:阿部サダヲ、早乙女太一、森山未來、松雪泰子、清水葉月、梶原善、
池田成志、粟根まこと、福田転球、etc,etc

いや〜、面白かったです。客席が360度動くのです。
IHIステージアラウンド東京。演劇と遊園地のアトラクション
の融合みたいな。凄い演出、凄い舞台装置(と言うのか客席装置というのか)
でした。

しかし、大変なのは役者の皆さん。
360度、走り回っていました。
普通だったら一場面終わったら舞台の袖にはけるのですが、そのまま客席が動き
舞台が続くのでなかなかはけられない。(笑)
歌、踊り、殺陣、+ ランニング 、なるほどこれが新幹線の名前の由来ですね。

阿部サダヲさん、好きな俳優さんです。「捨之介」ピッタリな役でした。
早乙女太一さん、さすが殺陣は美しかった。
森山未來さんがこういう役をやるのは意外だったな〜。
同じ「髑髏城の七人」でも前の「花」とは演出が全然違うらしいです。
さらに「風」「月」と続くのですね。
そっかー、花鳥風月なんだ。(今更気付く・笑)

会場のエントランス
エントランス風景、圧倒的に女性が多かった。


好奇心旺盛な私を満足させてくれた初新幹線でした。



さて、これからいらっしゃる方のために
食べ物と飲み物は持参した方が良いです。
小さなカフェもあるのですが、食べ物はサンドウィッチのみで
売り切れてしまうこともあるようです。
自販機はありません。(ゆりかもめ、市場前駅が一番近いです。
駅には自販機あります。銀座からのバスもあるみたい。)


玉手箱

皆さまは玉手箱というと何を連想されるでしょうか?
すぐに思い出すのは、浦島太郎が乙姫様から手渡されたあの玉手箱かしら?

先日、こんな展覧会に行ってまいりました。
玉手箱

平安時代以降、大切な手回り品を入れる箱として使われてきた手箱。
中に入れるものが大切なもの程、美しく飾られ また神への捧げものとしても
中心的な具であったようです。

今まであまり興味のなかった玉手箱ですが、考えてみると「京都タロット」の
中でも玉手箱を描いているのです。
そう、冒頭に書いた浦島太郎です。

浦島太郎
人物カード「勾玉の帝」

そして、もう1つ「タマ」というカードがありますが、この絵の元となったのも
山幸彦・海幸彦神話。
その地に「玉手箱」として残る「松梅蒔絵手箱(まつうめまきえてばこ)」と
いうものも展示してありました。
この神話でも霊力のある玉「シオミツタマ」と「シオフルタマ」が出てきます。

タマ
「拾四・タマ」

[「タマ」という響きは魂、霊力を連想させる。
 人生を変容に導くタマ。「女性と霊力」をタマは象徴している。
 女性の愛を勝ちとることは、霊力を授かることと同義であり、人生に変容を
 もたらす恋の力は水晶玉をまさに今、渡されようとする、この瞬間の女性の
 姿そのものにある。
 男女間をはじめ、すべてのパートナーシップ、人間関係を本当に大切にする
 ことが、いかに人生に変容をもたらすものであるかを知っていく。]
 (「京都タロット」より一部抜粋、岩倉ミケさん記)

なる程「玉手箱」、玉なる手箱が私達に、美しさと同時にこの蓋を開けたら
どうなるんだろう? 何が入っているんだろう? というワクワク感、ドキドキ感を与えるのは
神話から繋がる長い歴史があってのことかもしれません。

ちょっと怖い、でも開けてみたい!と思うのは人の性。
私だったら目の前に玉手箱があったら、絶対開けちゃいますね〜(笑)

玉手箱2

さてこの展覧会、金蒔絵の華麗な技法やデザインの素晴らしさ、調度類の
繊細さなど、昔の人のその素晴らしい感性に改めて感心してしまいました。
箱の角をとったその何とも言えない柔らかな形にも魅了されます。

中には「京都タロット」を入れるのに、ちょうど良い大きさのものも・・・
ああ、そんな手箱にこのタロットが入っていたら、もう完璧ではないか
・・・と妄想にふけってしまう午後のひと時でありました。


玉手箱3
手箱とその中に入っていた化粧道具
雅な方が使っていたのでしょうか、櫛の歯の細かい事と言ったら





團菊祭五月大歌舞伎

前日の暑さが嘘のような、朝から雨模様の涼しい日に
團菊祭に行ってまいりました。
久しぶりの歌舞伎、Y子さんがとっても良いお席を取ってくださって
何と前から4番目。
役者さんの息使いまで聞こえてくるこんな前のお席は初めてでした。
お陰でお顔の表情から着物の細かい柄ゆきまでよ〜く見えました。感謝。

演目は
一、梶原平三誉石切
二、吉野山
三、魚屋宗五郎

一、二は華やかで様式美の極み。三は世話物ですが、お爺ちゃまの菊五郎さんと
孫の眞秀君の共演が見もの。
初お目見得の眞秀君の一挙手一投足に客席からは暖かい笑いやら拍手が送られていました。
私も孫と同じ歳なので、上手くセリフが言えるかどうか、ハラハラドキドキ。
ほんの少しの出番でも、子役は観客の心を全部さらってしまいますねぇ。

