ネイチャーワールド

咲かない、咲かない・・・と、気をもんでいた
ヘブンリーブルーが、やっと咲いてくれた。


ヘブン1
直径7センチくらいの大輪の花。


調べてみると、ヘブンリーブルー(西洋朝顔)は、種の撒き時は
5,6月で、花は8月終わりから咲き始め、暖かければ11月まで
咲き続けるのだそうだから、日本の朝顔とはちょっと違うのだ。
今、グングン蔓が伸びて蕾みもたくさん付いているので、
これからが本番というところだろうか。
それにしても、もう10月だからやっぱり少し、遅い。


由紀子さんからのH
こちらは友人のY子さんから頂いた種を撒いたもの。
直径3センチくらいのミニヘブン。


こぼれ種で咲くミニヘブン
そして、これはそのミニヘブンの去年のこぼれ種が
こんな所まで飛んで咲いた。
実はこれ、門の外の隙間から生えている。
生命力の強さにビックリ。


「蜜蜂日記」を楽しみにしてくださる方に、ここで残念な
お知らせをしなくてはならない。


日本蜜蜂の巣箱がスズメバチに襲われてしまったのだ。

スズメバチにとってミツバチの巣は、格好の餌場なのだそうで
餌場マークフェロモンを周囲の木などにこすりつけ、仲間を
呼び寄せ、数匹集まると、巣の前に陣取ってミツバチを
噛み殺す。わずかの時間で巣を全滅させ、その後中の幼虫や蛹を
数日かけて自分たちの巣に運び込んで、自分たちの幼虫の
餌とする。
現在のうちの状況は、まさに幼虫や蛹を運び出しているところ
だろうか・・・。

スズメバチがもっとも活発になるのは夏から秋にかけて。
つまり今だ。
先日も暑さに強い性質を持つスズメバチがこの猛暑で異常発生
しているとテレビで見たばかりだったが、まさかうちの
可愛いい日本蜜蜂達が襲われるとは・・・。
悲しい・・・・・・

今のところ、長平庵の床下や軒下の巣は無事な様子。
なんとかこちらの巣は残ってほしい。

ところで、蜂と言ってもミツバチと言われるものしか、蜜を
採取しない。スズメバチなどは自分は蜜を吸うが、それを
巣に持ち帰って溜めたりしない。
つまり、蓄えないので越冬出来ない。
今、獰猛に日本蜜蜂の巣を襲っているスズメバチ達も
この冬には皆、死んでしまうのだ。
女王蜂だけが一匹、樹のウロや土中で越冬し、翌春には
また卵を産み始め、新しい集団を作って活動する。

人間が嫌うスズメバチも、自分の巣を守る為に攻撃して
くるのであって、決して悪者ではない。
むしろ、民家近くに巣を作らざるをえなくなった、山や森を
追われた彼らにとっては人間こそ悪者ではないか・・・。

見るからに悪役の顔つきで、体の大きなスズメバチではあるが
その短い一生を思えば、これもまた哀れである。





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コメント

こんにちは。日本蜜蜂、残念でしたね…自然界で起こることはすべて必然があってのことなのでしょうけれど、どうも情が入ってしまいます。
今、幼虫のスズメバチは、来年の冬まで生きるのでしょうか。一年草ならぬ一年虫?ですが、ぎりぎりのところで命をつないでいくのですね。

よそのお宅のことながら気にかかっております。
でも、私たち人間のすぐ側でも、動物たち、虫たち、植物たちの
生存競争はいつだって熾烈ですよね。
もちろん共生も同時にたくさんあるのですけど・・・。
そういうのを観察するたびに、人間の営みも同じかもって思っちゃいます。
長平庵のニホンミツバチも生き残りをかけて正念場ですね。
ある意味、彼等と共生している朋百香さんの願いと努力もどうか実りますように!

絵美さま
そうなんです。自然界のことですから、人間は見守るしか
ないのですが・・・つい、うちの子達には手を出して
しまいました。「ネイチャーワールド・その2」をお楽しみに。
(笑)

tomokoさま
アハハ、もう蜂の母の気分です。
スズメバチが長平庵の巣の方にも飛んできまして、もう
気が気ではありません。(何回、見にいったか)
そこで、蜂の先生に相談して一計を・・・
フフフ、続きは「ネイチャーワールド・その2」で

ヘブンリーブルー、うちは全く蕾がつかず諦めて連休前にネットを外してから旅行に出かけました(T_T) ちっちゃい方はまだ咲いています。種がいっぱい採れそう。
ヘブンリーブルーの方は植えて一昨年、去年は10月~11月と楽しめたのですが、どうも虫にヤられたみたいで...ガッカリ(T ^ T)

朝顔でもこんなにヤキモキさせられるので、貴重な蜜蜂くんたちを見守ってらっしゃる朋百香さんのお気持ちお察しいたします。

この あお 今は盛りと咲き誇っているのを見かけます。
もう この季節のもの、と私なぞは認識しております。

どんな一計を、、、
ミツバチさんたち、どうぞ無事でありますように。

この時期になっても自然界のお約束通りに,凛と美しく咲いてくれる花たち、、、
嬉しくなりますね。ど根性ミニヘブンちゃん、頑張れー!です。
スズメバチは一匹飛んできただけでも、あの羽音にゾッとします。ニホンミツバチは、一体の身体は小さいものの、一致協力して敵を撃退するそうですから、どうぞ長平庵の蜂さんたちが無事でありますように。
続きを楽しみにしております。

yukikoさま
そうですか、こんなに強いヘブンリーブルーでも虫に
やられちゃうんですね。
本当に自然界というのは、過酷ですね。
お陰さまで、こぼれ種いっぱいで、あちこちから
ミニヘブンが顔を出してくれています。

風子さま
「あお」なだけに涼しくなってくると、ちょっと寒い
感じもしますが、でも美しい〜。
この透明感のある「青」というか「空色」というか、
うっとりと毎朝、しばし眺めております〜。

はいー、「一計」うまくいきました!
アップしますので、しばしお待ちを・・・

セージグリーンさま
ありがとうございます。本当に小さな体で日本蜜蜂、
絶えず侵入しようとする他の蜂に立ち向かっております。
巣を守ろうとする健気な姿に感動を覚えます。
こんなこと、あちこちで起きているのでしょうが、
ここに来たのが運のつき。私は完全に日本蜜蜂の応援
団長でございます。近寄る他蜂は許しませんわ(笑)
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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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