着付け教室の成果はいかに?

あれから初めてです。
あれからと言うのは、小林着付け教室からの事です。
早く練習しなくては、と思いつつも時間がとれず。
その日、急遽近くの街まで行く用事が出来、別にきもので行く
必要もなかったのですが、ここで着ないとまた着ないまま日々が
過ぎていってしまうと慌てて仕度をしました。

前日から用意していた訳ではないので、きものも帯も簞笥からスッと
出し易いもので。

小杉行き2
黒の大島に大月俊幸氏の綾織りの名古屋帯
帯揚げは浅黄色、帯締めは御召御納戸色。
帯飾り、sakurako さんの蜘蛛さん。

長襦袢は教えて頂いたとおりに着れました。
それだけでも、襟元すっきりで、気持ち良かったです。
着物はもう少し、伸縮包帯を付ける場所が下の方が良かったかも。
やっぱりいろいろやってみないと、これも慣れですね。

時間がなくて、練習というにはあまり考える暇がなく、こうだったか?
ああだったか?と思いながらもザックリだったので、自分的には70点
くらいかな。

でも、裾さばきが良くて歩きやすかったのです。
それは、裾除けを胸の所迄上げているから。
これもビックリの小林マジックでした。
この方が胸元がキレイになるんです。
つまりお風呂から出てバスタオルを巻くでしょ? アレ状態です(笑)
裾除けをこんな風に使うとは思いもしなかった。
そりゃ足さばきが良い訳だ。膝から下は襦袢ときものだけなんだから。
え?寒くないかって? まだ平気ですね。
真冬になったら膝下ストッキングでも履きますか。

小杉行き3
昼間は暖かかったのですが、夕方になるとやっぱり風が冷たいので
羽織りは必要です。
羽織り、英さん。羽織紐、sakurako さん。


小林先生は補正にお腹にタオルなど巻きませんが(タオルをお腹に巻くのは
森田流です)私の場合、タオルを巻いた方がいいかもと思いました。
それに慣れているというのもあるのですが、帯と身体の間にワンクッション
ある方が好きかな・・・。
まあ、この辺はいろいろ試してみた方が良いと思いました。きものによっても
違うかもしれませんし。
お友達のK子さんは3人の先生の「いいとこ取り」と言っていました。
そうです。あくまでも自分に一番合った着方、それを模索するしかありません。
習うより慣れろ、という言葉がありますが本当にそうですね。
自分の身体と相談しながら、地道に日々努力です。

小杉行き1
お太鼓







着方は生き方に通ず

先日、長平庵で「小林着付け教室」をいたしました。

小林先生
着物スタイリスト、小林布未子先生
ご覧ください、先生のこの「自由」な着方
もはや携帯までもが帯飾り!
帯揚げに見えているのは「その辺にあった布」なのだとか。

とかく着付け教室などで着方を習うと皆さん、判で押したように右に
習えしますが、一人一人骨格も体型も雰囲気も違う。

先生曰く「お教室どおりにすることは、ないんです」
「自分がどう着たいか?、どう見せたいか?」

ガツンときましたねぇ、このお言葉。
私には「自分がどう生きたいか?」と言われたように聞こえました。


小林着付けグッズ
特別なものは何も使いません。
先生が100均で買ってきてくださった「滑り止め」や「伸縮包帯」
「厚紙」「クリップ」など。

そうだ! きものだって自分の着たい様に着ればいいんだ。
六十路を過ぎてやっと、それに気付くなんて(ていうか、今迄考えたことも
なかった・笑)
いえいえ、まだまだ遅くはありません。
ここで出会ったが私のタイミング。
小林メソッドをよーく咀嚼し、自分なりに消化してゆけば良いのだ。


お端折の始末、小林先生
見よ、この驚きの胸元スッキリ!
小林方式で着るとまるで、襦袢もきものもストレッチになったみたいに
身体にフィットします。写真はお端折の始末をする先生の図。

この日は生まれて初めての「銀座結び」に
銀座結び

皆様から「新鮮!」と言われました。
この日は万筋の江戸小紋を着ていたのですが、江戸小紋は「男」ですよね、
もともと武家の裃からきているのですから。
帯に多少の女色も入っているのですが綾織りでカチッとした感じ。
陰陽のバランスを考えて、銀座結びにして女らしさを出した訳です。
こういうバランスも大事だとおしゃっていました。

使った紐はきものの打ち合わせの1本だけ。
身体に余計な負担はかけません。なのに着崩れない。
まさにマジックです。

なにより凄いのは先生のパワー!
私よりお姉様なんですが、約3時間立ちっぱなし、話しっぱなし。
お疲れのご様子もなく。
これの前に1つ着付け教室をやってらしたそうですから、もう何も
言えません。先生、そのパワーの秘訣、教えてください。

気さくでチャーミングな小林先生、すっかりファンになりました。


小林先生、絵美さん、私
左からライターの絵美さん、先生、私

美保子さん、先生、岡田さん
染織家の吉田美保子さん、先生、イラストレーターの岡田知子さん

皆様、お越し頂いた時よりもぐっとバージョンアップ。
きっとそれぞれこれから取り入れるところ、自分流のところ、試行錯誤
なさってご自分のものにしてゆく事でしょう。

先生、ありがとうございました。
皆様、ありがとうございました。


皆様の感想はそれぞれのブログで

絵美さんブログ「えみごのみ」


岡田知子さんブログ「丘の上から通信」


吉田美保子のsome ori ノート」



コプトの霊獣

もう10年以上も前のことですが、清野恵里子さんのご本、
「きもの熱」の中にコプトの文様という章があり、その初めて
耳にする「コプト」という言葉が妙にインプットされてしまい
龍村平蔵作「埃及綴霊獣園文(エジプトツヅレレイジュウエンモン)」
という不思議な獣の文様の帯と共に頭の引き出しに仕舞いこまれた
のです。

それから数年経ち「私のコプトの霊獣」と出会ったのは、ネットの
マルシェでした。

コプトの霊獣、帯

「あ、これだ!」折しも何かのイベントの最中でお利口なお値段で登場して
いた「その子」を手に入れない訳にはいきません。
「これもご縁よね」
一瞬のうちに頭の引き出しから飛び出てきた「コプト」とその「コプトの帯」
は合致して思わずポチッ!