幕間にお見かけした純子ばあばとシノブママはあちら、こちらのご贔屓さんに
ご挨拶。梨園の奥様は大変だなぁ、と今更ながら感心してしまいます。

歌舞伎座5月の3人
ご一緒したY子さんとR子さんと3人で
3人共、白っぽい小紋で何となくトーンが同じでした。

R子さん、Y子さん、お太鼓
Y子さんは、音羽屋さんに因んで大輪の菊の帯。
R子さんも菊の小花のような小紋に帯には帆船の柄が。


この日の私は何の因みものもなく
更紗小紋に勝山帯前
更紗の小紋に勝山健史さんの宝飾紋の名古屋帯。
帯揚げは薄紫、帯締めは金糸の入った白。

え?雨なのに・・・と、お思いでしょうが、これがあるから大丈夫。
更紗小紋に英雨コート
英さんの雨コート。

更紗の小紋に勝山帯
お太鼓

前日まで単衣だったのに、まさか袷に戻るとは・・・。
雨コートを着てもちょうど良いくらいの涼しさでした。
でも一日違いでこの気温の変動、何を着るか悩みます。
前の日の夜は単衣だったらこれ、袷だったらこれ、と両方用意してました。

気温とお天気には、ちょっと悩まされましたが、音羽屋さんのお芝居は
口跡がいいわね〜とは、皆さんの共通意見。
満足度大で帰途につきました。

Black Magic な夜

サンタナのコンサートに行ってまいりました。
サンタナと言えば私達世代には懐かしいですね。
60年代、ラテンロックバンドとして一世を風靡しました。

当時、友達が「ビートルズ!ビートルズ!」と騒ぐ中、私は変わり者(?)
だったのでセルジオ・メンデスとかサンタナの方が好きでした。
(渋い高校生だったのか、単なるラテン好きか?)

サンタナ写真
カルロス サンタナ(Getty imagesより)

サンタナおじさん、御歳69歳お元気でしたねぇ。
約2時間、ほとんど出ずっぱり、ギター弾きっぱなし。
そのお姿を生で拝見出来て嬉しかった。

観客も昔の若者がほとんど。皆さん、あの青春時代を束の間、味わいに
いらしたのでしょう。
音楽とは不思議なもので一瞬にして当時に戻りますから。

会場風景
会場の様子。
昔のディスコ(死語?)を思い出す、この照明(笑)

サンタナはアメリカ、北朝鮮、中国、ロシアの国名をあげて「愛と平和」
のメッセージを送りました。
会場には外国の方もチラホラみえましたが、音楽には国境はなくどこの国の人でも
こうして1つになれるのになぁ・・・と、しみじみ感じました。
平和がいい、今こうしていられる平和がいい。
皆んながそう思っている筈なのに・・・。


日本では「Black Magic Woman」や「哀愁のヨーロッパ」が有名ですが、
ここ数年若い歌手とのコラボにも精力的なサンタナおじさん、ここでは
Rob Thomas と共演したLive の「Smooth」を貼りました。




ノリノリでサンタナおじさんから、いっぱい元気をもらった2時間でした。
Love & Peace!





春ですが「彼岸花」

山本富士子トークショーと「彼岸花」上映、というイベントに
行ってまいりました。
「彼岸花」と言えば、小津安二郎監督の懐かしい昭和の香り溢れる
映画です。

小津監督作品とくれば、染織家・浦野理一さん。
浦野さんは当時、小津映画の着物担当として活躍。
文豪や女優さんなど、数多くの文化人に愛用されていて一般の人には
なかなか手に入らない希少な染織だったようです。

彼岸花、チラシ

その浦野さんのきものや帯が見たい!というのもこれに参加した大きな
理由の1つです。

山本富士子、田中絹代、有馬稲子、久我美子、浪花千恵子、出演した女優さんの
きものは、すべて浦野理一のもの。
堪能しました。
小津作品初めてのカラーとなったこの記念すべき映画で、監督はきものの
裾回しや帯、部屋の隅に置かれたケトルなどで「赤」を効果的に使われていて
そこに「生命力」みたいなものを強く感じました。
戦後の焼け野原から復興して日本がどんどん成長していった時代ですものね。
監督自身も「赤は命の色」とおっしゃって、大好きな色だったそうです。

赤と一言に言っても山本富士子さん(当時26歳)は若いハツラツとした赤、
田中絹代さんはちょっと押さえた茶系の赤と、それぞれ違うのですが、どれも
とても印象に残りました。
監督も初めてのカラー作品という事で、きっと色には拘られたんでしょうねぇ。

藍染めのきものの裾がひるがえって見えるハッとするような赤はたまりません。
しかもそれを着ているのが山本富士子さん、絶世の美女ですから、おばさんは
もうため息しかでませんでしたよ。

今回はきものに特化して感想を書きましたが、映画ももちろん良かったです。
お父さん役の佐分利信さんも頑固な昭和の父を好演してらしたし、懐かしい
笠智衆さんのお姿も・・・。
書き出したらキリがないので、ご興味ある方はぜひ映画を観てください。
御歳85歳、ますますお元気な山本富士子さんのトークについては、またの機会に。


この日のきものは
桜大島、グレイッシュなピンク帯
桜の大島に上原美智子さんの透かし吉野織り帯。
帯揚げは黄緑、帯締めは薄い水色です。

桜大島、八木羽織
羽織りはグレーの小紋地。
羽織紐は和小物・sakurako

桜大島に吉野帯
お太鼓