花織の袂に春は遠からず

やわらかものが苦手な私だが、お呼ばれで訪問着となると
なかなか 紬のきものという訳にもいかない。

ところが、出合ってしまったのだ。
花織でしかもぜんまい紬の糸が入った訪問着。
私の大好きな色、柄、ぼかし。
こういうのを作って!と言っても なかなかここまで希望を
叶えてくれるものはないだろう。

来週、友人の息子さんの結婚式に間に合うようにと急いで
仕立てて頂いたものが出来上がってきた。
こうして仕立てあがると なお花織の美しさが際立つ。
仕付糸を丁寧に取る喜び・・・。
大和撫子に生まれてよかったと、つくづく思う時間である。

こんな不思議なきものがある所と言えば、そう「やまもときもの工房」さん。

道中着の仮縫いに伺ったのに、まるで私を待っていたかのように
山本さんが奥から出してきたこのきもの。
だから山本さんに行く時には、いつもドキドキしてしまう。

どんな出合いがあるか 分からない。
おお、怖い・・・じゃなくて 嬉しい!(笑)

結婚式、パーティー、食事会、観劇・・と、なんでもござれの花織の
訪問着。きっと活躍してくれることでしょう。
出合いに感謝。


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これは、お袖の部分です。


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織りと柄の絶妙の組み合わせ。


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当日はこのきものに、シャンパンゴールドの
帯を合わせるつもり。
お祝いの気持ちを華やかに。





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コメント

おお~怖っ!
・・・もとい、おお~素敵っ♪
当日はお天気がいいといいですね。
何やら久米島の催しがあるらしいのをあちらのブログで拝見しましたが、
いま山本さんのところとご縁がなくて幸いかもですワタシ(笑)。

素敵すぎます

素敵すぎます。花織の地の色も、そこにそよぐ葉も。葉は色も素敵ですが、柄の散らばり方(?語彙が少なくてごめんなさい)がなんか、着物ごとそよいでいる感じです。どうして見つけられるのですか、と書こうとして気づきました。すいれん様、呼び寄せているのですね。

すてきぃ!

全身のお姿を拝見したい~!!っと悶々してしまいました。
しっとり落ち着いて上品で春らしく華やか・・・・ホント素敵です。

良いタイミングで探していた物に出会うというのは、着物ではなかなか難しいことなのではないでしょうか?
もしかして、引き運強いですか?

素晴らしいですね

すいれん様、
なんて美しい訪問着でしょう! 素敵ですねぇ。
すいれんさんにピッタリのお色、柄、雰囲気ですね。
これで御祝い事のお席には本当にぴったりです。
どうぞ素晴らしい結婚式になりますように。
山本さんの工房、訪問するのは ドキドキですね!

tomokoさま
私だってずーっとご無沙汰してたんですよ~。なのにたま~に
行くとこういう事になってしまうんですね・・・(笑)

オンブルパルフェさま
「呼び寄せてる」・・・初めて聞くコメントですが、そーかもしれません(笑)特に山本さんの場合、何度かそういう出合いがあったので、そーかもしれません・・・。
嬉しいような、怖いような・・・。

りらさま
アハハ、皆さんにそう言われます。
欲しいと思うものは、結構手に入ってしまう星の下に生まれてるかも・・・。嬉しいけど、お金もかかりますぅ・・・。

ルリ子さま
ありがとうございます。そうなんです、ドキドキですが、面白いものがあるのでつい・・・。お値段も東京の呉服屋さんに比べたら、ちょっとお安いのですよ~。そこがまた何とも・・・。
今度、ご一緒しましょう。

こんにちは! おおー、こちらですね、ウワサの訪問着。山本さんとこで実はお話を伺ってきたのですが、百聞は一見にしかずでホント、素晴らしいです。シャンパンゴールドの帯も大活躍ですね。
結婚式、主役の座を奪ってしまいませんように(笑)

絵美さま
アハハ、嬉しい事をおっしゃってくださること。でも大丈夫、せいぜいおばさんは「枯れ木も山の賑わい」ですから・・・。
それでもやはり、こういうお席はなお「きもの」ですね。
洋服より三割がた豪華になりますから(笑)
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プロフィール

朋百香(tomoko)

Author:朋百香(tomoko)
1955年埼玉県生まれ東京育ち。
幼少時から学生時代は、水彩、
油絵を学び、結婚後は子育てを
経てのち植物画に魅了され、
個展やグループ展にて発表。
イギリスのフィンドホーンへ
の旅をきっかけに自己の内的
プロセスを描写する、様々な
素材を用いた独自のミクスト
メディア作品制作に入る。
現在は和紙に墨、アクリルで
墨アートを表現している。
神奈川県在住。

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