そんな風に手に入れた帯なのに長らく出番を得ず、霊獣たちは簞笥でお休み
していたのであります。

やっと日の目を見たのは、婿どののお母様の踊りの発表会。
グレーの付下げに合わせて締めました。


コプト帯、帯前
帯揚げは金茶、帯締めはブルーグレー。
帯飾りはsakurako 作「蜘蛛」さん。

開き名古屋仕立てなので、普通に紬にも合わせられますが、
インパクトのある柄なので付下げにも負けません。


お太鼓
お太鼓


志賀ママ踊りの会、○子ちゃんと
こんなふうに孫がべったり引っ付いても、英さんのきものなら汚れを
気にすることはありません。

付下げ、裾模様
付下げ、裾模様。

持ってて良かった英の付下げ、やっと締められて良かった「コプトの
霊獣」帯。



*「コプト」の語源は古エジプト語まで遡る。元はメンフィスの別称。
 「ヘト・カ・プタハ」(プタハの精霊の館)に由来する。後にギリシャ人が
  これを「アイギュスト」とギリシャ語読みし、それがエジプト全土を指す
  言葉となった。さらにエジプトを征服したアラブ軍はそれをアラブ化して
 「キプト」と発音。これが後にヨーロッパ人の間で「コプト」と呼ばれる
  ようになった。(ウィキペディアより)





客観的に自分をみる

少し前の話ですが受賞のインタビューを受けた時に「お写真も
ぜひ」と言われ、手持ちのスナップでもいいかな、と思ったの
ですが、いや待てよ一応 JIAS(日本国際美術家協会)のサイトの
「大賞受賞インタビュー」に載るのに、いかにも素人っぽい
写真もなんだかなーと思ったわたくし。
フォトグラファー、武藤奈緒美さんにお願いしました。

武藤さんはご自分もきものを着るので、ちょっとした袖の位置とか
襟元なども直してくれて安心です。

この写真を撮った頃はまだ暑いくらいだったので単衣のきもので。

     壷を手に笑う
     白鷹織りのきものにコシノジュンコ帯

武藤さんは自然光を大切にしてらっしゃるので、光が柔らかい感じで
そのせいか表情も柔らかく見えます。
やっぱりプロは違うな〜。

      _立ち姿
      同じく白鷹織りのきものに田中御大の帯

自分を(外見も内面も)客観的にみるというのは難しいです。
鏡に映る時は、正面から見ますしだいたい「いい顔」して見る(笑)
なかなか自分の横顔や「本当の顔」は見れないですね。
今回は横顔や斜め後ろから、とかいろいろ撮って頂いたので、参考に
なりました。例えば、自分では笑っているつもりでも意外と口角が
上がっていなかったり。年齢と共に顔の筋力も衰えていくという
恐ろしい現実。
でも、下がってくるものはしょうがない。取りあえず、笑っていれば
何とかなる、という結論にいたりました。

      横向き
      横向きの方がマリオネットラインとか強調されて
      歳がでますね。


難しいのは自分の内面を冷静にみるという事です。
ある方に教わった方法は大きな金魚鉢の中に日々、右往左往している
自分や家族、友人とかが見えます。もう1人の私が金魚鉢の外から
それをじっと見る姿を想像します。
いわゆる俯瞰するという事でしょうか。
このイメージを頭にえがくと不思議と冷静に自分のことが見られるように
なります。
ああ、あんなことで取り乱してるな〜、こんなことで腹が立つんだ、と。

こうして客観的に見る練習をしてゆけば、いつかもっと冷静に、老いてゆく
外見も落ちてゆく体力も、すべてを穏やかに受け止められる様になるのでは
ないかと期待しているのですが・・・。
まだまだ、ジタバタする私がいます。


私が一番好きな写真はこれです。

後ろ姿

後ろ姿というのは、いろいろな事を物語りますねぇ。




武藤さんのリニューアルしたサイトは私の古いP.Cでは
開けませんでした。サイト名は「むーちょで候」です。
検索してみてください。
ということで、ここにはブログ「むーちょ写真日記」を
載せます。

武藤奈緒美さん・ブログ





お友達のリクエストに答えて

お友達のブログに彼女の若かりし頃のお茶のお稽古をする姿があり、
ああ、そう言えば私もこんな写真あったなぁ、と。

二十歳の頃だと思います。
これはお稽古ではなく、本式のお茶会。

お茶会1

宗匠がすぐ側でじーっと手元を見るので、緊張感半端無く、固まっている
私の顔(笑)

お茶会2

しかもお客様のこの顔ぶれを見てください。
皆様、この道何十年のベテランの方ばかり。
さぞや怖かったろうな〜、私。

でもこの時のこと、全然記憶にないんですけどね。

ところで、昔のアルバム見ていたら、こんなものもありました。

小学校卒業式

私の小学校の卒業式の父兄の集合写真です。
なんと、ほとんどの母親は着物に黒紋付の羽織り姿。
今から50年前はこんなだったんですねぇ。